みなさん、こんにちは！Kanaです。
今年の梅雨もあちこちで線状降水帯が発生していて心配です。
早く落ち着いてほしいですね。
さて、阿蘇も梅雨が明けると、いよいよ草原を楽しむ時！
どんな季節でもきれいだなあとは思いますが、阿蘇の夏の草原の魅力は特に私にとっては、可憐に咲く花たちです。
ピンクに黄色に青に、と様々な色のかわいい花たちを見ながら草原の散策はいかがでしょうか。
草原には牛たちが放牧されていたりします。感染症予防、また環境保全のために一般の方が草原に自由に立ち入ることは禁止されていますが、草原に咲く野の花を遊歩道などから観察できる場所をいくつかご紹介いたします。
１．大観峰
カルデラを見下ろし、お釈迦様が背を下にして寝ているように見える阿蘇五岳、涅槃像を見ることができる大観峰。その景色は圧巻ですが、後ろを振り返れば、延々と広がる火砕流台地が緑の草原に包まれている景色も見事です。
まず駐車場から大観峰の突端の展望所まで歩いて大パノラマの景色を堪能したら、帰りは是非、駐車場に向かって左側にある遊歩道を使って戻ってみてください。
草原の中に立ち入らなくとも、両側の草原にたくさんのお花が咲いているのを見ることができると思います。
ピンクはカワラナデシコ、黄色はオミナエシ。青くて丸いポンポンのようなのが、今では珍しい貴重なヒゴタイ。８月が見頃です。
阿蘇の草原、そしてそこに息づく生態系は、阿蘇くじゅう国立公園の大切な資源です。野草の採取はされませんように、どうぞよろしくお願いいたします。
阿蘇の草原に根を張って可憐に咲いている姿を愛でてあげてくださいね。
２．米塚下園地
阿蘇ファームランドなどがある北登山道から阿蘇山上へ向かう途中、右側にあります。
駐車場とお手洗いもあり安心。子どもたちへの草原学習にもよく使われる場所です。
こちらも遊歩道が整備されていて、植物の観察がしやすいです。
３．草千里、杵島岳、山上ターミナル周辺
このあたりは草原になっているところと、雑木林になっているところもあり、植生の違いなども感じていただけるところです。
写真は秋に差し掛かるところのものですみません。
９月のサイヨウシャジンです。
杵島岳登山道の頂上付近は草原の中を行く道なので、登りで息が上がったら途中で一息ついてかわいいお花たちに癒されましょう。
４．かぶと岩展望所
昨年は展望所近くで、ユウスゲを見ることができました。ユウスゲは今の時期すでに咲き始めています。その名の通り、ユウ、夕方に花が開きますので、夕方４時くらいがおすすめです。
かぶと岩展望所は、８月終わりには毎年隣のすすき原野の中に地元の牧野組合さんが仮払い機で道を作って、すすきの迷路も登場します。今年もあるかな？秋にかけても楽しめる場所です。
道の駅阿蘇では、特別な資格を持った牧野ガイドと一緒に、遊歩道からではなく、普段は立ち入ることのできない草原の中をE-bikeに乗って走ったりトレッキングをしたりすることができるツアーのご紹介もございます。
気になった方は、是非道の駅阿蘇にお問い合わせください。
ガイドさんの手配などもありますので、２週間くらい前までがおすすめです。
梅雨が明けたら、爽やかな風が吹き抜ける阿蘇の夏の草原へお出かけしましょう！
※写真はすべて昨年のものです。
今年もかわいいお花たちに出会いたいな＾＾
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