コルナゴ部長こと、中尾公一さんレポート「自転車乗りにおすすめのテイクアウト店と4人の女性サイクリスト」

コルナゴ部長こと、中尾公一さんレポート「自転車乗りにおすすめのテイクアウト店と4人の女性サイクリスト」

8月1日、南阿蘇村にテイクアウト専門店「Italiasso(イタリアッソ)」がオープンした。
事前に電話で注文しておけば人数が多くても、待たずに店の前で食べることができるので自転車乗りにはとても便利だ。メニューは阿蘇の食材を活かしたパスタやサンドイッチなどイタリアン料理で飲み物と合わせても1000円以下とこのご時世うれしいお値段。
シェフは横浜生まれでイタリアで4年間修行された西内涼輔さん。この店のオープンのきっかけは、共同経営者の南阿蘇で活躍されている久保さんとの出会いで阿蘇が大好きになり今年阿蘇に移住された。場所は国道57号の赤水交差点から県道149号を南阿蘇村方面に1.2kmとミルクロードの二重の峠や赤水線といったサイクリングコースからも近い。

パスタは3種類でこちらは「ペンネアラビアータ」、阿蘇産の唐辛子でピリッと刺激的なペンネパスタは600円、パスタの定番「ナポリタン」が650円、阿蘇産あか牛100%の自家製ボロネーゼソースの「阿蘇あか牛ボロネーゼ」が1,000円になる。
サンドイッチは、高森のマルキチ醤油に2日間漬け込んだ卵黄とたっぷりの卵が入った「Italiassoタマゴサンド」が500円、阿蘇のフルーツを使った暑い日におすすめの「フルーツサンド」が600円。
サイドディシュは、卵と阿部牧場のASO MILKにじっくり浸してハチミツをかけて仕上げた「ハチミツフレンチトースト」が300円、阿蘇の野菜を使ったカップサラダの「ASO ベジシェイク」が350円でシーザードレッシング、胡麻ドレッシング、オリーブオイル&バルサミコ酢から選べる。飲み物は、コーヒー、オレンジジュースが200円、阿蘇の天然水、緑茶、烏龍茶が150円。

イタリアッソのお味はというと、このお2人の笑顔が物語っている。
右がユーチューバーでタレントのあむちゃんこと愛あむさん、お隣はインスタグラマーでアイアンマン完走者のみずきさん。あむちゃんがフルーツサンドで、みずきさんがフレンチトーストとASOベジシェイクを注文、動画撮影のあと食事となったが、テイクアウトの店なのでコンビニと同じプラ容器ながら技量と熱意が伝わる美味しさだった。
お2人は大分県別府競輪場で「スパークルおおいた」の選手のみなさんのサポートでバンク体験や、JCLバンクリーグ西予選大分ステージを観戦され、翌日に黒枝監督の紹介で阿蘇サイクリングに来られた。みずきさんとは初めてだったが、あむちゃんとは県の観光PR動画の撮影でご一緒して今回2度目となり阿蘇ガイドメンバーと一緒にサイクリングを楽しんだ。

西内シェフとお会いしてすぐに、
「道の駅阿蘇の方ですか・・・」
「もしかしてコルナゴ部長さん?」
実は西内シェフは、阿蘇が大好きな宮澤崇史さんとお知り合いで、紹介を兼ねた事前情報によりすぐに距離が近まった。
店舗名:Italiasso(イタリアッソ)
https://www.asoventura.com/italiasso
住 所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村下野451-1
営業時間:11:00~16:00
定休日 :火・水
電話番号:090-9492-8005
備 考: 駐車場あり(普通車5台)

あむちゃんとみずきさんは、大分からJR豊肥線で輪行され阿蘇駅に着かれた。道の駅阿蘇のサイクルラック前で自転車を組まれて、道の駅阿蘇のサイトで申し込みができる「とことん満喫阿蘇サイクリング」のサービス特典により、輪行袋とリュックを案内所に預け、専用更衣室で着替えてサイクリングがスタートした。

あむちゃんのLOOK765 OPUTIMUM、みずきさんのBianchi、いずれもお似合いの自転車だ。走り出してすぐに、小雨が降ったり止んだりだったので、案内したいところは多かったが山を諦めて阿蘇大橋方面に行くことにした。

