みなさまこんにちは!大家好!道の駅阿蘇のAyakaです。
先週のブログで、阿蘇神社横にある門前町商店街で熊本地震語り部研修を実施したとお伝えしました。
商店街は今日も元気に活躍中!もちろん、阿蘇神社も楼門や神殿など、着々に復旧作業が進んでおります。
楼門は解体工事が終了し、現在は再建に向けて詳細な設計作業が行われているとのこと。
楼門跡の様子。現在は柱を支えていた石のみが残されています。
そ して、12月1日(土)には、毎月1日に執り行われる「月次祭」と併せて阿蘇神社の集会施設である「斎館(さいかん)」の復旧工事完了奉告祭が阿蘇神社で執り行われました。
少し遅くなりましたが、今日はこの奉告祭と斎館見学会の様子をレポート致します。
午前10時から始まる神事には、氏子や工事関係者、阿蘇市文化財保護委員などおよそ40名の方々が参列されていました。
祝詞のあとは、斎館前で「清祓(きよはらい)」。
その後、神楽の奉納。
神事終了後は、記念写真の撮影が行われました。
そして、いよいよ斎館の見学。
中に入ると新築の家同様の木のいい香りがします。
壁は鮮やかな緑色。実は、昭和3年に建てられた当時の色を再現しているそうです。
当時はさぞハイカラな建物だったんでしょう!
これまでは土壁だったようですが、今回は壁内に筋交を設けて耐震補強されています。
また、瓦屋根から建設当時の銅板にふき替えたそうです。
このように、もともとの骨組みを活かし、建設当時のものを再現。しかし、見えないところで施工業者の職人技が活かされています。
柱もなるべく元の木材を活かし、悪くなっていた部分は自然なかたちで接ぎ木してあります。
ただ、これまで畳の部屋だった2部屋は、会議などができる部屋にチェンジ!
そして、一通り見学したところで阿蘇神社神職や施工業者から詳しい説明が行われました。
斎館は、昭和3年に建てられて以来、神職と氏子が会議を行ったり、参拝者を招いたりと集会施設として利用されてきました。
また、近代和風建築の様式を残す貴重な建造物として高い評価を得ており、文化財登録の声も出ていたそうです。
しかし、熊本地震では、大きな被害を受けてしまいました。
復旧までの期間は、氏子さん方と会議をする場所がなく、大変不便だったそうです。
斎館は、阿蘇神社南側にあります。
文化財として登録されていなかったため、阿蘇神社の自費で復旧工事が行う必要がありましたが、その際、寄付者が税制上の優遇措置を受けることができる「指定寄付金」を活用されたそうです。
募集開始後、多くの方から支援を受け、今回の工事費約1億2,400万円の内、4,000万円は寄付金を充当したとのことです。
神職さんは、「神社という存在が大切なものとして認識されている証拠。多くの方々の支援を受け再生できて嬉しい。今後は、より斎館を活用できるよう努めていきたい。」と話しておられました。
普段はあまり見ることのなかった斎館ですが、多くの人々の想いと職人の技が詰まっていることが分かりました。
…本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
再见。Ayakaでした。
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