こんにちは!テアです。
阿蘇もすっかり春になりました。
野焼きにお花見。長い冬が終わって良い季節ですね♪
今日は駐車場まで桜並木の坂を上がる、ピンクにそまって綺麗な子安河原観音さまのご紹介です🌸
子安河原観音さまは阿蘇市乙姫の乙姫神社の末社です。
乙姫神社・乙姫子安河原観音氏子会 氏子総代長 石田哲也さんにお話を伺いました。
地名である「乙姫」の由来になっているように地域にねざし、三韓の新羅征伐の時代から明治、大正と様々な時代を超え、今も地元の人たちに大切にされています。
地域の人たちは昔から結婚したらまず観音様にお参りします。
毎年5月8日の例大祭では人々が集まります。
隣接している公園も大勢の人でにぎわいます。
乙姫神社は阿蘇神社の末社として851年に創建されました。主祭神は阿蘇五の惟人命の妃で阿蘇六の宮若比咩命(わかひめのみこと)です。昔朝鮮半島にあった三韓(百済・新羅・高句麗)の新羅征伐のため、神功皇后が夫を連れて海を渡った際は留守をしっかり守り、九州の開発にも努めたと言われています。
阿蘇神社との関係は古く、今も神事には阿蘇神社から宮司さんがご祈祷にいらっしゃいます。
女子力の高い女神様を祭る乙姫神社の末社である子安河原観音さまは、男女別の子ども授かりがお願いできる観音様として人気です。
境内の旗は青とピンク2種類で男の子と女の子を意味しています。
方法は、境内の赤ちゃんを抱いた観音様の前に積まれてある阿蘇の火山石のうち、黒く重い石を持ち帰れば男の子、赤い軽めの石を持ち帰れば女の子を授かると言われています。
自宅に持ち帰った火山石は股の間にはさんで寝ると伝えられていますが、氏子会総代長の石田哲也さんによれば、「毎日は大変でしょうから、石は神棚や寝室のテーブルの上など清潔な場所に置いて頂ければ大丈夫です。」と仰っていました。北は北海道から参拝して下さったり、13年待ってお子さんができたご夫婦もいらっしゃるそうです。
子安河原観音さまのお守りは2種類あり、引き出しにそれぞれ入っています。
その特徴は青・淡い白色の男の子祈願と朱・赤色の女の子祈願で色が違うことです。多産で安産の象徴である戌の刺繍が入ったお守りと、巾着タイプがあります。巾着タイプの中に火山石が入っているそうです。
お守りを身につけて過ごすのも石田さんのお勧めです。
もうひとつこの観音さまの特徴的なことは、ご神体が境内の裏にある女性の体つきの自然石ということです。
階段を下りてご神体のある場所にいくのは中々神秘的です。
下に降りてからご神体をみるまで少し歩きますので神妙な気持ちになります。
石田さんはご神体のまわりに落ちた枯葉を丁寧に掃きながら「いつもは水が流れない水無川ですが、過去の水害で濁流にのまれご神体がどこかわからなくなり、皆で探した事が何度もありました」と教えて下さいました。
水で流されてもいつも皆で探し、世代を超えてご神体を守ってきた自負が感じられました。
春は綺麗な桜並木の坂をぬけて駐車場に着きます。
これからの季節、女子力の高い阿蘇の乙姫にお散歩はいかがでしょうか?
子安河原観音さまはホームページからお守りなど授与頒布品を送って頂くことが可能です。この時代にあった神社といえます。詳しくはこちらをご覧ください↓↓
子宝授かり安産 – 阿蘇乙姫子安河原観音 乙姫神社 (aso-otohimekoyasu.com)