コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「Sparkle Oita Racing Teamファンライドレポート」

こんにちは!vitz Ayakaです。
コルナゴ部長からサイクリングレポートが届きました。
今回は、大分のプロサイクルチーム「Sparkle Oita Racing Team」のご紹介です。
地元に密着し、自転車を通じて大分、そして九州を盛り上げたい!そんなチームメンバーの熱い想いが伝わってきます。

(3SEEDS株式会社より引用)

今年1月大分に誕生したプロサイクルチーム「Sparkle Oita Racing Team」(スパークル大分レーシングチーム・以下Sparkle Oita)の最初の開催となるファンライドの取材に行ってきました。第1線で走る有名選手にサポートされながら少人数で走ることにより練習への取り組み、食事のこと、メンタル面、そして3月末と4月の初めに開催されたレースについても貴重なお話をゆっくりと聞くことができました。

若いメンバーのみなさんと自転車を通して半日過ごしていたら、Sparkle Oitaを立ち上げた黒枝士揮選手・咲哉選手兄弟の強い思いにより、兄、士揮選手がチーム運営会社の代表となり、咲哉選手がキャプテンとしてそれぞれ役目を分担し、選手全員が経営者の立場として会社を支えるみなさんの挑戦を、個人的にも応援したくなり、ビギナーズクラスですがサポーターになってきました。

チーム設立の趣旨は、『九州は世界に通用する温泉や食文化など豊富な資源をもっています。その可能性を背景に世界レベルのプロサイクルチームとして九州と世界の架け橋となります。わたしたちは「九州をひとつに」をテーマに新たな文化を創造し、世界に挑戦していきます。』とあります。

道の駅阿蘇は、九州の自転車文化を盛り上げ、自転車ファンの人口を増やすことを目的に、阿蘇サイクルツーリズムに取り組んできました。このことから志を同じくする「Sparkle Oita」のスポンサー企業になっており、互いに連携して様々な新しい取り組みに挑戦したいと思っています。

では6名の選手を紹介しましょう。

黒枝 士揮(前列右から2人目)3SEEDS株式会社 代表取締役
1992.01.08 大分県出身 29歳 スプリンター

2015年 Tour de Korea Stage6 2位
2016年 Le Tour de Langkawi Stage8 3位
2017年 Tour de Selangor Stage5 2位
2018年 Tour de Lombok Mandalika Stage3 優勝
2019年 Tour de Tochigi stage2 3位
2010年〜 鹿屋体育大学
2014年〜 Vini Fantini NIPPO
2015年〜 NIPPO-Vini Fantini
2016年〜 愛三工業レーシングチーム
2019年〜 Team BRIDGESTONE Cycling

「弟である咲哉と兄弟でチームの立ち上げを決めたのがちょうど1年前。地元である九州・大分に戻ってきて、地域密着のチームを作り、自転車というツールを使って地域交流をしたり、自転車でしか見れない地域の魅力や景色を発信して、地元を盛り上げようと話し合いました。コロナ禍で自転車競技のみならずどこのチームも運営が厳しい逆境の中、私たちのチームは発足します。不安になることも、無謀だと揶揄されることも多々ありました。それでも、いま、私達のチームには最高の選手たちとスタッフが集結しています。そしてそれを支えてくださるスポンサー様やサポーターの皆様がいます。情熱と夢だけが原動力だった兄弟のプロジェクトに、いまはどのチームにも負けない速さと勝利への兆しが見えてきました。来年はホームタウンの大分だけでなく九州全土に明るいニュースをお届けする存在になれるように、頑張っていきたいと思います!応援よろしくお願いします。」

 

黒枝 咲哉(前列左から2人目)キャプテン
1995.09.28 大分県出身 25歳 スプリンター

2016年 国体ケイリン優勝
2018年 Jプロツアー維新やまぐちクリテリウム 優勝
2018年 おおいたクリテリウム(UCI認定) 優勝
2019年 さいたまクリテリウムスプリント 優勝
2014年〜 鹿屋体育大学
2018年〜 シマノレーシング

