道の駅阿蘇サイクルアドバイザーのコルナゴ部長こと中尾公一さんに、E-バイクについてレポートしていただきました！
たくさんの魅力があるE-バイクをみなさんも体験してみませんか？
MTBで坂を上る魅力、それがe-bike
阿蘇市では「阿蘇シェアバイクサービス」という電動アシスト自転車（e-bike）に無料で乗れるサービスが8月21日から11月24日まで行われている。これは将来的に有償の観光サービスにつながることを目的としており、導入されればあまり自転車が得意でない人も阿蘇らしい景色を満喫できる。それと友達や家族などと同じスピードで、同じ距離を、気兼ねなく一緒に走ることができるというサイクリング本来の魅力を存分に楽しむことができる。
8月18日にe-bikeの試乗会があり、ガイドとして年配の方からお子さんまで案内したが、参加された方全員が普通の自転車と同じように気軽に乗れて、驚くほどのアシストのパワーに感動されていた。現在e-bikeは阿蘇駅を含め阿蘇市内4箇所で借りることができるので、実証期間中に試してもらったら世界中で売れている理由がわかるはずだ。
自転車は3種類のPanasonic製で、カゴ付きのグリッター、クロスバイクのハリヤー、それとMTBのXM1が用意されている。
MTBのXM1
10速、タイヤサイズ27.5×2.2HE、ロック機構付サスペンションフォークはリモートレバー付、油圧ディスブレーキ、コンポはシマノSLX、クランク軸に直接駆動力を伝えるスポーツドライブユニット、バッテリーはダウンチューブと一体化してスマート、走行速度や距離・アシストパワー等表示するセンター液晶ディスプレイ、LEDライト
試乗コースは湯浦の平坦コースと、福の神大黒天の先にある急勾配が続く林道コースで平坦コースは居眠りしそうになったが、林道コースではロードでは上れない急勾配のグラベルを、スポーツ性能とアシスト力を活かしてグイグイと想像以上のスピードで上る楽しさには、わたしを含め普段それなりにロードに乗るガイドで参加した全員のe-bikeに対する固定観念が「ぶっ飛んだ」と言っても大げさでなかった。
最初はペダルを踏みさえするとグイグイ進むので10速のギアの意味が解らず、平地と同じ重いギアで坂を上って、もっさりとした感じだったが、軽いギアにしてペダルを踏むと、経験したことがないパワーに驚き、MTBで坂を上る楽しさを初めて味わうことになった。MTB本来の楽しみのダウンヒルは、バイクの重量22.1キロと、2キロはありそうなシェアバイク用のゴツい鍵により、どっしりと安定した迫力あるダウンヒルが楽しめた。
今後の導入に当たっては、阿蘇の一番素晴らしい景色の日の出や、雲海の時間帯にも楽しめるようにすることと、未舗装路をスポーツとして楽しむため、高価（356,400円）ゆえにガイド付きで管理しながら提供することがポイントになるだろう。走るコースとしては、たとえ落車しても芝生のような柔らかい草原を駆け巡る牧野ライドがベストではないかと思う。
阿蘇にしかないフィールド、季節も選ばず走る人も選ばないMTB e-bike、この組み合わせは、多くの人を阿蘇に呼び込む実現可能なアクティビティではないだろうか。
コルナゴ部長と阿蘇満喫ライドの開催日が決定
開催日時：9月15日(日)・29日(日) 9：00～
集合：道の駅阿蘇のバイクラック周辺に9時集合（時間厳守）
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道の駅阿蘇(ＮＰＯ法人ＡＳＯ田園空間博物館)
TEL：0967-35-5077
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