コルナゴ部長こと中尾公一さんよりレポートをいただきました。
今回は大分県を拠点とし活動しているプロサイクルチーム「Sparkle Oita Racing Team」の牧野ライドの様子をお届けします。
大分県を拠点に2021年1月に誕生したプロサイクルチーム「Sparkle Oita Racing Team」(以下、Sparkle Oita)の選手の皆さんが、2月20日(土)~26日(金)までの7日間にわたって九州各県を巡るライドを実施されており、阿蘇には24日に来られ翌日午後からのライド前に、野焼き直前の町古閑牧野でE-MTBによる草原ライドを体験された。
案内したのは道の駅阿蘇の下城さんと阿蘇くじゅうサイクルツーリズムの橋本君、あそたんガイドツアーズの釜崎笙君と私、それに阿蘇市役所の武城さんとガイド仲間の井上ミユキさんも応援に駆け付けてくれた。
草原ライドのきっかけは、代表の黒枝士揮選手の弟であるキャプテンの黒枝咲哉選手がシマノレーシングのメンバーだった時に何度か草原ライドを体験されており、昨年12月に大分合宿中の那須ブラーゼンチームが草原ライドに来られたように、その魅力を発信されていたことのようだった。
E-MTBの操作の仕方を案内のあとはスタートすると土煙が舞うスピードで猛然と走られた。先頭で案内する下城さんは追い上げられ相当キツそうだった。チーム6名はいつもの癖だろうか、常に一塊の集団で駆け抜けられた。よって私の位置は常に一番後ろ、騎馬隊の土煙にまみれた。
E-MTBによる草原という初めてのフィールドを集団で凄いスピードで走るSparkle Oita Racing Team。フラットなところや上り坂ならまだしも、崖のような急斜面のダウンヒルも迷いなく挑戦されるのは、事前に咲哉選手が走り方をレクチャーされたのではないだろうか。
難所に到着。
横から見ると大したことなさそうな坂だが、
上から見ると崖・・・
普通なら怯むはずだがみなさん笑顔
滑らかのようでかなり凹凸、だがノーブレーキで一気にダウンヒル!
重心を後ろにしないと前転するほどの勾配だ。
下ったら次は上りを挑戦されたが前輪が浮いてそれはプロでも無理だった。
ここも怖いぞ!
しかし騎馬隊はきれいな列を作ってダウンヒル
本来のコースは丘の稜線だが急斜面に
実際に走ると段差があり
咲哉選手は激しい段差で途中からペダルから足が離れ、体躯だけのバランスで下り切られた。
これぞプロ技、動画を撮っているので最後にどうぞ。
ここもダウンヒルのあと、また上りに挑戦
那須ブラーゼンも挑戦されたがここは無理・・・
次はフラットな草原へ行く騎馬隊
体験イベントで野焼きをされたところが阿蘇らしい
ウイリーしたり
焼けた跡を走ったりと子供になれるところだ
最後に一番長いダウンヒルができる丘へ
叫ばずにはいられない!
ここも動画があるのでお楽しみに
10時30分から2時間と短い時間だったが、1秒でも惜しむかのように終始草原を走り回られた。
私も初めはそうだった。
ロード乗りの方はよく「MTB・・・?」
それも「電動アシスト付きMTB?」といわれるが、プロでも今回のようにスリル満点に楽しむことができる。
地面は石や岩があったり切株や樹木はなく、芝生のイメージだから落車してもダメージはほとんどない。
プロでも子供のように無邪気になれるのがE-MTBによる草原ライド。
それにアシストがあるので私もプロと一緒に走れたように、脚力に関係なく一緒に走れるところがE-MTBの魅力だ。
走った後は橋本君が草原に張ったポカポカのテントの中でランチ。
皆さんボリュームある「あか牛ステーキ弁当」を間食し、デザートに用意したパン工房豆の木の3種類の「パネトーネ」には満面の笑顔。特にショコラが人気だったようだ。ミユキさん差し入れの菓心なかむらの「坊中の石畳パイ」も人気で次回リピートしたいと言われていた。
チームスポンサーのIRCのサコッシュなどアメニティも頂戴した。この後は日田市内まで70kmのライドとなる。練習になるように車が少なくて、タフなルートを下城さんに尋ねられ、私が一番苦手とするファームロードを案内された。
体験された草原ライドは皆さんに感動を与えたようでトレーニングの合間に必ずまた走りたいということだった。大分市のクラブハウスから道の駅阿蘇まで往復約170km、彼らには草原ライドをやって日帰りは余裕だろう。
チームを運営する3SEEDS株式会社代表の黒枝士揮選手は、長期化する新型コロナの影響による社会・経済へのダメージという逆風の中で生まれたチームとして、地域に明るいニュースを届けたいという思いから、九州の大自然や恵まれたアウトドアフィールドを活用し、新たなサイクルライフを提案する今回のライドツアーを企画されたようだ。
移動そのものを自粛するような風潮があるなかでも、地域の実態と向き合いながら、新たな生活様式や新たなスポーツ・観光のあり方を提案できる可能性が自転車にはあるのではないかと考えられている。阿蘇サイクルツーリズムを目指す私たちもそのことに共感し、地域密着チームSparkle Oitaが掲げる「九州をひとつに」というテーマのもと、各選手の挑戦を力強く応援していきたいと思っている。
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