コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「香港向け阿蘇ライド」🚴

コルナゴ部長こと中尾公一さんよりレポートをいただきました。
今回は、台湾の方とのライドです。

肥後銀行が取り組まれた香港向け阿蘇ライドのプレゼンに参加してきた。
香港から下見に来られたのは、スポーツコンサルタントでサイクリングコーチのケンジさんと、アシスタントのジェイミーさんの2人で日本では沖縄でサイクリングツアーを開催されている。ケンジさんは元ディスカバリーチャンネルマルコポーロのメンバーで欧州のUCIレースを走った経験もあり、当時の写真を見せてもらうと有名選手が次々に出てきてびっくりだった。

阿蘇での3日間の行程は、初日にMTB E-Bikeの草原ライド、2日目にロードバイクでのサイクリング、3日間は観光スポットの取材で、ライドの案内は道の駅阿蘇の下城さんとトリムカンパニーの橋本君、それとわたしは2日目のロードバイクのサイクリングのみに参加した。

瀬の本レストハウスにあるトリムカンパニーに集合、自己紹介のあとケンジさん(↑写真:左)と私たち3人は自走で、肥後銀行の村上さんがサポートカーを担当し、撮影担当のジェイミーさん、くまもとDMCの通訳の方を同乗してスタートした。この時期のサイクリングは寒いので香港の方には長時間は厳しいだろうと思いきや、オールカステリに身を包んだケンジさんは意外と薄着なのに全く平気そうでカステリの防寒性に興味がわいた。

瀬の本からやまなみハイウェイを下ったところにあるトウモロコシやフルーツを販売する「ヒゴタイフルーツ」には、ツゲやツツジで作った鳥やくまモンを形作った植木が谷を越えて並んでいる。その数700体とか、道沿いには鹿も飼われており観光客をよく見かけるところだ。2人にも目が留まったようで予定外の長居となった。

外国の方を案内するときは、大幅に時間がずれ込むのが普通で予定通りにはいかないと思っていたがいい。これから池山水源に行って、うぶやま牧場の予定だったが、この時点で牧場までは無理、臨機応変のコース変更となった。

保育園を改装したアーモンドカフェ「DABERIBA(ダベリバ)」は今回初めて立ち寄った。

「いいね!」、ケンジさんとジェイミーさんの目の色が変わった。健康食材のアーモンド専門店には天然素材で味付けしたアーモンドが並びケンジさんは大量に購入された。補給食にナッツ類はいいし、自転車乗りは健康志向の人が多いからここはおすすすめのカフェだな。

県外ナンバーやレンタカーで女の子が次々に来店する元保育園のアーモンドカフェ「DABERIBA」、ランチもあるので次回の阿蘇ライドで立ち寄ろう。

池山水源の反応はイマイチで時期的としては夏が旬のスポットだろう。

でもここで橋本君のサプライズがあって、彼の前職の「CHEZ Tani(シェ・タニ)」のアップルパイを切り分け紅茶でいただくサービスには大喜びだった。

総じて外国の方は甘いのがお好き。

次はうぶやま牧場をキャンセルして大観峰だが、やまなみハイウェイからミルクロードは寒風をまともに受け寒いので40号から草原の中を走る合戦群の道を行くことにした。開けたところに出るまで上りが続くがケンジさんは全く息が乱れない。10%越えの上りでは、わたしに合わせてゆっくり走っているのに、手放しでウィンドブレーカーを脱いで、たたんで、ジャージのポケットに入れる・・・元レディオシャックだったのを忘れていた。

この道も気に入られたようだった。

ここはほとんど車が来ないので4人並んだり、斜めに隊列を組んだりしてジェイミーさんのカメラにおさまる。外国の方の写真を撮る熱心な姿には毎度感心させられる。

大観峰はあいにく景色が眺められず残念・・・

ケンジさんは弱虫ペダルのファンだと言っていた。日本語版を全巻コレクションとして持っているそうだ。そこで劇場版の経緯を話してあげるとわたしを見る目が変わった。そこから嫌な予感がして、「ラピュタを走りたい!」、「今はできない」、「WHY?」・・・
台湾ファムツアーの時と同じパターンになった。

でもご機嫌!
ここから遅めのランチということで2人が好みそうな南小国の「茶のこ」を目指した。

7名と大人数だったが入店OKでケンジさんもジェイミーさんにも大好評だった。食後にパフェを注文したらジェイミーさんの笑顔はこの日のマックスに達した。
自転車乗りにとってこの店は聖地みたいなところで、食事・スイーツ・雰囲気・雑貨のどれをとってもクオリティの高いカフェだから、サイクリングで訪ねる外国の方に満足されるのは当然だろう。でも落ち着いた雰囲気で女性のリピート率の高い店ゆえに、大人数の自転車乗りはテンションも上がって他のお店に迷惑になりかねず4名がいいところ、店の敷居は大切だ。ミルクロードからほど近くて、人数も多かったら今は改装中だがエルパティオ牧場や、うぶやま牧場あたりがランチにはおすすめかも知れない。

外国の方にサイクリングを提供する場合、参加者の強度や目的などニーズを尋ね、日本(現地)でのルールを明確に伝え、自治体の枠に関係なく、魅力的であるならば市町村、県をも横断するコースを提供すべきである。インバウンドによるサイクルツーリズムを今後の目的とするならば、一歩ずつ一ミリずつでも挑戦し、その結果を検証していくことが大切だと思う。ピースさえつなげれば、びわ湖やしまなみ海道に並ぶポテンシャルはあると実際に2か所を走って思っている。台湾ファムツアーで一歩踏み出し、今回の香港で一ミリ進んだ。

ケンジさんが不思議そうにわたしたちの自転車を見ながら、香港では自転車の前後のライトとベルは必須であり、この3つが備わって、かつ正しく機能しないと厳しい罰金が科せられると言われた。国によって自転車に乗る規則が違って、そういえばハワイに行った時、信号が赤でも右折専用レーンだったら車は右折できたし、自転車は歩道を必ず押して、走行はバイクレーン、車道は必ず車の進行方向、歩行者や自転車を追い越すときは声を掛けるのがマナー、全部知らなかった。イタリアのラウンドアバウト、ジロ観戦でステルヴィオ峠を上っているとき、ちょっと斜行しただけで呪いの言葉だった。外国の方を何度か案内した際にも右側を走ったり並走したりする人がいた。このように国によって規則や考え方が違うので外国の方を対象に公道を走る場合は、ガイドが案内する時でも事故を防ぐために道路標識を含めた交通ルールの説明は周知徹底しなくてはならない。

この日の前日に体験された草原ライドは、走るところがスキー場のゲレンデみたいなものなので公道を走るリスクは減り、MTB E-Bikeだったら自転車に乗れる人は誰でも楽しむことができて参加者の対象はより広くなる。阿蘇らしい景色を眺めながらのサイクリングと広々とした草原ライド、いずれとも台湾ファムツアーや今回の香港の方と一緒に走って確かな感触を得た。次のステップはいかにして阿蘇に来てもらうか、阿蘇の資源を活用したサイクルツーリズムは絶対可能性がある。地域の人々、地元企業、行政、それぞれが連携して実現に向けて挑戦されるならと思う。わたしも今後とも微力ながらお手伝いし、ケンジさんみたいな多くの自転車仲間と知り合っていければと思っている。

 

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