夏目漱石と阿蘇火山に関するジオツアー&講演会に参加しました!

みなさんこんにちは!ルカです!
今日は防災の日。関東大震災が起こった日ですね。
最近は人工地震等言われておりますが、自然災害はいつ起こるかわかりません。備えあれば憂いなしという言葉があるように、いつ起こってもいいように準備はしておきたいですね。

さて本日は、先日のブログで紹介しました、「熊本地震阿蘇復興祈願 夏目漱石小説『二百十日』にみる阿蘇火山に関するジオツアーと講演会(第4回)」に参加しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

「二百十日」とは、阿蘇が舞台の夏目漱石の短編小説です。明治32年の夏に、夏目漱石は内牧温泉に泊まり、阿蘇神社を参拝し阿蘇中岳登山を試みました。その時は、中岳火口の噴火活動が活発だったようで、夏目漱石は噴煙を目指して歩いていたようです。

私が参加したコースは、阿蘇神社→極楽寺→道標の夏目漱石が歩いたとされるコース。
ジオガイドさんよりご案内していただきます。


まずは、阿蘇神社についての説明。国造神社と阿蘇神社と中岳火口は一直線だから横参道であるということや、神事などの説明がありました。
また、楼門や拝殿は約4年ほどで完成するのだそうです。完成するのが待ち遠しいですね

阿蘇神社で参拝が終わった後は、極楽寺へ。


極楽寺では、美味しいお抹茶を頂き、仏像や震災後のお話を副住職さんよりしていただきました。なんと、20年後には神社仏閣は今よりも2万減り、5万ほどになるそうです…


極楽寺は、震災後新しく建て直され、すごくきれいになっていました。副住職さんは「お客様に来ていただくと、きれいにしようと思う。きれいな場所には人が集まる。」とおっしゃっていました。極楽寺では、坐禅や写仏など様々な体験ができますので、ぜひ体験されてみてくださいね

次は、道標へ。
道標への道でも、阿蘇についてのお話を聞くことができました。
阿蘇神社の裏の通りは溶岩の切れ目になっており、低いところは湿地になっているので建物は高いところに建っているんだそうです。

他にも阿蘇の話を聞きながら進んでいると、道標へ到着。


「左 阿そのミや 左 阿そさん 右 ぼうぢう」と書かれています。
「左は阿蘇の宮。左には阿蘇山が、右には坊中があります」ということです。
夏目漱石は、阿蘇山を目指していましたので、もちろん左に進んでいったということになりますね。

道標まで行きましたら、阿蘇神社まで戻ります。


阿蘇神社まで戻りましたら、山王閣へ移動です。山王閣では、漱石の顕彰祭が行われました。


また、山王閣には、夏目漱石の銅像・泊ったとされる部屋があり、そちらも見学することができました。

次は阿蘇ホテル1番館へ移動し、昼食と講演会です。


昼食は、小説「三四郎」に登場する浜松駅で購入したであろう弁当の内容を中心に製造されたものだそうです。どれもとても美味しかったです。

お腹を満たした後は講演会です。


演題は『小説「二百十日」と紀行文「五足の靴」』で、講師は熊本大学名誉教授の小野友道先生です。
「二百十日」と「五足の靴」の関係性や、当時の政治の状況などを知ることができ、とても勉強になりました。私は「二百十日」しか読んだことがなかったので、他の書籍も読んでみようと思いました。みなさんも、ぜひ読まれてみてください!

また来年も開催予定となっておりますので、興味がある方はぜひご参加ください!

 

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