内牧温泉の名前で知られる阿蘇の有名な温泉地。
その、内牧温泉界隈に、福の神大黒天さまは鎮座されています。
お話を伺ったのは、こちらの3名さまです。
左から、湯浅さん・寺本さん・荒上さんです。
この大黒天さま、土の中に埋まっていたそう。
平成7年、階段横の空き地に彼岸花の球根を植栽するために穴を掘っていたところ、地下30センチメートルの地点で「コツン」と鍬にあたったそう。「???なんだ???」と、泥のついた石の塊をきれいに洗ってみたところ、お地蔵様のような姿の石仏だったそうです( ゚Д゚)掘り起こした当初は、胸から上と下に分かれていたので、強力ボンドでつけて専門家に鑑定してもらうと、350年くらい前の大黒天さんと判明したそうです。しかし、江戸時代に紙幣は存在しないので、手にしておられるのは「富くじ」と判明しました(今でいう宝くじだそうです)
そんな立派な大黒天さまを掘り出されたのが湯浅陸雄さん。
掘り出された大黒天さまも凄ければ、掘り起こした湯浅さんも凄い方だったΣ(・□・;)阿蘇の農業・植物ならなんでも認識されています (≧▽≦)恐れ入りました・・・。
湯浅さんの話によりますと、「触れる分だけご利益があります。しっかりと触れていただき、ご利益を得てください。」との事で、皆様と同様に、お話を伺った湯浅さんも、一心に念じ撫でておられました。
(湯浅さんが撫でている大黒天さまは、今回ご紹介する福の神大黒天さまの、万が一に備え、専門の石仏屋に依頼し出来た作品だそうです。)
こちらの大黒天さまは、病気を治す力があるのだそうです。
さて、本題の福の神大黒天さまはどこにいるかと言いますと、売店の道向こうに平成12年から鎮座されています。
参拝の仕方は、2礼2拍。
唱文は「オンマカ、キャラヤ、ソワカ」と5回繰り返しお願い事をした後1礼2拍だそう。しっかり唱えてくださいね( ̄д ̄)
「オンマカ、キャラヤ、ソワカ・オンマカ、キャラヤ、ソワカ・オンマカ、キャラヤ・・・。」
手水舎の水は「古来湧水」と名付けられ、水質検査も実施されているので安心して飲用できます。
参拝が済んだら、ぜひ売店も覗いてみてください。
大黒天さまのかわいいグッズが並んでいますが、素敵な仕掛けがあります。それを考えているのが、売店にいらっしゃる寺本さんです。
福の神大黒天さまの御札はなんと「無料」!!!
御札には、お客さまご自身の用途に合わせたサービスがあります☆彡
「金運」が欲しい方には「右肩上がり」ということでスタンプを・・・。(どこに押すかはお楽しみ☆彡)
御朱印帳を購入すれば、後ろの余白にどれかのスタンプを・・・、
行ってからのお楽しみがたくさんですよ(^_-)-☆
大黒天さまからご利益を頂いた方は、熊本県内だけではなく、遠方からも足を運ばれるほどだそうで、取材に伺ったのは、今年も始まったばかりの1月上旬。すでに4組の方が当選したお礼参りに来られたそうです。
また、近くには「阿蘇の野の花見本園」というところがあります。
阿蘇の希少植物を植栽し、山野に行けない、高齢者・子供たちの自然視察の場として提供されています。
この季節(4~6月)に咲く花は「リュウキンカ」。
茎の先に1つずつ黄色の花をつけます。漢字で表すと「立金花」。
花言葉は「必ず来る幸福」。
↑コチラの写真は昨年咲いたときの様子です。
コロナウィルスが収束し、これまでのように穏やかに生活できる日が一日も早く訪れるように願いたいものですね。
もう少~し足を延ばすと、「田の神」さまもいらっしゃいます。五穀豊穣を祈願する神で熊本県内には小国町と阿蘇市の2体しかないそうです。
こちらのご紹介は、またのちほど・・・。
~・~・~福の神大黒天~・~・~
「リュウキンカ」までの道は、福の神大黒天から少し戻ります。
矢印の方向に進んで行くと左側に「阿蘇の野の花見本園」があります。