コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「第2回ツールド九州応援ライドと観戦おすすめのテイクアウト店」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから「第2回ツールド九州応援ライドと観戦おすすめのテイクアウト店」レポートが届きました★
阿蘇の絶景に、黄色のジャージが良く似合う♡
今年のツールド九州阿蘇ステージは、お天気に恵まれることを願っています!!!


10月に開催される「マイナビ ツール・ド・九州 2024」において、インバウンド向けの効果的な観戦手法や情報発信手法を実証するための現地視察があり、九州初となる西鉄サイクルバスCYCLE CARGO(サイクルカーゴ)で福岡から来られた委員のみなさんを熊本阿蘇ステージの一部コースを案内した。

瀬の本レストハウスに到着したサイクルカーゴには自転車仲間のレイコさんもおられて久し振りの再会だった。レイコさんは昨年のツール・ド・九州で優勝した選手のチーム「アスタナ(育成チーム)」の通訳として帯同されており、私たちの年代には憧れの2006年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、2012年ロンドンオリンピック金メダルを筆頭に数々のステージレースで活躍した名選手であり、現在はアスタナのGMで監督として来られたヴィノクロフさんと写真を撮らせてもらう機会を作ってもらった。

チーム ブリヂストン サイクリングの総監督で、J SPORTSのサイクルロードレースなど解説者でもあり、昨年のツール・ド・九州の解説をされた飯島誠さんも来られてご一緒することができた。

瀬の本レストハウス内にある橋本君のショップ阿蘇くじゅうサイクルツアーに案内してコーヒーをご馳走になり、レンタサイクルの方にクロスバイクやE-バイクをセットしてもらった。

ニック・サーズさんと写真を撮って、ツール・ド・九州阿蘇ステージのスタート地点からやまなみハイウェイのレースコースをたどった。立ち寄りスポットを2ヵ所巡り、途中テレビ撮影や草原景観を眺めながら走り城山展望所までの体験試走になる。

瀬の本レストハウスから2km弱のところに、見渡す限り動物のかたちに見事に刈り込まれたて樹木が広がる不思議な光景に目が留まる。ここは焼きトウモロコシやフルーツを販売する千羽鶴鹿公園と呼ばれているところで、それに目が留まった外国人観光客がよく立ち寄るところなので紹介することにした。
これは常緑樹や低木を刈り込んで作成される西洋庭園における造形物「トピアリー (topiary)」で鳥や動物を形どったり、立体的な幾何学模様を造る庭園技法だ。阿蘇では自宅の庭のツゲの木を刈り込んで鶴にしている家がよくあるが、もちろんこれほど大規模なものはここ千羽鶴鹿公園だけだ。

外国人観光客がトウモロコシ買って食べながら散策したり、飼育されている鹿に餌をやって写真を撮っている家族連れをよく見かける。千羽鶴鹿公園は村上春樹さんの紀行文集「ラオスにいったい何があるというんですか?」に、「あっと驚く不思議な光景」としても紹介されている。

続いて6km地点にあるサイクリング時のエイドポイントとしてよく立ち寄るところで、こちらも主にトウモロコシを販売されている阿蘇の森。同じ店名でややこしいが阿蘇駅近くでサイクリストに人気のゲストハウス阿蘇の森と同じオーナーだが、本業がトウモロコシ農家なので特に美味しい生でも食べられるトウモロコシを販売されている。


トウモロコシが大好きなニック・サーズさんおみやげに買われていた。
たまたま近くにこの2軒のトウモロコシ販売店があるが、1964年(昭和39)やまなみハイウェイ開通後は、現金収入になるために農家の方が草原地帯で収穫できるトウモロコシを焼いて沿道で販売する光景が有名だったが、農業形態が変わり今はほとんど見なくなった。

店の裏側は放牧地になっており、農家の方の姿を見ると草原にはない美味しい飼料を求めて、牛たちがどこからともなく猛然と走って集まってくる。この日もそんな光景があり、甘じょっぱくて香ばしい焼きトウモロコシを食べながら動画を撮る外国の方を多く目にした。
自転車を止めて紹介するとしたらこの2ヵ所になるが、10km地点のミルクロード分岐の先から、道沿いを乗馬している光景を目にすることがあるが、これはすぐ近くにあるエル・パティオ牧場の草原乗馬になる。牧場はやまなみハイウェイからすぐなので場合よっては立ち寄って乗馬体験や、レストランはハンバーガーやステーキがメインであり日本食に飽いた外国の方のランチにいいかもしれない。

