コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました。
今回は「交流型サイクルイベント90分耐久MTBチャレンジ」のレポートです。起伏のある特設コースを『90分』という制限時間の中、何週できるかを競う耐久レース形式のイベントが開催されました。ご覧ください★
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小国町の「forest cafe BEAR」の敷地に作られた特設コースで小国町地域おこし協力隊の上野幸紀君主催による交流型サイクルイベント「90分耐久MTBチャレンジ」が開催されたので紹介しよう。
通称「BEAR(ベアー)」と呼ばれているforest cafe BEARは、黒川温泉近くのファームロードから、わいた温泉方面に行くと途中の右手に小さな「BEAR」の看板があり、細い道を看板通りに行けば小高い丘のてっぺんにある北欧風の一軒家、BEARにたどりつく。
BEARオーナーのジョージさん(左)はロードバイクや、特にマウンテンバイクは経験豊富で愛車はダウンヒルバイクだ。積雪がある厳冬期はBEARを休業され、ハワイに住む娘さん宅に滞在し現地の方とロードバイクで走られている。上野君(右)もマウンテンバイクやシクロクロスのキャリアは長く、息子さんはMTBワールドカップや世界選手権の元日本代表である。
そんなお二人が連携されたイベントだから話題になるのは当然であるとともに、先日のMTBスノーライドを主催した阿蘇くじゅうサイクルツアーの橋本君や、かって木魂館に隣接したコースで開催されていたMTBジャパンシリーズの運営に参加されていた小国町の本田さんもスタッフとして参加されていた。
そんな小国町のマウンテンバイクを愛するみなさんが、福岡から移住してBEAR開店19年目を迎えたジョージさんを、心の底からリスペクトされていることが今回の開催に到ったように感じた。
当日BEARは貸し切りになっており、薪ストーブがあるお洒落な店内でくつろいだり、広々とした敷地内で遊ぶ家族連れや、ペット同伴の方も小国郷の休日を楽しまれていた。
ジョージさんはもともと福岡でカレー専門店をされており、こちらでもカレーは「BEAR’s CURRY」として看板メニュになっており当日のランチになっていた。
参加者には、大分駅から延岡駅までの貸切列車によるサイクリングツアーを開催された延岡のミッチーさんこと、三井寿展さんもジョージさんのMTBつながりでエントリーされており、大いに会場を盛り上げられていた。
この日のタイムスケジュールは、
9:00~10:00 受付 / 試走
10:00~10:20 開会式
10:30 スタート
12:00 ゴール / 表彰式 / 昼食 / 解散
涌蓋山を眺めながらの1.3kmのコースを試走してみたが、私みたいな素人にはかなり、というか物凄くハードで、下りの逆バンクの急コーナーはオーバーランするし、でも変化があってよく考えられていると感じた。ただ、長くは走れないだろう。これは間違いない。
ジョージさんは、もっと激しいコースを提案されたそうだが皆に却下されたと聞いた。元バリバリのMTBライダーだったので、自分の敷地内で練習していたコースを再現されたのかも知れない。
いよいよスタートとなる。
起伏ある特設コースを“90分”という制限時間の中で何週できるかを競う耐久レース形式のイベントの始まりだ。ガッツリ走るのはもちろん、私みたいに休憩を前提に走るも、仲間と交代しながら走るものそこは自由な交流型というイベントになっているが、本格的なMTBレース運営の経験がある本田さんたちにより、ここから競技規則に従ったスタート手順により、「分」と「秒」が読み上げられると緊張が増してきた。やはりメリハリは大切。
九州各地から10~70代の男女が集まり、初心者から上級者まで交流(戦う)する90分間のお祭り(太鼓や鐘が鳴ったようにも)が始まった。
ジョージさんの店舗兼住宅の暖房は薪ストーブのみ、お湯は薪ボイラーというエコな生活を続けられている。なので敷地内には膨大な薪置き場がある。最近、太陽光発電をされてようでコースは巧みに太陽光パネルを避けて作られていた。
ミッチーさんの宇目のMTB講習会と、延岡サイクリングツアーに一緒だったメンバーが揃った。
この日を合わせると3週連続だ。
バンバンさんは2週連続
優勝争いはミッチーさんとハードテールの若者の一騎打ちになった。
コーナーでは断然ミッチーさんが早く、直線や上りになると若者が猛然と迫り、徐々に若者が有利になっていった。
BEARの前が応援席とピットになっているので歓声が凄い。ただ、ここに来るまでのセメント道と、柔らかい泥道の厳しい上りでヘトヘトになって、熱い応援にも関わらず2周で笑顔は消え、3周でピットに入った。
しばらく観戦と、
ミッチーさんのレッドブルで疲労回復を図り、
阿蘇くじゅうサイクルツアーのよしみちゃんお手製補ケーキに、暖かいBEARのコーヒーで補給を入れるが、あまりに居心地いいのでついつい長居となった。
しかし、阿蘇の野焼きを終わったら私の2025年のシーズンイン、この日北外輪山の野焼きがあっているので最後にもうひと頑張りだ。
90分全力で走り続けたミッチーさんは2位でゴール!
全員ゴールすると「90分耐久MTBチャレンジ」はお祭り騒ぎのようになった。
「BEAR’s CURRY」、縦に行儀よく並んだグリル野菜が可愛い。
高校の時に食べた博多ナイルカレー以降、
カレールーはサラサラ派なのでうれしい。
幸せ感あふれるBEAR’、最高に美味しい。
爆笑に包まれた表彰式もスタッフの皆さんの知恵を結集、豪華賞品なんていらない。
ジョージさんの特別賞は将来のMTB選手に期待込めてこのお二人に
最後に涌蓋山をバックに記念撮影、Bears’Children、再開を楽しみに!
宇目マウンテンバイクコースの三井さんの講習会では、「コーナーを曲がるときは目の前を見るのではなく視線は出口に!」というレクチャーを思い出しながら試した。
しかし、あの時は平らなアスファルトで何度かやっているうちに上手くいったが、ここは下りの逆バンクの急コーナーがいくつもあり、曲がり切れずにブレーキを多発するとスピードが落ちて、カーブの先の上りで体力を消耗し、周回を重ねる度に疲労は増すばかりという結果になった。
そもそもマウンテンバイクコースというものは、一定のテクニックがないとこのようになるように設計されているのだろう。ロードバイクとMTBが最も違っているのは、体力だけでなく適切なテクニックを学び実践していくスキルが必要だと痛感した。
そして、そこが面白みなのでもあろうし、転んでも危険性が少ないオフロードはビギナーのレースデビューにもぴったりだ。内牧にあるマウンテンバイクパークはそう意味で貴重な施設だろう。
阿蘇という地域の宝である環境と人により、私有地で開催する最大でも50名程度のサイクルイベントは、スタッフも少人数で開催出来ることから最も大切な継続性があることが魅力だ。小国町の楽しさを体験させようと立ち上がった小国町地域おこし協力隊の上野君の交流型サイクルイベント「90分耐久MTBチャレンジ」はGood jobなのである。
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