コルナゴ部長こと中尾公一さんから「サイクリングガイド本とやまなみハイウェイ清掃活動」レポートが届きましたのでご紹介いたします。
サイクリング愛好家にはもってこいの、阿蘇の魅力がギュッと詰まった1冊です。
それではどうぞ~。
阿蘇サイクリングのムック本「ニッポンのじてんしゃ旅」シリーズ第7弾となる『阿蘇サイクリングガイド』が八重洲出版より10月28日に発売され私の手元にも届きました。
本の制作のみなさんと1年間取材に同行しましたので思いのある本になりました。私たち阿蘇サイクルガイドのメンバーで案内したり情報を発信するだけでは阿蘇の魅力を伝えることは到底できません。阿蘇全域を網羅した保存版となるこの本により、全国のサイクリストが遠征計画を立てて阿蘇ライドを楽しまれることになるでしょう。
本の紹介のあとは10月27日にやまなみハイウェイの清掃活動に参加して、終了後は阿蘇満喫モニターライドを開催しましたのでそのレポートです。
では特別編集されたCycle Sports誌による本の紹介記事です。
「ニッポンのじてんしゃ旅シリーズの第7弾。舞台は、世界有数の巨大カルデラと絶景ロードの数々が、サイクリストに愛されている熊本県阿蘇エリア。阿蘇イチルートを中心に、カルデラ内の平野部と、周辺の丘陵地帯のルートを収録しました。
今回はロードバイクだけでなく、MTBやグラベルバイクで楽しめるツアーも紹介。サイクリング途中に立ち寄りたいカフェや食事処、そして宿や温泉情報など、じてんしゃ旅プランを立てるのに役立つ情報を盛り込んだ、阿蘇をまるごと自転車で楽しむためのサイクリングガイド本です。」
続いて「ニッポンのじてんしゃ旅」シリーズのライターで今回も長期に渡り取材を重ねて書かれた栗山尚久さんから私宛のメッセージの一部を紹介します。
「地道に活動されてきた中尾さんからすれば、ようやくスタートラインに来たという感じでしょうか。今回、改めて阿蘇の自然の奥深さを感じ、中尾さんがおっしゃる通り、正直全国誌の誌面ではなかなか案内するのが難しい、名もなき道が無数にあることを知りました。ムックは阿蘇へのほんの入り口を示しているに過ぎないと思っています。
そして、中尾さんのような地元に根ざしたサイクルガイドさんたちへの援護射撃に少しでもなればと思い、巻末に阿蘇のみなさんに登場して頂きました。」
巻末に登場した阿蘇のみなさんは、自転車マスターズの星 福島雄二さん、レジェンドMTBライダー 清田あづささん、福岡の高速ローディ 日高健一さん、サイクルピットぐるり 山内健正さん、サイクリングツアーガイド 橋本幸太さん、物知り牧野ガイド 釜崎笙さん、夫婦サイクリストの鍵 井上幹康さん、パワフル女子サイクリスト 井上美幸さん、そして道の駅阿蘇駅長 下城卓也さん、道の駅サイクルアドバイザー 中尾公一と紹介されています。
「ニッポンのじてんしゃ旅シリーズ」第1弾のしまなみ本からモデルをされ、阿蘇取材も3時起きの日の出から日没シーンまで気合十分でモデルをされたシマコさん(右端)が友達の方と草原ライドに来られたので案内してきました。
西小園牧野は初心者の方でも草原ライドの魅力を楽しむことができます。
写真や動画もいい記念になりますしSNSに映える投稿にもいいようです。
草原に丘がこぶ状に広がる光景も火山が作ったものです。
外輪山の縁のコースは、眼下に広がる阿蘇谷と、屏風のような外輪山と阿蘇五岳の眺望に写真が止まりません。
かぶと岩近くの西小園牧野は、眺めが良く阿蘇らしい景観をe-MTBによる爽快感を疲れ知らずに楽しむことができます。お2人も大満足で日頃の疲れから解放され、鋭気を養うリセットとなったようで元気に東京に帰られました。
開通からやがて60年になるやまなみハイウェイの美化活動が開催され、道の駅阿蘇の事業として募集し2名の方が参加されたので10月27日に道の駅阿蘇のスタッフの方と4名で参加してきました。
瀬の本レストハウスに集合してブリーフィングのあとプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんの講演がおこなわれました。早く来られていたので、清掃終了後は瀬の本から黒川温泉まで2名の方をサイクリングに案内します。
それにしても70名参加されたシニアのみなさんの熱気は凄かったです。私より10歳以上の田中さんの追っかけの女性までいらっしゃいました。運営や進行は私のライドでお世話になっている四季の里旭志の管理者のシェルパの阿南さんが担当されました。
