コルナゴ部長こと中尾公一さんから6月2回目の満喫ライドレポートが届きました。今回もさくっと100kmほど走行なさっています!
後半はTBSさんの人気長寿番組「日立世界ふしぎ発見!」に取材されたお話と、最後に航空会社の機内誌に取り上げられたお話まであります。
中尾さんは8月21日(日)、横浜で開催される「自転車旅トーク!」にご出演なさいます。イベントの受付は7月15日20:00~からです♪
それではお楽しみください✨
令和2年の豪雨で復旧中の球磨川沿いをサイクリングで案内してもらった八代の方が6月2回目の阿蘇満喫ライドに参加された。このように互いに交流して仲間を増やしていくことは自転車の最大の魅力だ。九州各地で開催されていたサイクルイベントも少しずつ再開されているようなので交流を深めるためにも今後は参加してみようと思っている。年間目標の「ツール・ド・沖縄」は11月13日だが、その前に10月9日の「ツール・ド・佐伯」の100マイルも是非走ってみたいものだ。
八代の方からミルクロードを走りたいとリクエストがあった。日陰のないこの道は猛暑には避けたいところだが、この日は涼しかったので小嵐山を上ってミルクロードに出て、先日試走した阿蘇大観の森の上にある扇谷展望所に立ち寄った。ここは地元企業と山田地区の私有地で通常立ち入り禁止だが、地元の方が管理を兼ねてキッチンカーで来られているとき(おおまか好天の土日)は入ることができる。
扇谷展望所から正面には阿蘇五岳がよく見えるが右側の景観も素晴らしい。谷の先が大観峰、谷の中の白い道が先日e-MTBで試走した大観の森からミルクロードに繫がる蛇の道。白いのはセメント道で谷を巻くように行くと急勾配になるため蛇が動くような波状の道になる。試走の際にここを下った動画だ。
扇谷展望所からミルクロードを走ってかぶと岩展望所でトイレ休憩した。最近、梅雨の合間の晴れの日は真夏のようだが、かぶと岩展望所付近では涼しいを通り越して肌寒く、寒がりの自分としてはウインドブレーカーやベストを持参しなかったことを後悔するほどだった。
二重の峠展望所、この峠道は国道57号と57号北側迂回路ができたため車の通りは少なくとても走りやすい。
二重の峠を下った近くにある「父娘庵」で昼食の予定だったが入口には「法要のため休業」の看板。ここは味も接客もクチコミの評価通りに非常に高く、みなさんを案内したかったのでかなり残念。
亡くなられた娘さんと一緒に店を出すのがオーナーの山内さんの夢で2017年に「父娘庵」の名で開店され、故郷に帰ってきたような温もりのある店を目指されている。娘さんが書かれたイラストの案内看板に温かさを感じる。後で知ったがこの日はその娘さんの17回忌で1週間休業されていた日と重なったようだ。
以前家族と訪ねた際に、ちゃんぽんやうどんを注文すると、しばらくして小皿にそれぞれのスープを持って来られた。何かと思いきや味の濃さの確認だった。理由は塩分控え目とか客の健康志向に配慮してとのこと、道が悪い高台にあり看板をたどって行かないと迷いそうな小さな店だが、このような気遣いに驚くとともに、味に自信があるからこそできるこのサプライズ通り美味しさも満足の店だ。
いろんな定食もあるが看板メニューは阿蘇産黒毛和牛の料理、軽めの昼食だったら、うどんはスープが黒毛和牛の出汁でかなりおすすめ。席は店の入口にテーブル席もある。
父娘庵
赤水の先で昼食のあと球磨川を案内してくれたみなさんは時間の都合があるとのことでミユキさんの案内で別れた。ここから先は通常、南阿蘇鉄道の駅舎などに立ち寄ったりするが、残ったメンバーは足が揃っていたので、南阿蘇は通過し高森の月廻り公園でトイレ休憩のあとは箱石峠をそれぞれのスピードで上った。よって以降の写真はない。
高森側から上る箱石峠の上り口は、私の場合は月廻り公園だ。ゴールは峠の下りになる手前の道が広くなったところにしている。コースの特徴として、上色見熊野座神社の先にある集落までの緩やかな上りの4.5kmと、135号に合流するまでの勾配が高くなる3.3km、ゴールまでの下り基調のアップダウンが連続する4.8kmのトータル12.6kmになる。
