みなさん、こんにちは!
阿蘇の朝は6度前後とかなり冷え込みますが、日中は陽が出れば、20度くらいとあたたかく、寒暖の差が激しいです。
おかげで木々の葉も少しずつ色づき始め、ススキの穂も開きつつあります。夕焼けもきれいな季節ですね。
さて、今日はこんなうれしいお知らせをお伝えしたいと思います^^
スポーツ庁、文化庁と観光庁の三庁が実施する「スポーツ文化ツーリズムアワード2021」にて、道の駅阿蘇の「牧野ガイド」事業が「スポーツツーリズム賞」に選ばれましたよ!
スポーツ文化ツーリズムの普及、拡大に向けて~「スポーツ文化ツーリズムアワード2021」受賞団体決定~ | 2021年 | 報道発表 | 報道・会見 | 観光庁 (mlit.go.jp)
まず、「スポーツ文化ツーリズム」とは?というところからですが、スポーツ庁の説明にはこうあります。
「各地域のスポーツイベントと文化芸術資源を結び付けて、新たに生まれる地域ブランドや日本ブランドを確立・発信し、訪日外国人旅行者の増加や、国内観光の活性化を図り、日本及び地域経済の活性化を目指すこと。」
2016年度より、その「スポーツ文化ツーリズム」の推進に寄与する取り組みやイベントを公募し、スポーツ庁、文化庁と観光庁の三庁が選定し、「スポーツ文化ツーリズムアワード」の表彰を毎年行っています。
今年、2021年度は42件の公募があり、その中から計10件の受賞団体が選ばれました。
本賞5件、特別賞5件ですが、道の駅阿蘇の『阿蘇の草原を活用した「牧野ガイド」事業』は本賞の中の「スポーツツーリズム賞」受賞しています。
11月30日に東京で開催される「第5回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」の中で行われる表彰式に、道の駅阿蘇の駅長である、下城マネージャーが出席予定です♪
さてさて、では「スポーツ文化ツーリズム」を推進するイベントとして評価された、「牧野ガイド」とは?なのですが、みなさまの中にはすでに、ブログでのご紹介を読まれたり、実際に参加された方もいらっしゃるかもしれません。
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牧野というのは草原のこと。阿蘇では千年以上、草原が人々の生活に密接してきました。農業が盛んなカルデラで、現在はトラクターが大活躍ですが、かつてその役割を担ったのは牛や馬たちでした。人工的に手を入れた草原で、その大切な牛や馬たちを放牧したり、飼料となる草を刈ったりしてきた歴史があります。
そういった草原にしかいない希少な昆虫や、植物もあるため、普段は皆さんが無断で立ち入ることは一般的には禁止されているのですが、2018年の12月より、「牧野ガイド」事業というものがスタートしました。
知識と経験を兼ね備え、特別に草原に立ち入ることを許可された「牧野ガイド」さんと一緒であれば、実際に草原に入って、阿蘇をもっと身近に体験していただけることができる、それがこの度「スポーツツーリズム賞」を受賞した、道の駅阿蘇の『阿蘇の草原を活用した「牧野ガイド」事業』です。
ガイドさんに貴重な草花や小動物のことを教えてもらいながら歩いてみたり、草原の中の未舗装道路をマウンテンバイクで疾走したり、さらには自分の足で走って風を感じたり。
実際に牛や馬を農業に使うことはなくなり、草原維持するために不可欠な野焼きを担う人手も年々高齢化、減少しています。
千年以上の歴史を持つ草原をどう維持していくのかは今私たちが直面する大きな問題ですが、皆さんがこのように阿蘇の草原を体験していただく参加費の一部は、草原の維持管理費に充てられます。
草原は実は、森林よりも保水力が高いそうです。熊本が誇る水も、この阿蘇の草原があるからこそ、ともいえるのではないでしょうか。
先日、海外の団体から持続可能な観光地(Sustainable destination)として、世界のTop100に選ばれたところですが、今回また違った視点での受賞を機に、より多くの人に阿蘇の草原で楽しく気持ちよく汗を流していただき、そのついでに草原のことを知っていただいて、それがまた阿蘇の草原が広がる美しい景観を変わらずに保つ助けになるといいな、と思っています^^
Kana
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