みなさん、こんにちは! Kanaです。
寒い毎日が続き、さらに寒波が来るようですが、カレンダーを見れば1月も後半。
あと一か月もすれば、日差しもだいぶ春らしく変わってくるかなあと期待する今日この頃。
そして、阿蘇の春を告げるワードをちらほら聞く機会が増えてきました。
それは「野焼き」。
早いところでは2月になれば始まるところもありますが、阿蘇山麓、阿蘇市では南山と呼ばれる区域は、2月の第4週日曜日と毎年決められています。もちろん、雨や風などの気象条件に大変左右されやすいものなので、なかなかその日にできることは少ないのですが、あと1か月で野焼き、と思うと春も近い気がします。
私の住む地区での野焼きも南山一斉野焼きの日になります。
昨シーズン初めて参加しましたが、何も分からず、実際当日になると教わっている暇もないので、なんとなく皆さんの後についていくだけでしたが、今年は阿蘇グリーンストックさんが主催する「野焼き支援ボランティア初心者講習」を受講しました。
私の住む地区ではまだボランティアさんをお願してはいないのですが、やはり年々高齢化などによる人手不足でボランティアの手を借りたいという牧野さんは増えているようです。
阿蘇グリーンストックさんは野焼き支援ボランティアの育成を始めて20年以上、最初は110名からスタートした野焼きボランティアも現在では1000名以上の方が活躍されているとのことでした。
今や、ボランティアさんの力なくしては阿蘇の草原は守られないのでは、というほどの状況です。
私はボランティアにはまだ参加はしていないですが、まずは自分の住む地域を守っていけるよう活動していけたらいいな、またそれを自分の子供たちの世代に伝えていけたらいいなと思い、実践的なことをもう一度きちんと学ぼうと参加をさせていただきました。
午前中は阿蘇の草原のこと、野焼きのことを学ぶ動画や、ベテランとして活躍されているボランティアリーダーの方による安全講習などの座学、午後は竹と蔓で作る伝統的な(だけど本当に小さい火は消せる)火消棒を実際に作ったり、使い方を教わったり、背中に担いでいくタイプの水消火、ウォータージェットシューターを使ってみたりという実践講座がありました。
阿蘇が好きで、阿蘇のために何かしたいと思った方、あるいは山歩きが好きだけど、何か目的を持ったことをしたい、あるいは阿蘇の地元の方と非日常的な体験をしたい、そんな動機でもいいと思います。阿蘇の草原を守るために必要不可欠である野焼きにボランティアで参加したいと思う方はぜひ阿蘇グリーンストックさんの情報をチェックしてみてください。皆さんの思いが阿蘇の草原を守ることにつながります。
ちなみに野焼き支援ボランティアに参加するためには、さきほどの初心者講習を受ける必要があります。
今年の初心者講習は今日で最後にはなってしまいましたが、今後もボランティアさんの力なくしては、阿蘇の草原を守ることは難しい状況は変わらないでしょう。
毎年1月の土日に3回ほど、初心者講習を開催されていますので、興味を持たれた方はぜひ、来年にはなってしまいますが、どうぞ!
千年以上の歴史を持つ阿蘇の草原は、人の手によって守られてきた半自然の景観です。
阿蘇の文化、歴史を継承して、次の千年へ。景観だけでなく、種の多様性や、水を貯める力が実は森林より優れていたりと、自然環境の面からも重要な役割を果たしている阿蘇の草原を皆さまと一緒に守っていけたらなと思います。
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