コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました★
「2023年最初の阿蘇満喫ライド」と題し、サイクリングで三社参りをされています。
阿蘇市内には多くの神社がありますが、その中からコルナゴ部長が選んだ三社とはどこでしょう?ご覧下さい。
1月9日、今年最初の阿蘇満喫ライドを7名の参加者を迎えて初詣三社巡りライドとして開催した。そのレポートの前に前回紹介した熊本に進出する台湾半導体企業TSMC関連の補足ニュースと、関西からやまなみハイウェイを走る交通機関として利用が多い「フェリーさんふらわあ」に新造船されたフェリーの情報について紹介する。
昨年の12月13日、アップルのティム・クックCEOが熊本空港に降り立った。台湾半導体企業TSMCの巨大な建設現場に隣接した自社の半導体工場で出迎えたのは、ソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長だった。iPhone14のカメラに使う画像半導体CMOSセンサーはソニー製で、現在の半導体工場の数キロ先の合志市に、数千億円を投じて、スマートフォン向けの画像センサーの工場が建設されると昨年12月15日報じられた。画像センサーをTSMCに近い工場で製造することにより、一貫生産体制が構築されるというアップルとソニーのトップセールスは、半導体の「世界の工場」となる日本、そしてこの地域が世界中から注目されるというきわめてインパクトあるニュースだった。
関西方面から、やまなみハイウェイをサイクリングするために欠かせないのが「フェリーさんふらわあ」だ。仕事を終えた夕方遅く大阪を出港し、フェリーで一夜を過ごした翌早朝に別府に帰港というサイクリングで阿蘇に向かうには絶好のスケジュールが立てられる。その大阪~別府の航路に、温室効果ガス排出量が大幅に削減できる国内初のLNG(液化天然ガス)新造船「さんふらわあ くれない」が2023年1月13日に就航した。そして、2番船となる「さんふらわあ むらさき」は今年の4月14日から就航というニュースだ。
https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/press230113hp.html
フェリーは航空機や列車に比べると輪行が容易で団体でも問題ない。輪行袋に入れないで自走のままでも2500円~3400円前後の追加費用で乗船することが出来る。フェリーを利用した九州への遠征旅が、LNG燃料という環境対応と、女性社員の意見を取り入れたパブリックスペースや快適な客室により、やまなみハイウェイを走る女性や外国人、それにグループライドのサイクリストが増えてくるのではないだろうか。
さて、初詣三社巡りライドに戻ろう。
正月気分がまだ残る朝だった。切り取ったような青空を背景に高岳は薄っすら雪化粧して美しかった。集合場所でも氷点下近かったので火口や草千里に上る坊中線は間違いなく凍っていたに違いない。でもカラっと晴れたおかげで分刻みにポカポカ陽気になっていった。阿蘇神社、国造神社、隼鷹天満宮の三社詣を自転車で行くには絶好の日となった、
まずは阿蘇神社に行った。
本殿は参拝の長い行列になっていた。さすが人気の神社だけに9日になっても人が絶えない。仕方ないので脇から参拝することにした。
阿蘇神社の次は3kmの一直線の道を北に走って国造神社に行った。
グーグルマップにはこの道が「幸せの1本道」と表示されている。何が幸せなのか、キーワードになるものはこの近くでは思いつかないので、チューリップの「青春の影」の歌詞に「君の心に続く長い一本道は・・・君を幸せにする・・・」なんてあるがどうなのだろう。
阿蘇五岳は涅槃像に喩えられるが、国造神社からだとこの先に阿蘇神社、宮地(宮の地)駅、その先は涅槃像の首元になる日ノ尾峠を越えて高森に続く。
国造神社は速瓶玉命(はやみかたまのみこと)など阿蘇4神を祀る西暦88年創建の古社。
三社目に行く前にitalisso(イタリアッソ)にランチに行った。ここは昨年8月にオープンしたパスタやサンドイッチなどのテイクアウト店で、イートインも出来るのでサイクリングで立ち寄るには貴重な店だ。
私がよくリピートするのはタマゴサンド。阿蘇の隣町の竹田にある養鶏場「藤野屋」の新鮮な卵をふんだんに使用されており、卵の味付けには高森の「マルキチ醤油」の醤油が使われて風味がとてもいい。パンは内牧の「スーパーみやはら」にあるベーカリーのフワフワしたパンが抜群の相性となっている。
Italiasso(イタリアッソ)は道の駅阿蘇にパスタやサンドを出されているので是非ご賞味を。
食事を終えたら陽がかげり一気に気温が下がってきた。ここに着いた時はかなり暑かったので腰に貼ったカイロを捨てたことを後悔した。
三社目は的石御茶屋跡の横にある隼鷹天満宮(はやたか)へ。(写真を撮り忘れたのでこの写真は以前撮ったもの)
隣接する的石御茶屋跡は、江戸時代に肥後藩主が参勤交代に使った豊後街道の通過地点にあり休憩昼食をとったところだ。隼鷹天満宮は肥後藩主細川綱利公が建立され、敷地内には北外輪山からの伏流水の泉水がある。
拝殿の右には滾々と湧き出る伏流水に満たされた泉水は紅葉の季節は素晴らしい。
この写真の撮影11月19日、阿蘇の紅葉スポットとしてサイクリングで訪ねるにはおすすめだ。
安全祈願した三社巡りは、この1年間落車や自転車事故防止のための佳き日となった。次は走行時の心掛けである自分の気持ちをコントロールして安全に走ることが大切だ。
サイクルベースあさひのサイトに2022年版自転車安全五則が紹介されていた。
それによると自転車事故の原因は、
第1位「路面状況の見落とし」47%
第2位「スピードの出しすぎ」33%
第3位「整備不良」10%
第4位「第三者によるもと」10%となっている。
路面状況の見落としでは、道路の段差でハンドルをとられたり、砂利や濡れた路面、マンホール、グレーチングは滑るので要注意だ。それにカーブが加わると落車の確率が高くなり、スピードの出しすぎで落車確実になる。グループライドの場合は自分の不注意で他の方を巻き添えにすることもありお詫びしようもない。
阿蘇ライドでは信号や車の少ないところを走るので、他の地域に比べて厳重に注意すべきは峠の下りになる。よく言われる「心のブレーキ」を大切に、1年間事故なく楽しいサイクルライフを過ごせるよう気持ちをコントロールして幸せの道を走ろう。
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