「兄の士揮とチームを立ち上げ、大分・九州の名を背負って走り出します。チームメンバーには国内外で優勝経験のあるメンバーが多く揃い、勝利に対するハングリーさを燃やしています。この6人ならば”優勝”の文字は遠くない未来に掴めると確信しています。そして僕らのなすべきことは勝利をもたらすだけではありません。地域密着チームとして、地域の方々へ感動を届けること、地域と共に育っていくことを常に考え、交流を生み出していくことも重要な使命です。Sparkle Oitaは 自転車というツールを使って笑顔を生み出す存在になります。『勝利×笑顔』を大分にお届けします!」

 

孫崎 大樹(前列右から3人目)
1996.07.16 大阪府出身 24歳 パンチャー

2020年 全日本選手権トラック
     チームパーシュート 優勝
     マディソン 2位
     オムニアム 4位
2020年 JBCF宇都宮クリテリウム 3位
2015年〜 早稲田大学
2019年〜 Team BRIDGESTONE Cycling

「Sparkle Oitaは地域の方々と協力・連携し、新しいことを積極的にチャレンジしていくチームです。今まで、自転車選手としてやってきた活動の幅がさらに広がり、自分の成長にも繋がると思うとすごく楽しみです。また、新たに立ち上がるチームにもかかわらず、豪華なメンバーが揃っており、その一員になれたことを光栄に思います。大分県には、素晴らしいロケーションの中トレーニングができ、食べ物も美味しく、さらに温泉で疲れを癒せる環境があります。選手活動はもちろんのこと、色んな人がサイクリングを存分に楽しめると思います。そういった魅力を僕たちが発信していき、大分の魅力を伝えるのはもちろんのこと、自転車競技の普及・発展を目指していきたいと思います!最後に、今年の目標ですが、全日本選手権で表彰台に登壇。JCLで個人1勝。年間個人総合優勝を目指します!」

 

沢田 桂太郎(前列左から1人目)
1998.01.21 宮城県出身 23歳 スプリンター

日本代表パーシュート記録保持者
2017-18年 2017-2018ワールドカップ4戦4kmチームパーシュート 3位
2019年 全日本ロードレース選手権U23 2位
2020年 JBCF大分クリテリウム 優勝
     全日本選手権トラックレース4kmチームパーシュート 優勝
     マディソン 優勝
2016年〜 日本大学
2018年〜 Team BRIDGESTONE Cycling

「新チーム発足時からメンバーに入ることを決めたのは、これから起こるであろう色々な苦労や困難よりも、ワクワクが勝っていたからです。これから僕たちは、さまざまなことに挑戦していきます。応援してくださる皆さまとも、このワクワク感を共有できたら嬉しいです。「Sparkle Oitaのレースがまた観たい!」と言っていただけるよう、結果を出せるように頑張りたいです。応援よろしくお願いします。」

 

小野 寛斗(右から1人目)
1998.05.18 神奈川県出身 22歳 オールラウンダー

2019年 全日本大学対抗選手権大会
     トラックオムニアム 優勝
2020年 全日本学生トラック自転車競技大会 マディソン 3位
2016年〜 エカーズ(EQADS)
2020年〜 シマノレーシング

「レースを通して競技の認知度を高めていくと同時に、地域を盛り上げていくことを目標にしています。地域密着型チームとして、交流・ライドイベントなどを通して積極的に地元の方々と関わっていきたいと思います。海や山に囲まれ、練習環境もベストなこの土地でSparkle Oitaの活動を通して大分県の魅力を発信できればと思います。チームメイトには国内有数のスプリンターが揃っていますが、アップダウンやステージレースで魅せ場をつくる選手も所属しているため飽きないレースを見ていただけるはずです。大学・前所属チーム時代からの先輩と今後もチームとして活動するにあたりうまくアシストしていきたいと思います。チームでのレース優勝はもちろん、個人でも表彰台・優勝を目指して日々練習に励みます。」

 

