阿蘇市出身のトレイルランナー森本幸司さんから、地元阿蘇中央高校の生徒さんと一緒に「阿蘇の古道」を再整備された様子のレポートが届きました。
多くの方へ阿蘇の素晴らしさをお届けし、マラニック開催へ向けての準備を着々と進められています。
ご覧ください★☆★☆★☆★☆★
11月16日、地元の高校生と『阿蘇の古道』を再整備しました!
そもそも、阿蘇の古道ってどんなもの?
阿蘇の古道とは、昔は牛や馬の餌を食べさせたり、放牧するために山上(外輪山)と集落をつなぐ道でした。牛は今でいうトラクターで、農耕に欠かせない存在でした。毎日のように牛を牽いて登り下りしていた道です。地元の方は「草の道」と呼んだりもされています。
有名な世界遺産に「熊野古道」がありますが、同じように石畳が敷かれた道が阿蘇には数十本あるようです。
阿蘇の先人が人力で作った時の鼓動が聞こえてきそうな古道です。
今では、農耕機の普及や道路整備によって、利用する機会が減り荒廃が進んでいる状況です。
今回の整備は、「熊本県夢チャレンジ事業」を活用し、古道の維持・再生のランニングイベント「阿蘇草原再生応援マラニック(仮)」開催へ向けての一環として行いました。
▼マラニックとは
マラニック = マラソン + ピクニック ⇒景色を楽しみながら美味しいものを食べてのんびり走る
途中の休憩所では阿蘇で作られた季節の食べ物や団子など、地域の特産品を提供したいと思っています。
たくさんの人が遊びに来て、阿蘇の素晴らしさを知ってもらえるようなマラニックを企画したいと思っています。
さて、そんなマラニックに向けて今回お手伝いいただいたのは、阿蘇中央高校グリーン環境科3年生の皆さん。彼らは日頃から色々な実習を通し、専門的な知識を勉強しています。
毎年輪地切りや野焼きも体験しており、草原維持の担い手なのです!
ひと通りの流れ説明をした後、いよいよ作業に向けてスタートです。
作業が始まるとさすが高校3年生!
大きな枝を除ける→小さな枝は熊手で→仕上げはブロワーで。
といったように、自分の役割を見つけて効率よく作業が進んで行きます。古道には杉の落枝落葉や倒木もあります。
チェンソーなども使いながら、進んで行きます。
下から石畳が出てきました!歴史を感じますね。
昔の人が歩いた道を高校生の力で復活させる。
作業前と作業後の同じ場所で撮影してみました。
作業を始めて2時間。約1.5kmを整備しながら登ってきました。
今回整備した道は、一の宮町手野地区の片隅坂と盤名木(はんなぎ)坂の2本です。
地元の方からは、「子どものころに手伝いをしながら登った記憶がある。きれいになって嬉しい。」とお話いただきました。
高校生からは、「石畳がきれいに残っていて感激した」「大会をきっかけに、地域外から来た人に古道や草原のことを知ってほしい」などの感想をもらいました。
みんなで汗をかいて、道がきれいになり、充実した表情がありました。
地元の高校生と阿蘇の素晴らしさを共有できた事、一緒に汗を流せた事が良かったです。
この古道整備は、他の地区でも継続していきます。第二弾は12月18日(日)!
地元の方や、ランナー、ボランティアでの整備を計画しております。是非阿蘇にお越しください!
▼応募フォームはこちら
【参加申込みフォーム】阿蘇の古道整備(湯浦地区)
▼阿蘇フィールズランニング実行委員会HP
ASO FIELDS RUNNING
草原活動や大会情報をご確認いただけます!
*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――
道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook、道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。
道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
TEL:0967-35-5077
阿蘇市内の地図はコチラから
あかうしのあくびvol.32 ⇦最新号が出ました!
道の駅阿蘇は、9時~18時まで営業中。
「道の駅阿蘇ネットショップ」で阿蘇の特産品絶賛販売中です!
*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――