コルナゴ部長こと中尾公一さんよりレポートをいただきました。
今人気のあのアニメの聖地を巡るライドが行われたようです。
『コルナゴ部長と行く♬日本の伝統文化と「鬼滅の刃」聖地巡礼ライド』を福岡県八女市の魅力発見と、九州北部豪雨で被害を受けた星野村の活性化を目的に、熊本地震による阿蘇復興ライドを何度も開催された久留米のKeiさんが企画、こだわり抜いたもりだくさんの内容に30名の参加者は大満足だった。日輪刀がゼッケン代わりでコスプレありのキャラ立つライドは、エイドで立ち寄った店舗の方や沿道の方、それに社会現象となっている「鬼滅の刃」の聖地とされる溝口竈門神社崇拝の方など出会ったみなさんから笑顔の応援をいただいた。コロナ渦の中、アニメや漫画、ゲームなどモチーフにしたサイクルジャージの着用やコスプレが推奨される初参加のキャラクターライドは、普通のサイクリングとは別物の幸せ感と地域の方に笑顔を届けるという実体験だった。
第一エイドは上陽町の「ほたると石橋の里」で星野村の木屋芳友園さんのほうじ茶。
歓迎看板が嬉しい。
鬼滅グッズの用意が無い人でも受け付けでもらったゼッケン代わりのウレタン製やプラスチック製の日輪刀をジャージのポケットに差せばちょっとしたコスプレ気分になれる。
迎えてくれたスタッフさんも喜んでもらえたようだ。
このあと黒木町の「駅前まんじゅう店」のエイドで野菜たっぷり肉まんを堪能、あまりにも美味しかったので自宅用に買ってサポートカーに預けた。
八女伝統工芸館を見学
八女市横町町屋交流館では鬼滅の刃のシーンを再現
スタッフの方も大喜び、「孫のために写真を撮らせて!」と、エイドで立ち寄るところで年配から何度も言われた。
ランチは鬼滅ファンで賑やかな溝口竈門神社の川沿いの土手
子供さんは目を丸くして得意のポーズ
お母さんの盛り上がりも熱烈。
鬼滅の刃の衣装を着た子供さんやファンが訪れる溝口竈門神社は当時の筑後市観光協会もしっかりサポートされていた。
今回のライドを例えるなら「鬼滅の刃」という神輿を担いで町を練り歩いているようだった。最初は正直、コスプレの雰囲気に溶け込めなかったが、行く先々での歓迎や子供たちに目が点になる感動を与え、年配の方からは孫に見せたいからと一緒に写真をお願いされ「鬼滅の刃」の強烈な人気にあらためて驚いたと共に、私たち祭りの行列参加者も日常を離れてリズム良く走り、終始笑顔で楽しむことが出来た。
これは弱虫ペダルファンのYUKOさんが2017年のツール・ド・フランスを観戦に行かれた際の一枚、海外にもアニメファンは多いので鬼滅の刃も世界中で話題になるかも知れない。
鬼滅の刃ライドの前々日の2日前は佐賀・長崎方面を現地のサイクリストに案内してもらいサイクリングをしていた。また、佐賀県伊万里市のビジネスホテルがサイクリストにも利用してもらいたいと受け入れる準備をされており、モニター宿泊をして自転車乗りのニーズや対応についてお話しした。
このようなサイクリストに柔軟に対応される施設をベースにした有田焼や伊万里焼の窯元巡りなど、多様な方が選ぶ九州のゲートウェイによって全国から九州に滞在してもらえる可能性がある。サイクルツーリズムを盛り上げていくには様々な地域と連携していくことが今後は大切であり、数年後のインバウンド・ツーリズムを迎えるにあたっては、阿蘇だけではなく九州各地の魅力を発信していくことが重要になってくると思っている。
ホテルから7kmほど走ると大川内山へ到着した。
最初に訪ねたのは伊万里の秘窯の里と言われる大川内山で青磁を追及されている青木陶房さん。素材となる大川内山から採掘される青磁原石は持ち出し禁止で山は厳重に警備されているという。
ろくろ師の青木昌勝さんは42歳と若く鍋島青磁の流れをくむ虎仙窯から独立して陶房を開かれた。
青磁が好きなので物欲と戦った。お手頃価格の氷青磁も印象的だったが、8000円のぐい飲みは手に馴染むほど良い重さと滑らかな感触、刃のような薄い口当たりに魅了された。8000円・・・私のタイヤの値段と変わらない。2万円の青磁のマグカップはサドルより安く、5万の大皿はシューズやヘルメットと思えば高くはない。自転車用品と比較すると金銭感覚が麻痺する。
大川内山から15km走って有田へ。
ちょうど陶磁器祭りが開催されていてメインとなる通りは人と車で大渋滞していたが、自転車ならスイスイ行けて、あらためて観光の移動のポテンシャルには最適だと思った。
通りから開けた階段が見えたので近くに行って見るとその上に鳥居が見えた。
階段を上がるとすぐ線路があり廃線の跡?