宮崎 泰史(前列左から3人目)
1999.09.05 熊本県出身 宇城 21歳 クライマー

2019年 全日本TT U23 6位
     秋吉台E1 3位
     経済産業大臣旗E1 4位
2020年 東日本ロードE1 総合3位
2018年〜 日本文理大学現役

「大学進学を期に大分県にやってきました。3年間住んでいる思い入れ深い地でプロチームが発足できることや、この地から始めた自転車競技で地域の方々と一緒に自転車というツールを使って大分県を盛り上げていくことに大きな喜びを感じています。私たちのチームメンバーは全国トップクラス選手の先輩方で結成されており、共に走れることにワクワクしています。まだまだ分からないことも多いので指導していただきながら共に成長できるよう頑張っていきたいです。皆さまからたくさん応援していただけるようチーム一丸となって頑張ります。」

クラブハウスはJR大分駅に近い住宅街にありました。
道の駅阿蘇から高速を使わず1時間40分ほどで到着、距離は83kmと自走でも行けそうでした。

クラブハウスには、トレーニング室とメンテナンススペースがあり、その先には長テーブルが3つありミーティングもできる4月3日にオープンした「COLORS Bike&Café」になっていました。天井が高く広々としたお洒落な空間はとても落ち着けます。また、ジャージやTシャツなどチームグッズの販売もされておりSparkle Maskを購入しました。

「COLORS Bike&Café」は、黒枝士揮選手の奥様が店長で孫崎選手の奥様と営業されておりランチや飲み物など一般のカフェとして利用できます。そして驚きなのが士揮選手の奥様は熊本県益城町出身で食材には阿蘇のものも使われていました。
また、最年少メンバーであり日本文理大学3年の宮崎泰史選手は、熊本県宇城市出身で、この日の前日まで熊本に帰省し五家荘の入口にある二本杉峠で練習していたそうです。4月4日の大分県日田市オートポリスで開催された初のホーム戦では6位に入賞されています。

黒枝兄弟のお父さんでありチーム監督の黒枝美樹さんの歓迎のご挨拶のあとブリーフィングが始まりました。アットホームな雰囲気と、選手のみなさんが参加者の緊張を解くようなジョークの連発に笑い声が絶えませんでした。

エントランスホールは広くて洗車やローラー台でのトレーニングに最適

参加者はコロナ禍により制限されて9名にチームメンバー全員の6名と、サポートーカーには黒枝監督がカメラ撮影を兼ねて同行される贅沢なファンライドとなりました。

選手企画によるファンライドは、大分川の河川敷から挾間方面へアップダウンが少ないコースで選手のみなさんと話をしながらのサイクリングでした。

昨年、有田・伊万里の窯元巡りや長崎方面のサイクリングで案内してくれた佐世保のアリサさんも参加されており、風が強かったので選手のみなさんから完全サポートされていました。

孫崎選手の機敏な動きと綺麗なフォームには目を奪われました。

フォトスポットに到着。その前に咲哉選手自慢のコーヒータイム。

用意ができるまで沢田選手の記念撮影

コーヒー担当の助手は孫崎選手

河原の石段に並んで美味しくいただきました。

対岸からは黒枝監督が撮影。

帰りは追い風で会話が遮られず快適でした。

スタート前にチームに提供されているサプリメントを頂きました。走る際にはVAAM(ヴァーム)がないと不安で仕方がなくなるほどの効果があると孫崎選手ほかメンバーのみなさんが言われていました。右下の顆粒の「スーパーヴァーム」は水に溶かさずそのまま飲める手軽さでスタートする30分前がよろしいとのこと。右上のパウダーの「ヴァーム」は水に溶かしてボトルで利用、足攣り効果に抜群といいお話を聞かせてもらいました。
この3つをセットに「ツール・ド・おきなわ」が今年開催されれば市民100kmで試してみたいと思います。

この日走った河川敷から今回は行かなかった銭亀峠に上るのが選手たちの練習コースとのことでした。

クラブハウスにゴールしたら、選手のみなさんが参加者の間に入ってランチです。わたしはメニュの一番上にあったスパイスカレーを注文、香辛料のインパクトがありながら爽やかで美味しかったです。飲み物も充実していて、プロティンスムージなど選手が愛飲するメニュもありました。もちろん咲哉選手オリジナルブレンドのコーヒーは絶品でしたよ。