瀬の本レストハウスをスタートして今回ゴールとなる13.6kmの城山展望所からは、眼下に阿蘇谷、その先に阿蘇五岳が一望でき、JA阿蘇スプリントポイント付近や、KOMの箱石峠の真横になる勇壮な山容の根子岳も真正面に眺めることができる。
当初は阿蘇神社までの20.6kmコースも予定されていたが、この日はフィニッシュ地点となる南阿蘇村役場までサイクルカーゴでの視察があったため短縮されたが、その後の会議でこの日の試走が好評だったようでツール・ド・九州観戦の際にも大分と阿蘇での観戦の合間にサイクリングの計画もあるようだ。外国の方の意見を聞きながら案内するのはいい経験になったので、機会があったらまたご一緒したいと思っている。

10月開催『マイナビ ツール・ド・九州』外国人サイクリストなどがコース試走(TKUテレビ熊本) – Yahoo!ニュース


2回目のマイナビ ツール・ド・九州 2024応援ライドを28名の参加者を迎えて開催した。
猛暑もあり箱石峠を上ったところで予定通り走るグループとショートカット組に分けて走行するようにした。

日本縦断ギネス世界記録達成の篠さんを迎えた1回目の応援ライドは、フィニッシュ地点の南阿蘇村役場から赤水線を上り坊中線のダウンヒルで帰ってくるコースだったが、今回は東海大学阿蘇キャンパスの横を通る上りが少なく赤水までは日陰が多い149号にした。


サイクリングの楽しみのひとつに、アクティビティを記録・管理するためのアプリでSNS機能もある「Strava(ストラバ)」がありアスリート同士でつながることもできる。特徴的なルートの一部が指定されている区間、「セグメント」を完了するたびにタイムが記録され、以前のタイムと比べたり、友人や他のアスリートと比べることができるので自己ベストや総合順位を目指して練習に取り組む無料版でも楽しめるアプリだ。

箱石峠の上りにはセグメント「箱石峠」がある。区間はツール・ド・九州のコースとなる265号に入ってから峠頂上のKOMまでの6.32km・標高差311m・平均勾配4.9%。ここ数年は総合順位が入れ替わることはなかったが、昨年のツール・ド・九州のレースで総合順位が一変し1位からずらりと参加選手の名前が並ぶ。



1位がアスタナのニコラス・ヴィノクロフ・14分30秒で平均速度26.2km、今年から上位チームに昇格してTOJでもステージ勝利を挙げ総合でも4位の成績を残している。
2位マレーシアチームの選手、3位キナンのドリュー・モレ、4位EFエデュケーションの橋本丈、キナンの孫崎大樹、マトリックスのフランシスコ・マンセボが続く。私は昨年の11月4日の25分11秒、平均速度15.1kmが自己ベスト。彼らがKOMを通過したとき峠の半分を過ぎたくらいを走っている感じだ。

阿蘇の景色にツール・ド・九州のイエロージャージはなかなか似合う。
ここで下城さん案内のショートコース組と別れて26名のグループで波野周回コースに井上君とミユキさんと向かった。この日、井上君は体調が良くなかったのでミユキさんがサポートしながら最後尾グループを担当された。よって私のグループはかなりの人数だったので波野の周回から高森の広域農免道路の入口で少し遅れた2名の方を見失うことになり、エイドの白川水源と昼食場所のあそ望の郷くぎので合流することになった。325号のアンダーパスから私もいまいち本調子でなかったこともあって、白川水源へのコースを少し迷走してしまった。加えてこのような状況だったので今回の写真が少ない。


265号から広域農免道路に入ると325号までStravaのセグメント「南阿広域農道TT(距離12.34km・獲得標高255m・平均勾配-2.1%)」が設定されており、ここも昨年のツール・ド・九州の選手が上位を独占している。
1位はオーストラリアのクレイグ・ウィギンスで14分24秒・平均時速は51.4km、2位VC福岡の横塚浩平、3位がヴィクワール広島で今季からスパークル大分に移籍した阿曽圭佑、私は昨年の応援ライドの際の22分11秒・平均時速33.4km。今年のコースは325号まで行かないで途中から左折するので新たなセグメントが作られるかも知れない。

