西暦4年(993年)9月9日、豊前国宇佐八幡宮の御分霊を勧請し、元縁2年(1689年)及び明治39年(1906年)に神殿、拝殿を再建しています。主神として、品蛇和気命(応仁天皇)、息長帯日売命(神功天后)、高木入比売命(応仁天皇の后)以上3体が祀られています。西湯浦の地に鎮座して 千年の月日を数えるこの八幡宮は、西湯浦120戸の氏神として、旧暦の七夕の日に祭典を行っていることから、通称「七夕さん」と呼ばれています。織姫と彦星の伝説で知られているお宮であり、男女の縁結びの神様として村人から慕われている神社であります。祭典では、御神輿が本殿から御仮屋に神幸し、阿蘇神社と同じ田植え歌が歌唱されます。こけは、湯浦郷(南宮原、湯浦、西湯浦、西小園)が阿蘇神社社領であった頃、西湯浦に一の宮社を分祀しその祭典が八幡宮の祭典と融合してものではないかという説にあるそうです。