柑七(かんな)

 パンとスイーツの『柑七(かんな)』は、オーナーが一人で切り盛りする小さな店。2009年には柑七の名前でオープンしていましたが、現在地に移転してきたのは2018年4月のこと。住宅街の中で目を引く真っ白な建物が、阿蘇の青空の下に映えています。


 レトロな家具・調度が置かれた店内は、手作りの温もりが伝わってくる可愛い雰囲気。ソファ席とカウンター席が設置されたイートインスペースもあり、コーヒーなどのドリンクもオーダーできます。簡易なスペースではないのでゆっくり寛げるのが良いですね。

 「シフォンケーキ(カット)」(180円)。パンで有名な店ですがスイーツも販売しています。内容は日替わりとのことなので、なにがあるかは行ってからのお楽しみです。この日はシフォンケーキのほか「生チョコケーキ」(290円)、「ベイクドチーズケーキ」(280円)、注文を受けてからキャラメリゼする「クレームブリュレ」(280円)などが置いてありました。

 シフォンケーキはふわっと軽い口当たりで中はしっとり。生チョコケーキは口どけなめらかな生チョコがスポンジの間にもたっぷりサンドされていて、どちらも手作りならではの優しい甘さです。良心的な価格設定も嬉しいですね。

 「なにを作るかはその時の気まぐれ」と笑うオーナー。寒い季節にはチョコレートやチーズなど濃厚なものを、暖かい季節には安仁フルーツなどのサッパリしたものを作るように心がけているそう。シフォンケーキは通年で作ることが多いそうなので、出合える確率は高いかもしれません。

 店に入ってすぐのショーケースに並ぶパン。惣菜パンや菓子パンなどバリエーション豊富で、多い時には30種類ほど並ぶこともあるとか。

 そして柑七で忘れてはいけないのがベーグルサンド。オーナーの実家で作ったもち米の米粉を入れたベーグルに様々な具を挟んで提供してくれます。あんバターやハチミツバターといった甘い系から、ハムとクリームチーズやBLT(ベーコン・レタス・トマト)などのランチにおすすめなものまで種類豊富。注文を受けてからトースターで焼いてくれるので、サクサクでモチモチの食感が楽しめます。

 パンもスイーツも九州産の小麦、阿蘇のジャージー牛乳、卵、野菜などを使っており、素材にもこだわっています。

 オーナーの安永千恵子さん。小さなお子さんのいるお母さんです。元々は畑違いの仕事をしながら趣味でお菓子作りをしていたのですが、いつかプロになって自分の店を持ちたいと夢を抱き一念発起。瀬の本高原にあるシェ・タニでパティシエとして修行を積んでいる間にパン作りの技術と知識を習得し、パン職人の道へ進んだそうです。

 物静かな雰囲気と穏やかな笑顔が印象的な安永さん。店に並ぶ小さなパンやスイーツたちは、そんなオーナーの人柄が写し込まれたような優しい美味しさでした。

 

【柑七(かんな)】

住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地2321-5
電話番号:0967-22-8817
営業時間:午前10時〜売り切れまで
定休日:日・月曜日、土曜日不定

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