暑さの限界になったいいタイミングに白川水源で休憩したあと、この人数でも昼食ができるあそ望の郷くぎので分散して食事をとることができた。もちろんすぐに食事は出来ないが、クーラーの効いたところにいるだけでも天国なのだ。

食事のあと14時からスタートした。
体験上、真夏の一番厳しい時間帯がその時間なので、頑張らないけれど風を受けられる程度で走ることにした。ただし、これが追い風になると無風になるので困ったものだ。
さて、ここから道の駅阿蘇までは30km、なにか楽しみがないと単なる修行になるので、ニンジンぶら下げるべく半分過ぎたところで美味しいジェラートのエイドを案内した。

イタリア料理のテイクアウト専門店「Italiasso(イタリアッソ)」到着。イタリアンジェラートだけでなく、ちょっと分かりにくいところにあるので店の紹介も兼ねて訪ねた。ネットで予約しておけば帰りにパスタやピザ、それにパーティ―プレートもあるのでその日の夕食にもいいだろう。「お父さんが阿蘇にサイクリングに行くと美味しいイタリア料理を持って帰ってきてくれる」が理想、楽しいサイクリングのお裾分けで家族円満、次回も堂々と阿蘇に行ける。

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いつも注文するジェラートはシチリアンブラッドオレンジ、甘酸っぱくて爽やかな美味しさ、風味と舌触りも文句なしの逸品。この店の優秀さを物語る味見に最適。年間通して食べることができるのでサイクリストには貴重なエイドポイントになる。

この店のオーナーは横浜生まれでイタリア・トスカーナで4年間修行された西内涼輔さん。西内さんがイタリアからビザの更新で一旦帰国した際にホリエモンこと堀江貴文さんに出会い、堀江さんがプロデュースする和牛のレストラン「WAGYUMAFIA」の店長に転職。その後、南阿蘇で観光や教育の分野で活躍されている久保尭之との出会いで阿蘇が大好きになり2022年に阿蘇に移住され久保さんとこの店を共同経営されている。
前職の顧客にはイタリアに長く住まれていた元プロロードレーサーの宮澤崇史さんもいらして、現在も堀江さんと宮澤さんがこの店に来られてプライベートの飲み会をされているようだ。

ジロに行ったときヴァ―レーゼのレストランの締めのジェラテリア(gelateria=ジェラート屋)。酔ってはいたが、ここのジェラートは不思議なフレーバーがあって最高に美味しくて感動した。

イタリア人の国民食といっても 過言ではないのがジェラート。イタリアでは夕食後のシメとしてジェラートを食べる文化(真冬でも)があるそうで、多くのジェラテリアが夜中の遅い時間まで空いていて、若い人から紳士淑女に年配の方まで賑わっていた。

メンバーのジェラートを味見させてもらったが、ピスタチオジェラートは濃厚でイタリア人の気持ちがわかるものだった。いろんなイタリア料理があるが、そのひとつがジェラート、これは間違いないと思った夜だった。

イタリアッソでの集合写真、この人数でもそんなに待つことなくジェラートを楽しむことができた。かなり脱線したが、コースが第1回応援ライドとほとんど同じだったのと、この日は写真が少なかったこともあって、サイクリングの楽しみが増えるアプリ「Strava(ストラバ)」のツール・ド・九州のコース上のセグメントと、ツール・ド・九州の観戦や阿蘇ライドに来られた際に私がおすすめするテイクアウト店「Italiasso(イタリアッソ)」を紹介した。
特に今年のツール・ド・九州のフィニッシュ地点には、近くにコンビニも食事をするところもないため、昨年の大分ステージのように、キッチンカーは来るかも知れないがグループでの昼食はかなり困りそうだ。そこでイタリアッソでは、サンドイッチBOX(10個から1500円くらい)を予約販売されているので、サポートカーなどで取りに来ることができるなら便利な存在になる。もちろんパスタやピザなども人気なので、外国の方のランチにも阿蘇の食材を活かしたテイクアウト専門店としておすすめだろう。

 

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TEL:0967-35-5077

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