コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「ツール・ド・九州応援ライド」と「阿蘇プライベートライド」

コルナゴ部長こと中尾公一さんからレポートが届きました。
今回は豪華2本立て!!
「ツール・ド・九州応援ライド」「コルナゴ部長と行く阿蘇プライベートライド」レポートです。
いよいよ「ツール・ド・九州」開催まであと31日となりました。
阿蘇の雄大な景色の中を選手が駆け抜けていく姿を想像するとワクワクします★
熊本ステージは10月8日(日)、南小国から南阿蘇へ106kmの雄大な景色の中を駆け抜けます。
どのようなコースで、走行中にはどのような景色が眺められるのか、コルナゴ部長がご紹介いたします

2回目のツール・ド・九州応援ライドを開催した。
最近の天気は不安定で晴れている先の3キロくらいによく雨雲が発生する。阿蘇は遠くまで見渡せるので、こまかい雨を飛び散らせながら迫って来るその雨のカーテンを避けながら走っているが、これがなかなかおもしろい。
この日もミルクロードを走っていたら、かんかん照りなのに対向車がワイパー動かしていて、おかしいなと思っていると、乾いたアスファルトの先に水道管が破れたような勢いで水が低い方へ流れて道路を濡らしている。晴れと雨の境をまるで線引きしたようで、思わずにみんなで笑いながら雨のカーテンに突入した。シャワーを浴びながら大観峰が目の前だったので急きょ避難、ずぶ濡れは避けることができた。売店の軒先で雨宿りしながら、阿蘇のメンバーが雨雲レーダーで次に走るコースを決めているのを見て、珍しい光景だったのだろう鹿児島の福崎さんや久留米の堤さんが苦笑されていた。
熊本、福岡、鹿児島の参加者を案内したのは、ツール・ド・九州のコースとなる箱石峠のヒルクライムと、城山展望所からのダウンヒルを午前中に体験してもらい、午後からは小嵐山を上ってミルクロードを走り、二重の峠から下りたら先日のライドで感動ものだった「Italiasso 」の シチリアンブラッドオレンジアイスを食べて帰ってくる距離95km・獲得標高1500mのコースだ。写真は朝一で箱石峠を上って左に曲がった先にある町古閑牧野展望所、この日は地元紙の取材があったので記者の方に撮ってもらった。
熊本日日新聞 2023年8月26日掲載より以下抜粋
『10月に熊本など九州3県で開催される自転車の国際ロードレース「ツール・ド・九州2023」のコースとなっている熊本県阿蘇市で26日、レースの機運を盛り上げる二つのサイクリングイベントがあった。参加者は雄大な阿蘇の風景を眺めながらペダルを踏んだ。
NPO法人ASO田園空間博物館(同市)は、レースのコースなど約100キロを走る「応援ライド」を開催。参加した9人は、レースの鍵を握る箱石峠の上りや、下りのカーブが連続する城山展望所付近などの難所を走行した。鹿児島県姶良市から参加した福﨑敬文[よしふみ]さん(41)は、「日本ではあまりない草原景観の中を走る素晴らしいコース。レース本番も観戦したい」と汗を拭った。同NPOは9月23日と10月1日にも「応援ライド」を開催予定で、レース当日には自転車での観戦ツアーも計画している。
内牧地区では、市や観光協会などでつくる阿蘇サイクルツーリズム学校コギダス協議会が「なぞときサイクリング」を開いた。地区内にある旅館や温泉、景勝地に関するクイズなどを23問設定。参加した親子連れら約20人は、地図を見ながら自転車を走らせ、3時間以内に設問を解いて獲得したポイントを競った。9月30日には宮地地区で同様のイベントを開く。
ツール・ド・九州は10月6日に福岡県で開幕。8日に南小国町から南阿蘇村の約106キロを走る「熊本阿蘇ステージ」、9日には大分県日田市で最終ステージがある。(植山茂)』
植山さん、取材ありがとうございました。
取材を終えて町古閑牧野展望所から国道57号へ抜ける牧野道を走っていると農家の方がいらしたので挨拶していると、ミユキさんが祖父の友人の方だったということで話し掛けられると、「〇〇しゃんの娘か!」と笑顔になられて、阿蘇ならではの方言で場が盛り上がった。
盛り上がりは続いて、放牧の牛がいたので集合写真を撮ろうと断わりを入れたら、「ワシが撮ってやる」一見怖そうな人がとても優しくて、人の気配の無い山奥で良き出会いとなった。
