みなさん、こんにちは!
3月初めの野焼きを終えて、阿蘇の草原もだいぶ緑になってきました。
この週末は雨の予報ですが、この季節は雨が降るごとに、水をたっぷり飲んでぐんぐんと成長していく新緑に驚かされますね。
そして雨が止んで、雲が晴れて姿を現す阿蘇の山々がそのたびに緑が濃くなっていくのを見るのも、雨の後のお楽しみです!
こちらは、3週間前の大観峰。
まだ野焼きの影響が残る黒土に、あざやかな黄色がかわいい「キスミレ」たち。
1週間前の二重の峠。
だいぶ緑の中に、黄色のキスミレ、という感じになってきています。
そして「春リンドウ」も野焼き後の阿蘇の草原に春を告げる野の花です。
上の「春リンドウ」の写真は昨年の5月のものですが、
現在の草千里も下の写真のようにだいぶ緑になってきています。
広々とした草原を自由に散策していただくことができる草千里ヶ浜。
足元の可憐な野の花たちに注目しながら気持ちの良いお散歩をどうぞ♪
大観峰や草千里などの草原は散策をしていただける場所があるのですが、阿蘇の草原は基本的には、牧野組合という草原の管理をしている地元の方々の私有地となり、無断で立ち入ることはできません。
特に牛馬を放牧しているところでは、病気が入ってこないようにと、より慎重に厳重になります。
でもこんな広々とした草原をもっと散策したり、さらには自転車で疾走したりしてみたいですよね!
道の駅阿蘇では、特別な研修を受けた牧野ガイドという草原のスペシャリストとともに、阿蘇の草原で特別な許可を得て、のびのびと遊ぶことのできるプログラムをご用意しております。
アクティビティ参加料の一部は草原保全のために使われます。阿蘇の草原で思いっきり遊んでいただいて、さらに阿蘇の草原を守るお手伝いもできるというなんと素敵なプログラム♪
阿蘇の草原は6つの一級河川の源流となっていて、その流域にすむ人口は500万人ともいわれています。
涵養力という水を蓄える力についても、草原では降った雨が蒸発する前に地面に吸収されるために、森林よりも高いという結果も出ています。
野焼きをし、草原を維持することで守られる貴重な草花もありますし、そんな草原にだけ生きる昆虫などもいます。
もっと草原について知りたい!という方は、阿蘇市内牧にある阿蘇草原学習館にお越しください。野焼きのこと、あかうしのこと、植物のこと。
草原に関するさまざまなこと分かりやすく展示されています。
年々高齢化などで、維持が難しくなっている野焼き。もし阿蘇の草原のことを知って、もっと何かしてみたいと思ったら、野焼きにボランティアとして参加することもできます。
公益財団法人阿蘇グリーンストックさんは、野焼きボランティアの育成を中心に、阿蘇の草原の保全に多大なる貢献をされてきました。
昨年度に続き、道の駅阿蘇を管理する、私どもNPO法人ASO田園空間博物館山本理事長より、阿蘇グリーンストックさまに、日ごろの草原保全活動への敬意、感謝を込めてご寄付贈呈をさせていただきました。
阿蘇のすすきを漉いてつくられた紙が素敵な感謝状をいただきましたよ。
これからもみんなで力を合わせて、阿蘇の草原の大切さを次世代へと伝えていきたいですね。
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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook、道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。
道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
TEL:0967-35-5077
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