道の駅阿蘇が発行している → あかうしのあくび秋冬号vol.29
その記事の中で、阿蘇で活躍されているお米農家の古木さんのお話をどうぞ~↓
今回の主人公は、阿蘇の雄大な景色に惚れこみ、福岡で学校の先生をしていた女性が阿蘇へ移住したお話し。
お名前は、古木裕子(ふるき ひろこ)さん。
1983年生まれ、福岡県出身。
子どもの頃は、外で遊ぶのが大好きなおてんば娘さん。
福岡で育った裕子さんが初めて阿蘇を訪れたのは、幼少期に両親に連れられてきた阿蘇登山だった。
阿蘇山上から見渡す景色は、雄大で澄み切った青空と周りを山々に囲まれた中には、美しい田園風景が広がっていた。
そんな素晴らしい景色と澄んだ空気の中、今は亡き母親が作ったおむすびの味は、今でも忘れられない思い出となっている。(´。・ω・。`)
福岡の大学で文学を学び、卒業後は、講師やメディア関係の仕事についた。
29歳になり、仕事で阿蘇を訪れた、その時の空気は、懐かしさと共に爽快感があり、改めて感動。!(^^)!
旅好きでフットワークの軽い裕子さんは、阿蘇への移住を決めたという。そこには少しも恐れや不安はなかったそうだ。
それから10年程たち、友達の紹介で運命の出会があった。
男性のお仕事は「専業農家」。どちらかというと風来坊なタイプの裕子さんは、阿蘇のようなドーンとした、動じない彼の心の広さに惚れてしまったそうだ。
”農家に嫁ぐ”とは、大変そうなイメージだが、「どこに嫁いでも、人生色々あるのが当然」と考え、すぐに結婚を決意した!!
農作業をやってみたところ、意外と楽しかった。牛さんは可愛いし!大自然が好きな裕子さんには、とっても合っていた!!(*^▽^*)
裕子さんにとって農作業は、“ちょっとした部活動”のようなもの。
「阿蘇のおいしい空気を吸いながら、良い汗をかいて、筋肉もついて、いつの間にか元気になっている」。
家族や親戚、ボランティアさんと育てた美味しいお米を大好きな家族と一緒に食べるのは、この上ない至福の時間だそう。「美味しいご飯とお漬物は最高のご馳走です」と裕子さん。
そんな裕子さんだが、小さいころから、「アトピー性皮膚炎」に悩まされていた。大人になってもその症状は続いていたが、お医者さんや知人のアドバイスで、「和食中心」の食事や無農薬や減農薬のものを食べるよう勧められた。 お医者さんの薬を併用しながら、食事にも気をつける日々。今では肌トラブルがほとんどなくなった。
「自身がアトピー性皮膚炎で悩んできたからこそ、食べ物の大切さは身に染みています。我が子のためにももちろんですが、お米や牛など、自分が世に出すものは責任をもって、体に優しい物を提供したいのです」と笑顔でおっしゃったのが印象的だった。
裕子さんの田んぼは、阿蘇の坂梨地区にある。この地域は、山水を各住宅へ引いて飲料水として利用されており、裕子さんの田んぼにもこの「贅沢な美しい水」がそそがれている。
また、お米は、阿蘇の牧草を食べた牛の糞を堆肥とした、減農薬・減化学肥料で出来た大変貴重なものとなっている。
品種は、「コシヒカリ」と「ぴかまる」。
特にお客様に人気なのが「ぴかまる」で、冷めてもモチモチ感があり、甘味があって美味しい!と評判らしい。
元気いっぱい!の古木裕子さんが作った新米が今年の秋も、販売が開始されています。1度でいいので古木裕子さんの新米を味わって欲しい。
お米1粒1粒に愛情を込めて育てている貴重なお米は、道の駅阿蘇で販売しています。