皆様こんにちは。若かりし頃がとても懐かしいと思うようになった石田です。
今日は、先日行われました、中江神楽定期公演について紹介します。
中江岩戸神楽殿は熊本県と大分県の県境に位置する荻岳の麓の神楽殿で行われています。10月を除く4月~11月、第一日曜日に定期公演が開催され、県内外からたくさんの方々が来られます。道の駅阿蘇ではサテライト事業を行っており、中江神楽殿もサテライトに登録されています。「サテライト」とは何か、こちらのリンクからどうぞ‼
そこで田空スタッフも記念すべき第一回目の定期公演に取材に行ってきました。
最初は中江神楽保存会会長の佐藤さんの挨拶、阿蘇市長の佐藤市長の挨拶がありました。令和5年度定期公演が無事開催されることがうれしいです。
この日は披露される4つの演目の中の、「五方礼始」をみました。通常であれば小中学生の子ども神楽が舞いますが、諸事情あって大人の五方礼始に。大人が舞うことは滅多にみることができないのでとても貴重です。五月からは小中学生で構成されている子ども神楽で舞いますので、5月の定期公演もこうご期待!
最初はお囃子の音から、次々と神楽男子がお辞儀して舞っていきます。
入場する姿もかっこいい‼お客様も暖かい拍手を送ります。
大きく強く舞っている姿は見ている私たちの心を鷲掴みにします。私も久しぶりの神楽に一目ぼれしてしまいました。
後ろ姿もかっこよくて感動しました。しっかり手を伸ばしながら脚を上げている姿も印象的です。
私も小学生の頃に神楽をやっていて「五方礼始」を舞ったことがありますが、ずっと腕をあげているので腕がつりそうになった記憶があります。幼い時でありましたが、お客様からの暖かい視線や拍手のおかげで腕を持ちこたえることができました。もちろん、どの瞬間も見逃せないのが中江神楽の特徴です。
この舞は五方礼始の中で一番の大きな舞です。ここを舞っているときは東西南北に回り、一回一回舞っていきます。さらに大きく強く楽しく舞い上がった形が「岩戸開き」の百万神の舞です。この動作を基盤にどの演目でも舞っていきます。やっていることは異なって見えますが動きはほとんど一緒です。神話に基づいた小道具や衣装を使って舞っているので、一つ一つの動作はとても貴重です。
東西南北舞ったあとは、神歌を歌います。
「千早振る~神のえがきにそれがけて~まえばぞひらく~天の岩戸~♪」
神歌もこの神楽の見どころです。ぜひ来られた際には耳を澄ませて聞いてみてください。
もちろん最後まで見逃すことはできません。一人ひとり退場していきますが、最後に挨拶していくところも見どころです。
退場した後はお客様の暖かい拍手につつまれます。終盤にはお囃子のてんぽも速くなります。最後まで力強い太鼓の響き、美しい神楽笛の音、鳴りやまない拍手そして舞手もお客様も楽しい神楽。中江神楽定期公演は今年も来園されたお客様の心を鷲掴みにします。ぜひ神楽男子をみに、そして阿蘇の郷土芸能を楽しみに来てみませんか。
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