こんにちは!Vitz Ayakaです。
今回は、阿蘇市西町で地域の方々が守り伝えている神様や天然記念物などをご紹介します。
古くから日本において病気平癒などを祈願してつくられた「薬師如来」や樹齢推定1,000年といわれる「護王さんの杉」、巨大なカエルのような形をした水もらいの神様「わくど石」、西町の氏神「西町八幡宮」。これらをまとめて「西町の神々と千年ご神木」として道の駅阿蘇(ASO田園空間博物館)の「サテライト」(おすすめスポット)にも登録されています。
まずは、阿蘇市内国道57号線、大分方面に向かって竹原の信号を過ぎてセブンイレブンとドラッグコスモスの間を下るとすぐに西町八幡宮があります。
この神社は、西町区の氏神として親しまれており、秋の例大祭では、2年に一度出店や余興などが盛大に行われ地域内外の多くの人で賑わいます。
1212年に鶴岡八幡宮から勧請され800年あまり。いつ訪れてもきれいに清掃されている境内は神聖な空気に包まれています。
西町八幡宮から北東に170m進むと西町薬師堂があります。
ここでは、親類や知人の病気の治癒を祈願してお籠りが行われていたそうです。
その時の唱えごとを地域の方から教えて頂きました。「おんころころまとうぎそわか」と言うのだそうです。
また、この薬師堂は阿蘇神社の農耕祭事 御前迎え[火振り神事]当日、国龍神の妃になる姫神を阿蘇神社まで案内する一行の立ち寄り場所となり、後に行う「左弓の儀」に用いる青竹で作られた二本の弓と二本の矢が奉納されます。
それもあってか、資料によると西町では「西町の薬師さんが阿蘇の明神様と嫁御の仲立人」といった言い伝えも残っているそうです。また、「西町で弓矢を作るのは、昔この辺りに獣が多くいて、宮地に行くために獣や魔物を撃退する必要があったからだ」という云われもあるそうです。
そして、薬師堂から東へ800m、東岳川橋近くに大きなカエルの形をした「わくど石」があります。
「わくど」とは阿蘇の方言でカエルのことをいいます。
このわくど石は水もらいの神様とされ、かつて、旱魃が起こった際にはお神酒や供物を供え、雨乞いを行っていたそうです。
昭和55年の河川改修以前は、西岸川の底に鎮座されていたとのこと。
最後にわくど石から南へおよそ2.1km、集落から離れ山林の中に「護王さんの杉」とよばれる巨大な樹木があります。
入り口には看板があります。
推定年齢1,000年といわれ阿蘇市の天然記念物にも指定されています。枝張りが20m以上もあり不思議な樹木の姿に圧倒されます。
木のたもとには火山活動の平穏を依願する火伏地蔵と護王権現が祀られています。
このように地域には私たちの生活と密接に関わる、またかつて関わっていたいろいろな場所や神仏があります。
不安なく外出できるようになったら探検、発見してみるのもいいですね。
■西町の神々と千年ご神木
それでは、1日も早く安心して過ごせる日がきますように。
みなさま、どうぞお身体にはご自愛ください。
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