このような光景も他県から来られた方には微笑ましく映ることだろう。
牧野の道には秋の虫の鳴き声がずっと聞こえていた。
ミルクロードからやまなみハイウェイに出て城山展望所で休憩。ここからは阿蘇谷のコーナーが続くダウンヒルだ。選手たちは経験とテクニックを駆使して恐ろしいスピードで下るだろうが、わたしたちは遊びの危険は絶対回避したいので余裕を持って爽やかに楽しみたい。
ランチはヒバリカフェ。超人気店なので11時開店に合わせて入店、1番客だったので特等席に県外から来られた方に座ってもらうことができた。
ツール・ド・九州応援ライドでは、ランチが道の駅阿蘇から提供される特典が付いている。なのでサクッと食べられるように事前に看板メニュのヒバリドッグを注文していた。このホットドッグは世界最高峰に位置する本場ドイツの食肉加工品のコンテスト「suffa」で金賞を受賞したウインナーソーセージで、その上にはあか牛ミートソースがトッピングされている。
ヒバリカフェは、ツール・ド・九州の最初のスプリントポイントのJA阿蘇に近いので観戦の前後に立ち寄ってもいいかも知れない。
敷地内に地下水が湧出してこれがびっくりするほど冷たくてとっても美味しい。地下から生まれたばかりの阿蘇の天然水である、それも無料。エイドや昼食場所において、無料で水の補給ができるところを選ぶと年間にすればかなり節約になる。練習も積み重ね、お金の使い方も積み重ねなのである。
水の補給(自販機含む)やトイレ利用、空気入れ、サイクルラックなど阿蘇を走るサイクリストを応援してくれる施設がこの「サイクルステーション」の看板があるところだ。
阿蘇サイクルツーリズム学校「コギダス」協議会では、阿蘇がサイクリストにとって乗りやすい環境にするために、現在53カ所のこの看板を設置した施設に協力してもらいサイクリストを迎えている。今後も地域のサイクルステーションとして阿蘇サイクルツーリズムを盛り上げてもらえる施設を募集されている。
昼食後は小嵐山に上る木落ロードからミルクロードを目指した。上り口近くにある中通古墳群が初めての方がいて興味を示されたので展望所に立ち寄った。
中通古墳群は県指定史跡で現在は前方後円墳2基・円墳8基の10基が点在しているが、かつては14基以上から構成されたという。主墳の長目塚古墳は、111.5メートルの大型前方後円墳で発掘調査において石室と人骨・副葬品が検出されている・・・そのような説明よりみなさんに印象が残るのは、「ここは小学校の時の遠足の場所でした」と話すミユキさんの短い説明だろう。
頂上付近、見えるだろうか、
わたしたちの後ろから迫る雨のカーテン、
やや逸れそうだが先を急いだ。
これから行く大観峰方面はこんな青空
牧野に点在するサイレージがいい感じだったので集合写真、雨が降る前の風が出てきたので早々に再スタート。ここからかぶと岩展望所、二重の峠を目指すも大観峰の近くで雨のカーテンに突入して大観峰の売店に避難した。
大観峰で雨のカーテンが去ったので、コースを雨雲レーダーで確認中の写真。これから予定していたかぶと岩方面は雨雲が接近しそうで通って来た方面は黒い雲に覆われて遠雷が聞こえてきた。雷が一番怖い。急いで避難すべくこの先の212号で内牧へ降りた。
阿蘇谷に降りると道の駅阿蘇方面はすでに雨、よって動けず阿蘇ミルクファクトリーで雨が通り過ぎるのを待つことにした。自転車は施設の方の了解を得て濡れない軒下に置かせてもらった。
忙しい空が落ち着いたので、さてどこに行くか・・・
でも14時30分近くになったので雨で濡れた農道で帰ることにした。途中にある「ななつ星in九州」の朝食を提供する「オルモコッピア」は、家族で行くにはお勧めの食事処なので参加者へ場所を教えるために店の横を通り、最後に道の駅阿蘇の第二駐車場近くの「菓心なかむら」は家人の土産にお勧めと教えてあげた。
最近、よく活躍しているのが雨雲レーダーである。特に空に突き上る入道雲が多い今のシーズンは雷を避けるためにも怪しい雲が見えたら速攻避難出来る情報になる。そんなことが体験できたこの日のライドはそれはそれで収穫があったのではないだろうか。距離からすればかなりショートカットになったが、暑いこの季節は仕事に影響がでないこのくらいがいいのかも知れない。

