皆様こんにちは。小説にはまっている石田です。秋になり名作を楽しむようになりました。こんな私のマイブームは司馬遼太郎の「関ケ原」。学生時代はよく読んでいました。本には上中下とありますが、いまだに読破できず…‼しかし関ケ原の戦いの後にあった「参勤交代」。江戸(現在の東京都)へ向かう道は難所だらけだったともいわれています。その中の一つ、「二重峠石畳」。
二重峠石畳は、かつて参勤交代で使用された石畳であり、阿蘇の神話にも登場する場所です。阿蘇の開拓の祖である健磐龍命は湖だった阿蘇谷を開拓するために最初に蹴った場所でもあります。しかし、山が二重になっており蹴破ることができなかったとされています。このことから二重峠と言われるようになり、江戸時代に参勤交代の道として使われるようになりました。豊後街道の中でも阿蘇路は道の起伏が大きく、かつ火山灰土のため雨が降る度に道路の損傷がひどく、道路の普及に大変時間がかかるため、石畳の道が多かったとされています。
今でも石畳が残っている二重峠石畳に先日行ってきましたので、ご紹介します‼
スタートはこちら‼
安原神社からスタートします。そこから左折して石畳を歩いていきます。
石畳にはたくさんのコケがあり、前日に雨が降っていたので少々滑りやすくなっていました。実際に行く際は足元に気を付けていきましょう。
最初は緩やかな傾斜でゆっくりと散策していきます。道中は大きな岩や石像等がありました。
まずはこちら‼
参勤交代の檜。こちらは檜に杉が宿った木。樹齢は約500年ともされています。檜に杉が宿ることはとても珍しいことで驚きが隠せませんでした。自然って本当にすごいなー。
こちらの檜は市指定文化財にも指定されています。
お次はこちら‼
檜から2~3分ほど歩いたところにある駕籠据場。参勤交代では大きな籠を持っていきます。傾斜が急であるため籠をおいて休憩していたそうです。この激坂なので、当時はかなりの重労働だったのではと実感します‼
お次はこちら‼
石になにかの痕跡が残っています。こちらは、石畳に使う石で、実際に適当な大きさに割って使うとき、割目を立てるために矢で穴を掘りますが、この石がなかなか割れずに残っています。二重の峠石畳の大部分は、現地で石を調達されたとされています。当時、石の調達に携わった農民たちの苦労を実感します。
一番上まで上っていきましたが、後半は疲労で写真を撮る余裕がありませんでした。
しかし、頂上にたどりついたときに達成感を感じました。道中見る絶景に何度助けられたのか、また機会があったら写真を撮ることができなかったスポットを撮りたいと思います。
秋のトレッキングに、そして歴史のロマンを感じに二重の峠の石畳を歩いてみませんか?
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