線路のすぐ先には鳥居、やきものの神様とされる「陶山(すえやま)神社」だった。
線路はJR佐世保線で普通列車が目の前を通ったと思ったら次はハウステンボス号!
神社の方から聞いて驚いたのが今から「ななつ星」が来るという。
そうこうするうちに警笛が聞こえた・・・
来たぞ!
重い客車を引く独特のエンジン音を響かせてななつ星が来た。
列車が走る参道の神社だった。
念願の柿右衛門に自転車で乗り付けると敷居が高そうだなと思っていたらネクタイ姿の上品な方が歓迎してくれた。ちょうど薪窯による本焼き焼成の特別公開がこの日限定で行われており幸運にも目の当たりにすることができた。
薪は1000束の赤松、焼成時間は40~45時間、温度は約1300度
柿右衛門窯の庭に柿の木が2本あった。
このあと20km先のハウステンボスへ移動した。
この日はコロナでずっと中止になっていたハウステンボスの花火大会が開催される。時間は8時から。それまで佐世保の自転車乗りの方に案内してもらって夕景スポットを訪ねた。
暗くなったのでハウステンボス付近やゲート入口にあるシゲルさんの店で時間をつぶした。
花火を見るのは地元の人だけが知る山の上から。その真っ暗な秘密のスポットに案内してくれるのは佐賀・長崎を案内してもらったアリサさんとリク君。
到着するとすでに地元の方が数名
久し振りの花火はハウステンボスの夜景により際立った美しさだった。
花火が終わりに近づくと伊万里のホテルを目指して30kmのナイトランだ。
夜、そこそこの距離を走るのは今回の鬼滅ライドの試走で八女中央大茶園の夕景を見て久留米市内まで走ったのが初めてで、この日は倍の距離なので明るいVOLT800を装着して20時30分にスタートした。夜走る緊張感にはすぐに慣れて、夜風が心地よく、何より余計な景色が見えなく走ることに集中できる。ブルベする人の気持ちが少しだけ解るような気がした。
21時40分、ホテルに雄二さん、Keiさん、タカコさんと到着。仁力俥スタッフの水口さんと岩崎さんと居酒屋で合流して乾杯した。翌朝はアリサさんの案内で唐津方面をライドして雨模様になってきたので夕方前に車で久留米に移動、サポータ隊の麻莉さん伊藤さんも合流してB級グルメを堪能しながら最終の鬼滅ライドの打ち合わせをした。
本番の朝、6時45分に久留米からそれぞれ星野村へ移動、木屋さん、下城さんと合流して駐車場整備や受付の準備をして『コルナゴ部長と行く♬日本の伝統文化と「鬼滅の刃」聖地巡礼ライド』が開演された。
Keiさんは何度も試走を重ね地元八女と星野村の魅力を伝えるライドを提案された。その試走には雄二さん、木屋さん、タカコさん、私とサポートカーで伊藤さんも参加された。今回のライドのビュースポットとして最も見せたかったのが試走した際に感動したこの八女中央大茶屋展望所からの夕景だった。しかし、時間が押してやむなくキャンセルすることになった。予想を裏切ることになったがライド全体の期待は裏切らなかったと思っている。後悔はしないが反省はしっかりして来年の第2弾に備えたい。参加されたみなさん、サポートカーの麻莉さん伊藤さん、仁力俥スタッフ、木屋芳友園さん、次回も鬼殺隊員として笑顔を届ける任務を遂行しましょう。
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