晴れてくると阿蘇山を背景に動画や写真をSNS用に撮られていた。

あむちゃんとみずきさんの息の合った写真の撮り方と自然なコメントは素晴らしかった。ジャージのポケットや、フロントバッグから出てくるコンパクトな撮影グッズにより、あっという間に撮影が始まって、狙った対象を絵と言葉で切り取ったかと思うと、瞬時に撮影グッズが元通りに納まるのだ。いろんな方とサイクリングすると実に楽しいものだ。

昨年、伊万里で開催された牧瀬翼選手のイベントライドで知り合った名古屋のメグミさんが、今年の春に続いて阿蘇を走りに来られたので自転車仲間でサポートした。

今回もメグミさんはFDAの輪行箱の無料貸出、スポーツ用自転車搭載サービスを利用された。FDAのチェックインカウンターでプラスティック段ボール製ハードケース「BIKE PORTER」を借りると、ロードバイクの前後輪を外してBIKE PORTERに入れると梱包終了。阿蘇くまもと空港に着くと、空港の軒下でBIKE PORTERから出して箱を返せばOKという何とも便利な飛行機輪行が出来る。

前回の宿は自転車乗りに人気のゲストハウス阿蘇の森だったが、今回は小学生の娘さんと一緒で3泊されるので、快適なホテルを提案して阿蘇の司ビラパークホテル&スパリゾートになった。母と自転車乗りとの調整は、昼過ぎまでサイクリング、娘さんはタクシーで観光、ランチで合流したらその後は牧場や温泉を親子で楽しむというものだった。

ドレッドヘアーと、お気に入りのジャージに、ARGON18がメグミさんのトレードマークだ。小柄のメグミさんのコンポは、電動コンポにしてフルワイヤレス変速機となるスラムRED eTap。このコンポのメリットは、ケーブルがないだけではなく、ブランケットが細くて握りやすく、リーチアジャストの幅も広くてブレーキレバーを寄せられるので、手の小さなメグミさんにはとても扱いやすいコンポだ。

ホテルに迎えに来たら小雨が降り出した。この日、あまり天気がよくなく、特に東側に重い雲があったので、宮地・箱石峠方面を避けて、農免道路で西側の赤水方面に行った。山は無理そうだったが、杵島岳と米塚が見えてきたので、せっかく阿蘇に来たなら峠ひとつでも上ってもらおうと赤水線に向かった。

娘さんの乗ったタクシーとは、ファームランドの上にある「阿蘇みつばち牧場」で会うことにした。メグミさんと娘さんが事前に調べて行って見たい阿蘇の牧場と、食べたいアイスクリームがあって、そのひとつがここの「巣房蜜ソフトクリーム」だった。
赤水線を3km上ったらみつばち牧場に着いた。店内に入るとスタッフの優しい接客が感じがよく、試飲の商品や冷たい水を飲ませていただいた。

蜂蜜づくしの「巣房蜜(すぼうみつ)ソフトクリーム」は、小さなカップにたっぷりはちみつが掛かっているソフトクリームだった。これだけでも贅沢だが、さらにハニーワッフルと、ハチの巣房がソフトクリームにトッピングされている豪華版、お値段も食事代相当の830円!

味はというとメグミさんの感想は「強烈に甘い」。私と自転車仲間はその価格に手が出せず、はちみつ入りのソフトクリーム350円が食べたが、そっちの方が良かったみたいと言われた。暑い中、坂を上ってきた自転車乗りにとっては、量が少なくて甘い補給のジェルみたいなものより、はちみつ風味程度のソフトクリームが合いそうだった。

赤水線はいつ来ても手強い。米塚が見え始めてからが勾配がきつくなり、米塚を過ぎてからもしんどい。坊中線が見え始めると「やっと終わりか」と元気が出て視界も広くなり、あとは坊中線を下るだけと心も明るくなる。
149号合流地点からの赤水線は、9.4km、獲得標高519m、平均勾配6.2%

