こんにちは!Vitz Ayakaです。
本日の熊日新聞朝刊にも掲載されていた狩尾の扇切り。
冬の時期、阿蘇に雪が積もると草原に美しい白銀の扇が現れますが、毎年8月、草原の草が青々としている時期に扇形に草を刈る作業が地元の方々の手によって行われます。
昨日、その作業を見学させてもらいましたのでご報告いたします。
狩尾地区の原野に浮かび上がる幅約70m、縦約50mの巨大な扇は、明治時代末期から作られるようになったといいますが、はっきりした由来は不明とのこと。
地元の資料によると、「田畑の害虫を風で払う」、「牛馬の安全を願う」「健康を願う」といった意味があるそうです。
扇切りを平成9年から受け継いだ「扇切保存会」の鎌倉会長によると、今年は新型コロナウィルス感染拡大の懸念もあったが、作業は屋外で密にならない。コロナの収束を願う意味も込めて伝統を守るために実施したそうです。
8月2日(日)、当日は朝の5時半過ぎに集合した後、牧野(草原)の登り口まで車で移動、その後は約30分牧野の中を登って標高およそ750mの現場に向かいます。これがきついっ!
そして、この日は雲海が発生!
雲海を眺めながらの作業でした。
私が想像していた以上の急こう配の中、刈り払い機で草を刈り取っていきます。
この日は保存会メンバーら25名が参加されていましたが、みんな暗黙の了解で担当場所が決まっているそうで、本当に手際よく進められます。長年の経験と勘で刈り取るんですって。
こんな傾斜の中、刈り払い機の扱いが神ってます。スゴイ…
そうして、1時間ほど作業が続き、無事終了。
この頃になると雲海も消え、クリアな絶景も見ることができました。
移動中や作業終了後に扇切りに関する詳しいお話をいろいろと伺ったのですが、これは後日あらためてご紹介いたします。お楽しみに…
では、最後に狩尾の扇がよく見える場所をご紹介します。
■狩尾の扇(がよく見える場所)
※狩尾の扇は牧野(草原)の中に所在するため、一般の方の立ち入りはできません。
それでは、1日も早く安心して過ごせる日がきますように。
みなさま、どうぞお身体にはご自愛ください。
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