コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「7月15日開催ツール・ド・九州応援ライド」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新のサイクリングレポート「7月15日開催ツール・ド・九州応援ライド」が届きました。
10月に開催されるツール・ド・九州では世界中から集まる有名選手たちが南小国から阿蘇市を通って南阿蘇まで走ります。
そのコースの一部を走って大会をPRする「ツール・ド・九州応援ライド」が6月の雨天から延期となり、今回が1回目!熊本地震以来、待ちに待った南阿蘇鉄道の全線開通日と重なり、みなさまにとっても特別な体験になったようですね。それではどうぞお楽しみください。

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6月に予定していたツール・ド・九州応援ライドが雨天のため延期していたので7月15日に箱石峠から南阿蘇方面を走るコースで開催した。

このライドは毎月2回開催している阿蘇満喫ライドのうち1回をツール・ド・九州阿蘇コースの一部を走って大会をPRしようというもの。ガイドは大会アンバサダージャージを着用し、参加者にはレース前後の楽しみ方を伝えるため地域のカフェや食事処、観戦スポットを紹介、またコース沿線の清掃活動を行って大会を応援してもらうことにしている。

 

参加者特典としては、道の駅阿蘇より阿蘇地域の特産品の試食をライド中に提供、走行後にSNSでツール・ド・九州をPRしてくれた方には道の駅阿蘇の1000円分の商品券をプレゼント、サントリー九州熊本工場からドリンクの提供、阿蘇市からはサポ―トカーを出してもらうので荷物の運搬や体調不良の場合の回収ができる。

 

今回参加されたのは熊本3名、福岡3名、鹿児島1名の7名で久留米方面の水害のため急きょキャンセルされた方も数名あった。案内したのは井上夫妻、下城さん、中尾の4名、サポートカーの阿蘇市観光課の宮岡さんはライド中の写真撮影を兼ねてもらった。テレビ熊本も同行されライドの模様や参加者にインタビューをされていた。

この日は南阿蘇鉄道が7年2ヶ月振りに全線開通する日でもあるので、6月に予定したコース変更して南阿蘇鉄道の沿線を走ってこちらの応援も兼ねることにした。阿蘇満喫ライドを始めた2019年から、熊本地震で被災したこの鉄道を、参加者と一緒に見晴台駅や駅舎カフェがある阿蘇白川駅から乗客に手を振って応援していた。乗客の方も手を振って返してくれて、とても気持ちいい定番の立ち寄りスポットにもなっている。

ブリーフィングはいつもの通り冷暖房完備のトイレがある情報コーナーで行った。ここには立体地図が設置されているのでコースだけでなく高低差も説明できてとても便利だ。道の駅阿蘇からサイクリングをされる方には是非とも利用して欲しい。

道の駅阿蘇からは一部ツール・ド・九州のコースで265号に向かった。

265号に合流地点から箱石峠頂上まで6.4km、329m上る平均勾配4.8%の比較的緩やかな峠道になる。

私たちは15kmくらいのスピードだが選手たちの集団は30km以上になるのだろうか。

大型バスは通らず、車も坊中線などに比べると少なく、見通しもいいのでサイクリングのコースとしてはおすすめの峠道だ。

根子岳の麓のこの峠にはKOM、キングオブマウンテンという山の上に設置された地点を先頭で通過した選手に与えられるポイントがありその争いも見ものだ。

 

箱石峠を一望できる町古閑牧野展望所に到着。ここを観戦場所にしても良さそう。当日はヘリの空撮があるそうで世界三大ツールのような映像が見れるかも知れない。

ここで清掃活動を行った。

ここから高森・久木野方面にダウンヒルが続く。

急カーブ多いのでコースの取り方や、ブレーキングポイントなど選手たちの走りを想像しながら下った。本番のコースは連続するコーナーが終ったところの阿蘇南部広域農道に右折して39号から久木野に向かうが私たちはそのまま真っ直ぐ高森へ行った。

いつも静かな高森駅周辺だがこの日は祭り会場のようになっていた。地元の物産品を販売するテントブースからは祭りムードの客寄せの声、キッチンカーの前には行列ができて大盛況の開通式になっていた。

トヨタの方だったと思うが記念の旗を配られていた。祭り騒ぎにのせられて私たちも旗をもらって人だかりのフランキー像の方に行って写真を撮っていた。

するとトヨタイムズの富川悠太さんを発見!ミユキさんが声を掛けられて一緒に写真を撮っていると、富川さん用のテレビカメラから撮影されて、「ツール・ド・九州の応援です」と説明すると、トヨタさんは大会スポンサーなので「よろしくお願いします!」と返された。

次に向かったのは鯉のぼりが泳ぐ見晴台駅。

ここも賑わっていた。いつものように列車に手を振ろうと待機するも到着時間になっても来ない。20分以上遅れて立野方面からやっと列車が見えてきた。


通勤列車のように観光客とカメラマンで超満員だった。

上白石萌歌、HY「366日」歌唱フルバージョン公開 南阿蘇への想いをつなぐ映像に感動必至 キリン 午後の紅茶「あいたいって、あたためたいだ。もう一つの物語」篇 – YouTube