ランチは、こちらもメグミさんと娘さんの事前情報スポットになる「ASO MILK FACTORY」へ行った。いつもは店内に入ると右側に行って、ジェラートを注文してカフェのオープンテラスで食べるが、この日は左側のレストランに初めて行った。

雰囲気のいいレストランだった。接客も良く、こだわりの造りと演出に、メグミさんも娘さんも満足の様子だった。

施設内には規模の大きいチーズ工房があり、レストランのメニューのパスタやピザにはチーズが山盛り、てんこ盛りに使われている。特にシーザーサラダを頼むと、目の前で削って掛けるチーズは、普通は3秒くらいだろうか、それが10秒以上は「シャカ、シャカ、シャカ」と贅沢に振舞われ「オーッ」となる。お値段は、単品のパスタを頼んで、友人とピザをシェアして、サラダかスープを合わせると2000円くらいだった。

左側奥のテーブル席はこんな階段の先にある。

「ASO MILK FACTORY」はもともと「はな阿蘇美」になり、指定管理者「阿部牧場」が新しく昨年7月にリニューアルオープンした。敷地内には昔からのバラ園があり無料なので訪ねてみた。

バラの開花時期としては遅く少しだけ見ることができた。

あまり花には興味はないが、娘さんがいたので案内したが、花が少なくてちょっと空振り・・・2日目へ

2日目は娘さんが阿蘇カドリードミニオンに朝から行きたいということでメグミさんとのライドは急きょ中止となり、集まったメンバーだけでサイクリングに行った。初めてご一緒したのは、スイムやウォーキングのアドバイザーで、趣味がトライアスロンのGARMINショップ熊本のジュンコさん、この日のメインゲストとなった。

天気が良くなくて山は雲に覆われ、雨雲を避けながらのライドとなり、峠道を想定して軽いSCOTTで来られたジュンコさんを案内できず残念。平地や軽めの坂道ならトライアスロンバイクのceepo venomがジュンコさんのエースだ。

北外輪山の麓を走って雄二さんリクエストの田子山へ向かった。

途中で内牧のCLAMPに寄ってみた。
ちょうどお客さんが来る前だったので、店長の當間君にボルダリング体験をさせてもらった。

アスリートのジュンコさんには是非体験してもらいたくて、當間君に上り方を見せてもらった。

初心者コースながらお見事!

お目当ての「そらふね桟橋」。
重い雲が垂れ込めていたが、車が多くて細い激坂1kmの上り坂は押し歩きとなった。最近、車が多くなったので、すれ違うときは必ず一旦自転車から降りること、下りは車を見たら2m以内で自転車から降りて待機出来るスピードで、自信がない人は下りも押し歩きが安全だ。 でも上ると雄二さんもジュンコさんも楽しんでもらえたようだった。

雄二さんのiPhone13の画像、撮影条件は良くないのに12より確実にシャキッとしてカメラの進化を感じる。

ここのカフェで飲む阿部牧場のASO MILKはいい景色もあって実に美味しい。

あむちゃんとみずきさんにも、そらふねの桟橋は是非とも案内したかったし、お2人も興味津々だったが天気に恵まれず次回に、メグミさんも次の機会となった。今年の夏は特別に暑いし、日中の空気感は危険なくらいなので、天候を見ながら笑顔で走れるこのくらいのサイクリングがいいのかも知れない。
今回、4人の女性サイクリストとご一緒して、走行距離は30km~60km、ランチを入れて4時間くらいのサイクリングだった。阿蘇といえば息を切らして峠を上るイメージだが、フラットな車の少ない田舎道のサイクリングも阿蘇らしい雄大な景色が楽しめる。飛行機やJR、レンタカーと都合のいい交通手段で是非阿蘇を走りにどうぞ。
ガッツリ走りたい方のために真夏の炎天下に開催されていた「サイクルマラソン阿蘇望」を道の駅阿蘇発で走ってみた。本来は南阿蘇のアスペクタがスタート&ゴールになるので、本物と間違わないよう「ツール・ド・阿蘇望」とでも名付けようかと思っている。盆を過ぎたら阿蘇は涼しくなるので、秋ライドのおすすめとして次回紹介しよう。

 

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道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

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