集落までの4.5kmは一緒に上ったが以降はそれぞれ目一杯の力で走った。先頭は福岡の田代さんで見え隠れする後姿を懸命に追ったが135号の合流地点から先は見えなくなってしまった。サイクリングの楽しみは燃え尽きるまで走ることにもあり、終わったあとの達成感に浸る快感も楽しみのひとつだ。学生時代に勉強を重ねていい結果を残す努力をするように、自転車もトレーニングを継続して目標とするサイクルイベントなどにチャレンジすることは健康年齢が続くまでの魅力である。
箱石峠からは頑張った褒美となる豪快なダウンヒルを楽しんで道の駅阿蘇へ到着した。阿蘇の山の真っ只中、自転車1台、体ひとつで熱くなったみなさんを見ると、いつもより満足の笑顔に包まれていたような気がした。いい景色や感動するような走行感だけでなく、アタックや、追走、駆け引きをして、燃え尽きるような走りを取り入れるのもメリハリがあって実に爽快な気分になれるものだと感じた。
TBS系列で毎週土曜日21時から放送されている「世界ふしぎ発見」に牧野ライドが紹介された。この番組は1986年から30年以上に渡って放送されているクイズトークの長寿番組で視聴率の高い時間帯の全国放送なのでどのような内容で放送されるのか楽しみだった。今回は日本の4カ所の国立公園が特集され、放送の順番について番組スタッフで検討したところ、圧倒される景観ということ全員一致により阿蘇が最初に紹介されるとお聞きしていた。
取材は5月3日、朝6時にかぶと岩展望所に集合して一帯の西小園牧野で行われた。参加したのは道の駅阿蘇の下城さんと私で、この番組独自のリポーター「ミステリーハンター」の「ももいろクローバーZ」の玉井詩織さんに、牧野ライドや阿蘇の自然のことなどe-MTBで草原を走りながら下城さんが説明された。
あわよくば雲海の期待もあったが、残念ながら遭遇はできなかったが、好天に恵まれたこともあって順調に取材され、手持ちカメラ2台の他にもヘルメットや自転車に装着されたゴープロやドローン撮影もされていた。
早朝の牧野ライドは何度も経験している私たちさえ感激するように、玉井さんの本気の熱狂は凄いもので、「歌手・タレント・女優」の生歓声が、阿蘇の草原に響いていた。
2.立ち入る際には牧野ガイドの案内が必要なこと。
3.その際には伝染病予防のため自転車と靴を消毒すること。
以上をしっかりと説明してもらった。
玉井さんには下城さんがかなり長い間説明されて収録もされていたが、番組で放送されたのは一瞬だったものの、その内容は番組のナレーションに反映されていた。
阿蘇五岳がお釈迦様が仰向けに寝ている姿に見えることから「涅槃像」に喩えられることはレギュラー解答者も納得されていたようだ。
畜産農家さんの話しや
放牧のこと
牧野ライドでは、さすがに炭火焼きのステーキを食べることはできないが、道の駅阿蘇で販売している「あか牛丼」をこの環境で食べることもできる。
これがあか牛丼(あそ兵衛の2種類のあか牛丼)、牧野ライドの最高のご馳走だ。
阿蘇の痩せた土壌を豊かにするため、あか牛の堆肥によって田畑へ改良していったことなど実によくまとまっていたと思う。玉井さんは取材が終わっても「もっと走っていいですか!」と牧野ライドを楽しまれ「必ずまた来ます!」と本気で話された。
最後に6月29日に熊本便も就航しているFDA(フジドリームエアラインズ)の機内誌の取材で牧野ライドを案内した。FDAは自転車乗りには嬉しい国内で唯一の輪行用ハードケースを貸し出す「スポーツ用自転車搭載サービス」がある航空会社だ。熊本便の増便もあって、就航先各地の魅力として今回の取材に なった。詳しくは機内誌が発刊されてからまた紹介しよう。
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