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道の駅阿蘇のサイトに「コルナゴ部長と行く阿蘇プライベ―トライド」というのがある。
わたしと一緒にロードバイクでサイクリングしたり、E-MTBで牧野ライドをする有料のガイドツアーだ。貴重な休日に遠征費を掛けて阿蘇を走りに来られる場合、限られた時間内に自分の体力に合わせて、行って見たいところや食べてみたい食事など、効率よく体験するために事前に打ち合わせをしてコースを作り案内している。
先日は、関西方面から新幹線とJRの輪行により前泊で来られた男性4名の方を案内してきた。帰りは阿蘇駅16時40分発なので、サイクリングを終えたら輪行袋に収納して、阿蘇駅前にある温泉施設で汗を流し、サッパリしたところで列車に乗れるのではないかと15時ゴールを目指した。
結果はゴールの時間には間に合ったが、温泉に入るまでの余裕はなく、道の駅阿蘇の裏にある洗面が出来る水道で、頭から水をかぶりカラダを拭いて帰られた。暑い日だったが予定していたコースは完走されて、希望された久木野の蕎麦も開店時間に入れたので、並ばずに食べることもできたので大方満足されたのでないかと思う。

コースは箱石峠を越えて高森駅で休憩のため立ち寄った。そこでちょっと感動したことがあったので紹介しよう。
旧駅舎は取り壊し中で養生用の幕が張られ、フランキー像の記念写真待ち行列横の新しい駅は多くの人で賑わっていた。

アニメが書かれた色紙、誰の何が書かれたのか見ていないが、多分旧駅舎にあった地震復興の応援メッセージかも知れない。
午後の紅茶のCMが撮影された鉄道で、出演された上白石萌歌さんと、見送るトロッコ列車が秘かな人気だった。高森駅の賑わいはトロッコ列車に乗るためと思いきや・・・
異常に混み合うのはこれだった。
切符販売よりもワンピースグッズを買う人たちが行列になっていた。
南阿蘇鉄道の車両の内・外装を、「麦わらの一味」の海賊船「サウザンド・サニー号」をモチーフとした仕様にカスタマイズした、南阿蘇鉄道『ONE PIECE』コラボ「サニー号トレイン」が約1年間の期間限定で運行していた。



駅の入口で弁当を販売する女性の方がいらしたので尋ねてみた。
高森駅周辺は今まで見たことがない人出が続いており、昼食する店もたいへん混みあっていることもあり、地元の食事処が作った限定10個の駅弁を販売されていた。それだけではなく、やはり列車に乗ったら「駅弁」を食べる体験は、子供さんから年配の方まで、いい想い出になるのではないかと、そんなことも言われた
駅の近くで食べることができる場所も教えてもらったので、事前に予約してサイクリングで来た際の昼食にいいのではないかと連絡先をお聞きした。店の名刺かパンフレットを渡されるのかと思いきや、付箋にその場で書かれたのは、「高森観光推進機構 0967-62-xxxx」・・・
駅弁の製造は地元食事処、販売は行政・・・そういえば高森町の紺色のTシャツを着た人を見掛けたが、沿線自治体挙げて7年振りに全線開通した南阿蘇鉄道を盛り上げようということだろう。南阿蘇鉄道は、南阿蘇村・高森町など沿線自治体が出資する第三セクターの鉄道会社ではあるもの、演出を兼ねた駅弁売りのサービスまでされているとは、驚きと同時に感動だった。

 

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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。

道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

阿蘇市内の地図はコチラから

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