阿蘇神社で消防訓練が実施されました。

みなさまこんにちは!大家好!道の駅阿蘇のAyakaです。

 この数日、阿蘇地域はぐずついた天気が続き、時折見える青空に癒されております。

 みなさまは、1月26日は「文化財防火デー」であることをご存知でしょうか?

 これは、昭和24年1月26日に奈良県にある法隆寺金堂の壁画が火災によって消失してしまったことをきかっけに定められたものです。

 なので、毎年この時期になると全国各地で文化財防火運動が行われています。

 

 阿蘇神社でも、2月6日(水)に、第19回目となる「阿蘇神社消防訓練」が実施されました。

 その様子を見学させて頂きましたのでご報告いたします。

 14時より 始まった訓練では、阿蘇神社関係者のほか、消防署、復旧工事関係者、阿蘇市役所など、およそ20名の方が携わっていらっしゃいました。

 

 昼間の火災を想定し、火災が発生すると、まずは神社の方々が消防署へ通報後、初期消火と参拝者の避難誘導にあたられます。

 ちなみに、出火場所は、消防署員が抜き打ちで設定されるそうです。

 初期消火では、火の勢いが強いという想定で、屋外消火栓(消防ホース)を使用されました。

 貴重な文化財である阿蘇神社。境内には当然、消火栓が備わっているのだな、と改めて思う私。

 

 また、昨年から楼門などの復旧工事に携わっていらっしゃる工事関係の皆様も初期消火などの訓練に参加されました。

 出火場所やメンバーを変えて何度も訓練が続きます。

 本当に火事が起こったかのように、真剣に訓練されている姿が印象的でした。

 そして、およそ40分後に訓練終了。

 その後、消防署員から、消火器の使用方法について説明を受けました。

 ①消火器上部の安全栓(黄色)を抜く。

 ②ホースを取り外し、ノズルを火元に向ける。

 ③レバーを握り炎の根本を狙って薬剤を放出する。

 

 いざ火事になって使おうと思うとパニックになっちゃいそう…

 定期的に復習しなくてはいけませんね。

 屋内で使用するときは、逃げ道を背にして使用し、屋外の場合は、風上から風下に向けて使用するそうです。

 それから、家庭の台所に消火器を設置する場合、出火元になる可能性が高いコンロの近くに置いてしまうと、炎で消火器を取りに行けなくなるので、要注意だそうです。

 勉強になりました。

 熊本地震や水害など度重なる災害に見舞われてきた阿蘇。当然、火災も他人ごとではありませんよね。文化財など貴重なものはとりわけ防火に対し万全な対策を取らなければなりません。

 と昨年のブログにも書きましたが、今年もこの訓練を機に今一度身の回りの防災や文化財保護について考えることができました。

 

 

 

 

…本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

 

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