皆様こんにちは。GWの予定が立っていない石田です。
今日は、先日行われました「手野ワラビ狩り体験」イベントの様子について紹介します。
近年、コロナウイルスや雨天で中止が相次いだワラビ狩りイベント。3年ぶりに開催することができました‼
当日は良い天気に恵まれました。
朝9時半に国造神社駐車場に集合し、受付等を行いました。
その後、手野名水会の方々からの自己紹介があり、さっそく国造神社・手野集落散策を開始しました‼最初に向かったのは国造神社。
2000年以上の歴史を誇る国造神社ですが、この神秘的な雰囲気が印象的です。名水会の方の案内もあり、参加者の皆さんは耳を傾けて聞いていました。
そして、手水社で手を清めます‼実は、この手水社の奥に水神社が鎮座していたとされています。また、こちらの手水鉢は1811年に奉納されたそうです。とても歴史が長い手水社です。
手を清めた後は階段を上って拝殿に行きます。
こちらの拝殿は1672年に建立され、あの細川氏が造営したともされています。また、こちらの拝殿の奥にある本殿には阿蘇開拓の神である健磐龍命の息子である速瓶玉命を中心に雨宮媛命(速瓶玉命の妃)、高橋神(速瓶玉命の第2子)、火宮神(速瓶玉命の第3子)が祀られています。
また、拝殿の左手にある建物は神輿専用の建物だそうです。
そして、拝殿の前で説明があったあとは、拝殿の右側にある「鯰宮」
阿蘇の神話では、開拓の神である健磐龍命がカルデラの水を抜く際に、水口をふさいでいた大鯰に事情を説明し、その大鯰は深く頭を垂れて去っていった神話が残っています。その大鯰を祀るために作ったものがこちらの鯰宮です。皮膚にご利益があるそうです。
次は、「手野の大杉」
元国指定天然記念物だった「手野の大杉」。
こちらの手野の大杉は、国造神社の主祭神速瓶玉命が植えたとされています。樹齢2000年ともいわれています。自分の身長をはるかに超えるスギの迫力に驚きを隠せません。
またお隣には、杉の切り株があります。
こちらは、切り株の空洞の中に入ることができます。自然が作りだす空洞や形に圧倒されました。また切り株の周りをまわってみたり、空洞から顔を出して写真を撮ったりして楽しんでいる人もいました。
手野の大杉に圧倒された後は、「上御倉古墳」へ。
国造神社境内にある上御倉古墳は、中に入ることもできます。
こちらの古墳は5世紀ごろに作られたとされています。手野名水会の話によれば、昔古墳の石室に絵が施されていたとされています。今は消えていてわからないとのことです。
もしかしたら…「装飾古墳」だったのでは!
※「装飾古墳」とは…石室に朱(赤)や黒などといった色彩を施してある古墳のこと。代表例…チブサン古墳
古墳の中は少々狭いので、4名ずつ入りました。
閉所恐怖症の私は入る途中で断念。古墳好きの私でもちょっと怖いかも。
中では古墳についての説明がありました。古墳の中に入るという貴重な体験することができて参加者はとても楽しそうです!
古墳から出てきた後は、手野集落を散策しました。
まず、目に入ったものは「草泊まり」。
「草泊まり」とは採草地の近くで野営することです。昔は車がなかったため、採草地へ行くのに多くの時間と労力がかかっていましたので、「草泊まり」によって節約されました。「草泊まり」の間は、何日もかかって草を刈り干草が作られました。そこで、割竹で骨組みし、ススキの屋根葺きの小屋を建て、生活家具を持ちこんで寝泊りしていたそうです。昔の「草泊まり」の話に参加者の皆さんもうなずきながら話を聞いていました。
また、手野地区に残っている石畳やお地蔵さん、昔ながらの建物や文化など、手野名水会が案内しました。
そして、散策しているときも参加者同士でお話をしたり、手野名水会に質問したりするなど充実した散策になりました。
散策した後は、手野名水会からタケノコのお土産!参加者1組につき2本 ずつプレゼントされました。
素敵なお土産をいただいたあとは…
ワラビ狩りの会場である牧野に移動します。道中見る牧野の景色は青々としていて美しかったです。阿蘇に緑の季節が来たのだと実感しました。
牧野についたら早速、頂上へ向かいます。
牧野からの眺めは声が出ないほど美しく 、阿蘇五岳や九重連山、祖母山等の山々見えました。この景色はワラビ狩りイベントに参加しないとみることができません。
ワラビ狩りについて名水会の方からワラビの取り方の説明 があった後、さっそくワラビ狩り開始‼
広い草原に生息しているワラビ。これまで気温が高く、雨も降っていたためワラビの成長が早く、先端がひらいている状態のワラビもたくさんありました。
阿蘇の草原を満喫しながらワラビ狩りを楽しんでいます。また、手野名水会と会話をしながらワラビ狩りを楽しむ参加者の姿もありました。
採ったワラビはお持ち帰り♪
さらに、手野名水会からワラビやゼンマイのお土産も‼
ワラビ狩りを楽しんだ後は、昼食。
牧野(草原)の上で、そして山々を眺めながらのお昼ご飯は滅多に経験することができません。
草原の上にシートを敷いて皆さんで「いただきます‼」
今回のお昼ご飯は乙姫の森さんのお弁当。
阿蘇乙姫の森さんは道の駅阿蘇に赤牛弁当や幕の内弁当等販売しています。
皆様も道の駅阿蘇に来られましたら手にとってみてくださいね。
晴れた空の下で広い草原を眺めながら食べるお弁当は最高においしい‼
普段体験することができない貴重なイベントです。
※牧野は許可なく立ち入ることができません。
お弁当を食べた後は会長からお言葉をいただき、イベントを終えることができました。
最後に、「地域の方々とお話ができて楽しかった!」「ワラビやタケノコのお土産ももらえてとても嬉しかった!」「また参加したい‼」「阿蘇のイベントに参加したい」等といった声を聞くことができました。
今後も、ホタルツアーやジャガイモ収穫体験イベント等阿蘇の自然や歴史に触れ、地域の方々と交流できるイベントを開催していく予定です。
皆様も阿蘇で開催されるイベントに参加して、阿蘇を満喫してみませんか?
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