田中さんの番組はBSでよく見ていましたが、久重連山の登山の魅了や海外における山の清掃が出来ている仕組みなど貴重な講演でした。名山登山が終わり、今後は本来の海外のトレイルレースに復帰すると話されていました。
瀬の本レストハウスからマイクロバスに乗り、牧ノ戸峠近くまで所々に参加者を降ろしての清掃活動でした。ある程度時間が経つとマイクロバスが参加者を回収してシェルパ長者原店で昼食という流れでした。それにしても日頃よく清掃活動をされているのか段取りがキビキビとしていました。
シェルパさんの店で弁当が配られ、やまなみハイウェイ沿いの木陰や、登山口近くで食事になりました。私たちは三俣山を眺める他店になりますがテーブル席を使わせてもらいました。それにしても山登りをやっているときに、坊ガツルや北千里ヶ浜、諏蛾守峠、そして三俣山の西峰、本峰、北峰、それに南峰を登った記憶が蘇ってきました。三俣山からの眼下に広がる長者原方面の眺めは、それこそ鳥になったような気分でした。
それと弁当を見ていたらサイクルイベントも思いだしました。コロナで2年以上開催されていませんが、だいたいどこもこのようなおにぎり弁当に味噌汁や団子汁でした。食べながら来年の天草下島サイクルマラソンや阿蘇望の開催に期待したいと思いました。
食事が終わったら道の駅阿蘇のスタッフの方の車で瀬の本レストハウスに戻りました。
コースは14時30分からのスタートだったので瀬の本から牧野の道を通り黒川温泉に行き、帰りは旧道から「ぐるっとくじゅう周遊道路」の紅葉がどのくらいか見てみようと思いました。
瀬の本から牧野道のダウンヒルは最高に気持ちがいいものです。
黒川温泉に着いたのは15時過ぎになって、すでに旅館は玄関に打ち水がしてあり、出迎えの作務衣姿のスタッフもいらして、写真を撮ったり足湯などで立ち寄りする雰囲気ではありませんでした。ここに来るなら11時から14時までの旅館が一息つく時間帯に限ります。
温泉街からサイクリングには絶好の旧道をのんびりと走って、ぐるっとくじゅう周遊道路に行きました。
周遊道路に出たら雰囲気が一転、紅葉が近い様子でした。これがシーズンになったら目が覚めるような光景になりますが、落ち葉が舞い始める紅葉の終わりも素敵なところです。
シェ・タニ瀬の本高原店に着いたのは16時を過ぎており、ケーキセットのオーダー時間は終わっていました。というより昼食がボリュームあったのでまだ満腹感があり、この前案内した女子会ライドのように、スィーツや甘味を少しずつ頂く方がより楽しみがあります。今回はコースの下見ということで写真だけ撮らせてもらい瀬の本レストハウスにゴールしました。
距離28.8km、獲得標高728m、走行時間1時間46分と軽いライドでしたが、清掃ボランティア活動のセットにはちょうどいいサイクリングでした。来月の阿蘇満喫モニターライドの開催は、11月10日(水)に中岳噴火によりチェックポイントの山上ターミナルに行けなくなったので代替コースとなる阿蘇イチのロング120kmを走ります。2回目は11月19日(金)に初心者向けの阿蘇イチショート55kmになります。いずれも平日になりますが、阿蘇サイクルガイド本が出版されたので、それをご覧になると今まで走ってきたコースを迷わずに走れると思います。
また、11月14日(日)は、道の駅阿蘇とパナソニックサイクルテックの共催でパナソニック製最新フルサスe-MTBのレンタル代が無料となる草原ライドが開催されます。タープを張ったグランピング風の雰囲気でランチを楽しむことができますので興味がある方は下記サイトをどうぞ。
RIDE IS DISCOVERY in 阿蘇 E-MTBで遊ぶ「草原&紅葉ライド」 | 道の駅 阿蘇 (aso-denku.jp)
最後に「ニッポンのじてんしゃ旅」シリーズ第7弾となる『阿蘇サイクリングガイド』は全国の書店、amazonで発売中です。撮影裏話やスポット紹介などを「ニッポンのじてんしゃ旅」のインスタグラムアカウント @nippon_cycling_trip で配信されていますのでこちらもぜひフォローをお願いいたします。
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