『ここは「午後の紅茶」のCMで上白石萌歌さんが登場する駅・・・無人の駅舎には1台の自販機があり全部が午後の紅茶』・・・なんて訪ねる度に説明していたし、ブログにも何度も書いていた。

そして最初に紹介したときには、『南阿蘇鉄道の開通する日には上白石萌歌さんがここであの歌を歌って欲しい・・・』、そんな妄想は今日で終わった。

「午後の紅茶」のCMシーンを再現、萌歌さん役は平野志摩子さん

続いて阿蘇白川駅へ

いつも静かな阿蘇白川駅周辺には人だかりが見える。空にはセスナが5機とヘリが1機隊列飛行をしている。開通のお祝いか。

駅の向かいの農道が旗を振って迎えるポイントで人だかりになっていた。ここで私たちも列車を迎えようと思っていたが、サポートカーが次々来る車で動けなくなくなって、どうしようか迷っていると、南東から雨雲とその下には滝のような雨が見えてくる。

サポートカーを誘導して駅に避難しようとしているとこの数分後、夕立のような猛烈な雨に打たれた。

全員ずぶ濡れになったが通り雨でしばらくしたら晴れた。お陰で人で一杯だった阿蘇白川駅は幾分少なくなって私たちも駅舎に入れた。ここにはNHKのカメラが来ていて、駅長犬の「ゆう君」と駅舎カフェのキザキさんの取材があっていた。

駅舎カフェ「75thSt」のキザキさんが「ゆう君」との思い出を話されていた。「ゆう」君は2020年10月から犬の“駅長”として就任、土日祝日などに走る観光トロッコ列車「ゆうすげ号」の運行日に合わせて「出勤」し、ホームにある駅舎の形の小屋から出てきて乗客を迎え、車掌さんから紹介され記念撮影も応じて人気を集めていた・・・

この日が最後の出勤日、お疲れさまでした。

この日を待ち望んでいたキザキさん、全線開通により目的を果たしこの日で引退しようと思うと語る「ゆう」君のオーナーの宮本さん、菊陽町から土日祝日にたいへんなことだったろう。

カフェが満席だったので駅舎内で昼食をとらせてもらった。
道の駅阿蘇から用意してもらったのは、森万十の高菜おにぎりと地鶏おにぎり、それにイタリアッソのフレンチトースト、飲み物はサントリー九州熊本工場からDAKARAを提供、いずれも美味しくいただいた。

次に向かったのがツール・ド・九州阿蘇コースで最も厳しい久木野の周回コース。

https://ridewithgps.com/routes/43722301

「道の駅あそ望の郷くぎの」近くの39号と28号の交差点から、グリーンロード南阿蘇(ケニーロード)を地蔵峠方面に上り、展望所を過ぎて恐ヶ淵方面に左折するとダウンヒルが始まり、ホテル夢しずくの前を通って28号に出て右折する12.2kmのコースを5周回する。

距   離:12.2km
獲得標高:383m
平均勾配: 4.4%
最大勾配:15.2%

この日はアスペクタ入口の先が工事中のため、半分ほどしか走れなかったが、かなりタフなコースで5周もするなんて考えられないと思った。

阿蘇キャニオンテラス&ロッジの天空のブランコに向かう途中に私の後輪がスローパンクした。チューブレスレディだったがシーラントが抜けており穴を塞ぐことができなかったようだ。一旦空気を入れて天空のブランコまで向かい、残り距離も少ないのでパンク修理のチューブを入れずにサポートカーに回収してもらうことにした。

井上君に先頭を任せて新阿蘇大橋からの緩やかな上りで参加者の方が足が攣り、自転車を降りると両足攣って動けず走れそうになかったので、私がその方の自転車に乗って帰ることにした。

道の駅阿蘇で解散した後にパンク修理をしてもらおうとGINRINに持ちむと、タイヤのピンホールから小さく鋭利な石が出てきた。店長から最近雨が多いので、自転車が走る路肩に金属片や鋭利な石が流れて集まりパンクの原因になると言われた。パンク修理はタイヤがまだ新しいのでシーラント入れてピンホールを塞いでまた乗ることにした。雨の後にはこういうことがあるのでパンク修理の想定をお忘れなく。

さて、自分の不注意でパンクはあったものの第1回ツール・ド・九州応援ライドを無事に終えることができた。南阿蘇鉄道については、行かないと解らない状況だったが、参加者はかなり満足された様子で貴重な開通式に立ち会えたようだった。

休日返上で宮岡さんが担当してくれたサポートカーは、クーラーボックスを載せてもらっていたので、冷たい飲み物や食べ物を暑さで傷めずとても助かった。今後、本格的な暑さを想定すると熱中症予防に備えて、冷たい飲み物やジェルなど各自が必要とする持ち込みが可能になるので、ツール・ド・九州を応援したい方の壁を低くするかも知れない。

国際サイクルロードレース「ツール・ド・九州」は何をもたらすのか、とりあえず私たち阿蘇の自転車乗りは、阿蘇におけるサイクルスポーツの優れた環境を楽しんでもらえるよう今後も継続してサイクリストを迎えたい。

ツール・ド・九州阿蘇コース
熊本阿蘇ステージ | ステージ紹介 | マイナビ ツール・ド・九州2023 (tourdekyushu.asia)

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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。

道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

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