赤水地区にあるサテライト19番、蛇石神社。赤く大きな鳥居が目印です。蛇石神社の一番の特徴は、ご神体が生きている白蛇ということです。拝殿右横のエアコン付きのお部屋に2匹、階段上の別棟には推定年齢22歳の白蛇がいます。常時拝見可能です。ご神饌は白ネズミを他県からお取り寄せされ、とても大切にされています。
上の部屋の白蛇は下の部屋にいる2匹の親蛇です。まもなく脱皮の時期ということで目が白っぽくなっていました。年に2回ほど脱皮するそうです。
蛇石神社の金運や勝運の御守りには、年に2回ほどあるというご神体の本当の脱皮した皮が入っています。
こちらが脱皮した皮です。とても長くきれいでした。一般的な蛇と比べてお部屋で大切に育てられているため、鱗が細かくキメも整っているそうです。
御朱印やお守りを授与なさる場合は、初穂料を賽銭箱の中に入れます。
日田秀喜さんは氏子代表を務めて7年目。お米とトルコ桔梗を作るお仕事をなさいながら、毎日境内を「参拝して下さる方達に、清々しく過ごして頂きたい」という思いで掃き清めています。お仕事の内容はご神体である白蛇様の神饌のお取り寄せ、水換えなど日々のお世話、初詣をはじめとした神事・行事の取りまとめ、お守りの調達など多岐にわたります。
「仕事では会えない様々な人たちにお会いすることが楽しみ」と話す日田さんは、参道の脇下を控えめに歩き、参拝して下さる方たちに笑顔でご挨拶なさっていました。日々のお勤めのほか、未来を見据え「地元の皆さまに愛されているこの神社がいつまでも栄えるよう、代々受け継いきたものを次の世代へつなげていきたい」と拝殿にカメラを設置し、伝統を守りながら同時に神社の機能性を高める努力もなさっています。
化粧室もセンサーでライトがつき、18時に自動でシャッターが閉まります。
今回フリーペーパー「あかうしのあくび春号」の取材が決まり、スタッフでオフィスで打ち合わせをしていると、地元の方たちから蛇石神社がとても愛されていることがわかりました。阿蘇市の色々な地区の方が「マイ白蛇さま」写真を持っていらっしゃいました。
こちらはイチゴの出展者さん村上勝徳さんのお写真。温度管理もエアコン付きのお部屋できちんとなさっています。
そしてこちらはお弁当やお惣菜を出されている岡田真優美さんの2匹の白蛇様。
取材の日は偶然にも境内の前の通りを牛が通って行きました。
一緒にいた高校生の研修生スタッフは阿蘇市の出身ですが、軽トラックに乗らず牛が移動するは初めて見たそうです。
地元の人達に愛され地域にしっかり根差した神社。同時に関西から観光バスでお参りにいらっしゃる方や、毎月他県からお参りにいらっしゃる方も多いそうです。
毎日きれいに掃き清められた境内には2019年にできた新しい休憩所もあり、道の駅阿蘇でご購入したお弁当をひろげてゆっくり過ごすことが出来ます。小上りもあります。「日常と離れてゆっくり時間を気にせずお過ごしください」と日田さん。心からのおもてなしにあふれています。去年お庭を剪定なさったので、今年の桜は良いそうです。
桜は山桜の大木をはじめ、ソメイヨシノ、しだれ桜があり、花見の頃は境内周辺がピンクに染まります。どうぞ道の駅阿蘇のお花見マップをご活用ください。
変わらないもの、大切にしていること、繋ぎながらも時代にあわせて機能性を高めること。これからの神社の在り方が蛇石神社にはあります。
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