こんにちは。道の駅阿蘇のNORIです。
道の駅阿蘇では、昨年度より『牧野ガイド事業』として、多くの皆さんに、阿蘇の雄大な草原の中で、ここでしかできない特別な体験を満喫していただくことで、この素晴らしい景観を維持していくためのしくみづくりに取り組んでいます。
じつは、この事業を開始することができた背景には、ある人の、阿蘇の未来を見据えた、大きな決断がありました!
その人こそが、今日のブログの主人公、町古閑牧野組合長の市原啓吉さんです✨
市原さんは、これまでも、阿蘇の草原を次世代に残していくことを目的に、野焼きや輪地切りのボランティアの育成と受け入れ、小・中学生の野焼き体験、修学旅行生に草原の大切さを伝える環境学習などなど、様々な牧野の管理・維持・継承活動を実践していらっしゃいます。
そして、新たな試みとして始まった『牧野ガイド事業』は、国内外の方に、通常は入ることのできない阿蘇の牧野の中で、特別なアクティビティの体験していただくものです。
牧野に多くの人が立ち入る場合に、一番に懸念されることは、近年ニュースでもよく聞く口蹄疫などの家畜伝染病感染の問題です。
ですが、自らも畜産業を先代から受け継いできている市原さんにとって、高齢化と有畜農家の減少などによる人手不足で、野焼きや採草も困難となり、牧野組合だけで阿蘇の草原を維持することには限界がきているという危機感がありました。
そこで、市原さんは、あえて、この阿蘇の草原を次世代に残していくことの大切さを、牧野組合員や草原保全に関わる人以外の多くの方々とも共有し、新たな活用の可能性を見出していくことこそが必要だと、新たな発想に希望をつなぐ選択をしたのです!!!
もちろん、まずは、畜産業のみなさんにとってリスクとならないよう、牧野内に入る際には、牧野ガイドが参加者全員に消石灰やクエン酸での消毒をしてもらうなど、独自のルールを守ることを徹底しました。
そうして、昨年12月より町古閑牧野をフィールドに、『牧野ガイド事業』をスタートすることができたのです!!
詳しくはコチラ👉道の駅阿蘇HP『牧野ガイド事業』
“多くの人が関わることによって、阿蘇の草原を未来に繋ぐことができる。”
この市原さんのぶれない思いが、新しい出逢いと新しいプロジェクトを生み出し、持続可能な阿蘇の草原に向けての取り組みとして、多くの方の共感を集めています。
こうした町古閑牧野組合長 市原啓吉さんの活動が認められ、今年度のくまもと環境賞「くまもと自然共生賞」を受賞し、熊本県庁で知事による表彰式が行われました✨
なんと!蒲島知事とは、同じ農林省の派遣研修生として、アメリカの大学で学んだことのある旧知の仲とのことで、嬉し懐かしのサプライズ(^^♪
(蒲島知事は2期生、市原さんは5期生とのこと)
さっそく県庁の玄関前で、熊本復興にエールを送るルフィの銅像と一緒に♡
みなさんも、草原を未来につなげる牧野の活動が始まった阿蘇で、特別な時間を体験してみませんか~♪
☆☆阿蘇アクセスルートのおススメはこちら!☆☆
☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆..☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚
道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook、道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。
道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
TEL:0967-35-5077
阿蘇市内の地図はコチラから
道の駅阿蘇は、9時~18時まで営業中。
「道の駅阿蘇ネットショップ」で阿蘇の特産品絶賛販売中です!
.☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆..☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚☆*+゚*+゚