コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「仙酔峡の魅力」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポート「仙酔峡の魅力」が届きました。
この時季は色々な花が咲き始め、「ミヤマキリシマ」もこれから見ごろを迎えます。そんなミヤマキリシマが咲き競う仙酔峡の魅力をコルナゴ部長が紹介しています。ご覧ください。

5月、ミヤマキリシマの開花で山肌がピンク色に染まると仙人が酔うほど美しくなることから名が付いた仙酔峡へ行って来た。場所は高岳北麓の白い仏舎利塔が目印で道の駅阿蘇から頂上まで8.5kmと近い。アクセスは国道57号の仙酔峡入口交差点から仙酔峡道路か、旧道で最初の信号から仙酔峡道路に入る。仙酔峡入口交差点から標高約900mの頂上駐車場まで6.1km、平均勾配6.2%、最大斜度15.5%となる。
頂上の駐車場の先で折り返しになるが阿蘇谷に舞い降りるようなダウンヒルの眺めは素晴らしい。5月上旬から中旬のミヤマキリシマの開花時期以外は、車も観光客も少なく自転車で訪ねるにはお勧めのヒルクライムスポットである。
ただ、阿蘇満喫ライドではこれまで案内したことがなかった。理由は熊本地震で仙酔峡道路が崩落し2019年6月から開通したものの、中岳火口の麓にあるため降灰や火山ガスの影響が頭の隅にあり何となく避けていたからだ。しかし、現在は火口見学も可能な火山の状態であり、道の駅阿蘇から近く斜度がキツイところは500mくらいなのでライドのコースに取り入れるため試走してきた。
阿蘇青少年交流の家が見えてくると牧野の景観になり放牧の牛が迎えてくれる。左の牧野の先には阿蘇谷と北外輪山、くじゅう連山まで眺めることができる。

右の牧野の先には勇壮な阿蘇五岳がそびえる。
草千里や中岳火口に行く坊中線と同じような景観だが違うのは車や観光バス、バイクの爆音がなく静かなことだ。耳をすますと空高くから聞こえるヒバリのさえずりと、谷の先からはコジュケイが「チョットコイ、チョットコイ」と繰り返し鳴いている。まさに春到来、サイクリングにプラスアルファの楽しさをもたらしてくれる。
野焼きで山はまだ黒っぽい。

仙酔峡道路の最も特徴的な180度のヘアピンカーブを曲がると上りがキツくなる。ここから先は無理せず押し歩きでも頂上を目指そう。
遠くからでも仙酔峡の場所を知ることができる仏舎利塔。足場が組まれていたので外壁塗装の塗り替えだろうか。頂上にあるインフォメーションセンターも足場が組まれていた。
頂上の写真は撮り忘れたので2011年に営業を中止し取り壊された仙酔峡ロープウェイの仙酔峡駅駐車場から撮った。コンクリートの構築物はロープウェイの支柱跡。
以前はこのようなゴンドラで中岳火口見学に行くことができた。
2020年に撮った頂上の駐車場から見る高岳と登山道。

登山道の案内

登山道を少し登って振り返った一枚。仙酔峡ロープウェイの仙酔峡駅もまだこの時は残っていた。

2020年5月24日撮影。

2019年5月15日撮影。ミヤマキリシマの時期に行くなら登山道を登るとこのような写真が撮れる。階段なのでシューズはSPDかクリートカバーがあったが無難。

では下ろう。コンクリート道には滑り止めの円形のくぼみ(Oリング)があるので注意が必要。

180度のヘアピンカーブが近づくと早めの減速、もしくは写真を撮りながらゆっくり下ろう。次は上空からの写真で仙酔峡を紹介しよう。

阿蘇市提供
熊本地震による復旧工事完了時のドローン画像

阿蘇市提供
狩尾峠、まさにラピュタの景観

2012年のラピュタ

仙酔峡はラピュタを思い浮かべる。
坂が苦手な方は厳しいところだけ押し歩きでも訪ねる価値はあると思う。それにE-MTBで牧野ライドのコースにしてもいいかも知れない。道の駅阿蘇から8.5kmと近いので気軽なサイクルスポットにいいだろう。4月23日の阿蘇満喫ライドのコースに取り入れてみよう。
仙酔峡のあとはゆっくりサイクリングした。265号に出て国道57号を渡って滝室坂トンネル工事の前を通り、手野から「幸せの1本道」に行ってみた。黒川沿いのコスモスが美しかった「おごもり花公園」は菜の花で黄色に染まっていた。

芝桜も見頃かも知れないと内牧から149号で狩尾四ツ江川の芝桜を見に行った。250mの芝桜の帯と阿蘇五岳のセットが映えるところだがまだ少し早かった。

続いて二重峠トンネルに近い車帰の芝桜は満開で美しかった。おごもり花公園も狩尾四ツ江川、それに車帰も住民の方が始められたスポットでこの時期の北外輪山麓の花巡りのサイクリングにはおすすめだ。

この日は昨年11月のツール・ド・沖縄以来なので5ヵ月振りに半袖ジャージにレーパンで走った。自宅に帰って風呂に入ると、両手両足が真っ赤でお湯を入れないほど日焼けしていた。仙酔峡は標高900mあり、平地と思える阿蘇谷の花巡りサイクリングも平均すると標高500m程度はあるだろう。よって阿蘇は紫外線が強い。顔には年間通して日焼け止めは塗るが手と足は塗っていなかった。翌日はもっと酷くなり、火照ったところはボディタオルで洗うこともできないくらいでこれからの阿蘇サイクリングでは日焼けに要注意だ。それにしても5ヵ月振りの半袖にレーパン、気持ち良かったな。

 

 

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