食事しながらSparkle Oitaの開幕戦となった3月27日開催の「カンセキ真岡芳賀ロードレース」と、翌日の「カンセキ宇都宮清原クリテリウム」をロードレースで13位、クリテでは2位入賞の孫崎選手の解説付きでYouTubeを見ました。

(3SEEDS株式会社より引用)

「今回の大会はウェットコンディションの180度コーナーをセーフティにクリアするのがポイント。終盤に入り雨は弱まりましたが、路面はウェットなまま集団スプリントが濃厚になる中、各チームともまとまり始めたので、宮崎選手を呼び寄せ沢田選手をスプリントで発射する予定が、残り2周の最終コーナーで落車が発生、これに沢田選手が巻き込まれ、単独となった自分はスプリント勝負するも、強力アシスト陣に発射された地元宇都宮ブリッツェンの小野寺選手には及びませんでした。」

強風に大雨のクリテでの戦略や、相手チームの動きを見ながら対応するポジション取りなど、頭脳と体力と経験を持ちえた孫崎選手の今年の目標とする「全日本選手権で表彰台に登壇」、「JCLで個人1勝」、「年間個人総合優勝」は有言実行されるに違いないと思いました。

ちなみにSparkle Oitaの選手が乗るBASSOのバイクは、フレームの強度を優先されリムブレーキモデル使用、ディスク一辺倒の中、このコンディションでも戦えることに驚きました。

大分川に架かる橋の上がフォトポイントでした。左に由布岳、右に鶴見岳という大分県を代表する山をバックした一枚です。コースをみんなで試走しながら見つけたポイントとか、忙しい時間の合間に参加者をもてなすため、このような細かい気遣いが随所に見受けられました。レースでの協調性と会社では個のアイデア出し合うSparkle Oita、スピード感ある事業展開が期待できそうです。

(3SEEDS株式会社より引用)

今まで自分でスポーツ活動を行う以外、観戦や応援には縁がありませんでしたが、はじめてプロアスリートに接待され、身近になったみなさんを応援するという楽しさを知りました。それはやはり数千円ですけど、自分のお金を継ぎ込んでサポーターになったことかも知れません。今回、選手の皆さんと一緒に見た宇都宮のクリテリウムの動画で、優勝に手が届きそうになった沢田選手が、あと2周のところで落車に巻き込まれ、涙して悔しがるシーンがありました。Sparkle Oitaのデビュー戦で表彰台の1番上に立つという夢が崩れた瞬間でした。次の挑戦は5月28日の「2021 Tour of Japan」になり、今度こそはとライブ配信を楽しみにしています。

(3SEEDS株式会社より引用)

最近、阿蘇地域と垣根を超えた取り組みをやっています。わたしは阿蘇以外あまり詳しくはありませんので、自転車仲間に誘ってもらい、いろんなところを走る経験をしました。九州以外では、赤間が関街道、しまなみ海道、小豆島、びわ湖、海外は台湾の太魯閣、そしてGIROの山岳観戦ライドは2度遠征しました。いずれも素晴らしい感動であり、この体験を阿蘇山やミルクロードを走るのと同じように、いつかはみなさんに「阿蘇満喫ライド」の一環として案内したいと思っています。

また、軽飛行機で空から眺める阿蘇ライドも、サイクルツーリズムのひとつのアングルです。舞い上がって見た景色にボーダーは見えませんでした。このような広く多様なアプローチができるのが自転車の楽しみの本質でしょう。Covit-19はどこにもボーダーラインはありません。国境を含めていとも簡単に証明してくれているのにそこに拘る理由はないと思っています。「サイクルツーリズムを自由に楽しむ!」そして「道の駅阿蘇の取り組みが表彰台に立つ!」このことを追求していきたいと考えます。

 

☆☆阿蘇アクセスルートのおススメはこちら!☆☆

 

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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。

道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

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あかうしのあくびvol.27

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