コルナゴ部長こと中尾公一さん最新レポート「満喫ライドとMULLER&GOKISO試乗会」が届きました。
秋晴れの下、紅葉が始まった山々を走るのは最高ですね!
それでは、お楽しみください‼
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10月2回目の阿蘇満喫ライドを開催した。
今回はライドを早めに終わって道の駅阿蘇で開催されるサイクランドシライシさんの「MULLER&GOKISO」試乗会にも参加する内容。ライドは牧野の道とやまなみハイウェイのダウンヒルで阿蘇の秋の景色を眺めてもらい、ゴールしたら金属フレームの可能性を追求する国産スポーツバイクブランド「MULLER(ミューラー)」と、こちらも国産のまるで永遠に回り続けるかのようなGOKISOホイールを阿蘇の道で試乗する体験だ。
ブリーフィングのあと初めて参加された延岡の2名を含む8名の方を、ミルクロードに行く定番コースの小嵐山の道「木落ロード」へトマトやアスパラガスのビニールハウスや、収穫を終えた田んぼの長閑な風景を眺めながらゆっくりと向かった。
木落ロードの最初は、スギやヒノキに覆われた木漏れ日は夏は涼しく、冬は冷たい風を避けてくれるので年間通してよく走る道だ。
ツール・ド・おきなわ市民50km(オーバー60)で6勝目を目指す福島雄二さん(左)も来られた。
3.6km上ると景色が開けてくる。
ここが最後の上りで後ろに見えるのは大観峰。
4km地点の阿蘇谷とその先に阿蘇五岳の絶景ポイントが一休みするところ。
ここまで290m上り平均勾配は7.2%、あと3.9km牧野(草原)の中を走れば牧場の先にミルクロードがあり、木落ロードのゴールとなるトータル7.9km+375mの阿蘇らしいいい道だ。
ミルクロードの下を通ると「合戦群」・・・「ガッセングン」とは読まず「カシノムレ」と読む牧野の道だ。”かしのむれの道”は、たまに農耕車両が通るくらいで、放牧の牛を眺め野鳥の鳴き声を聞きながらじっくりサイクリングを愉しむことができる。
牧野を下りはじめてしばらくすると数軒の集落があるのでゆっくりと走る。
県道40号に出る手前が阿蘇では珍しい紅葉スポットなる。小嵐山を上る木落ロードと合戦群の道は、ミルクロードを境に一本道になり迷うことがなく、秋から初冬にかけてもおすすめの13.7kmの道になる。
※車は少ないが道が細いため大型の農耕車両には要注意、特に見通しの悪い所、そして平日。
40号に出て左に行けば南小国・満願寺温泉方面、私たちは右に進み5km先のやまなみハイウェイへ。
やまなみハイウェイ出たら右折して阿蘇方面に行こうとするも車とバイクが多くてなかなか横断できない。信号も横断歩道もなく見通しも悪いので結構待つことになった。季節も天気も抜群にいいので滅多にない交通量でこれだと12時過ぎたら予定していた食事の店数軒はどこも行列になりそう、なので11時30分と昼には少し早いが一番近くにあるうどん屋の「阿蘇やまなみ夢広場」に行くことにした。
阿蘇やまなみ夢広場は見通しがよくないがスピードの出る緩やなカーブのところにあって、阿蘇方面からだとは問題ないが瀬の本方面からだとグループで横断するには危ないので、メンバーを少し先にある見通しのいい道路わきが広くなったところで待機してもらい12名が店に入れるか確認してから来てもらった。なので逆方向を走っている。
地鶏うどんが美味しかった。出汁の濃さが走った私たちにはちょうど良かった。
秋のやまなみハイウェイ近くの食事処は、2~3名ならまだしも10名を超えると12時~13時に入れるところが少ないので注意が必要。食事のあとはやまなみハイウェイを下り、そのまま道の駅阿蘇に帰る組と、エルパティオ牧場方面のミルクロードを経由する組みに別れたが到着する3km手前で合流できた。
道の駅阿蘇の第2駐車場の「MULLER&GOKISO」ブースに予定時間より15分早く着いた。ここは以前にも大藪サイクルやクロスロードバイシクルの試乗会があったところだ。試乗は駐車場以外にも平坦で車の少ない道が近くにいくらでもあり、上りだったら火口や草千里に行く坊中線の上りや旧登山道で試すこともできる。駐車場の前が国道57号で信号に停まった車からはテントのロゴへの視覚効果もあり試乗会にはいいところだと思う。
完全受注のフレームMULLERは一目見てときめいた。クラシカルな細身のシルエットにはオリジナルペイントが出来て、チタンとステンのバイクは金属の美しさが際立ち、まるで芸術作品のようだった。
試乗は一番気になっていた艶やかな金属色のチタンとステンレスのバイクを試した。
この2台のMULLERのコンセプトは、
「フレームは金属、そして、真っ黒のホイルをはめて、モーガンのスリーホイーラーの復刻版のようにモダンで、かつスポーツ車」。
まさにテーマ通りのヴィンテージな装いのスポーツバイクだった。
走行感は初めて乗らせてもらったSAMSONのような感動だった。「まっすぐ進む、安定して曲がる、振動が少ない」といった当たり前だが、今の自分のレースでの性能のみを追い求めたものとは違う「喜びと快適さ」があった。。
続いてGOKISO(ゴキソ)体験。
GOKISOは超精密工作機械メーカーの近藤機械製作所から生まれた自転車製品ブランドだ。同社は、超精密金属切削加工、航空機ジェットエンジン用軸受の生産をも手がけており、永遠に回り続けるかのようなGOKISOのハブと、「軽さ=性能」という誰でも信じる自転車界の常識、それをくつがえすGOKISOホイールを初めて自分の自転車M10で試した。
ペダル踏んで止めても背中を押されるような追い風で進む不思議な走行感だった。これなら体力消耗は極限に減らせるのではないかと思った。坂は旧登山に行ってみたが、8%くらいの所は凹凸があり上りの楽さは感じ取れなかったが、4%くらいの路面のいい所はグイグイ進んだ。
最後にGOKISO +MULLERチタンとステンで走ってみた。その当たりをグルグル走るのではなく、今日走ったコースをもう一度走りたい気分になった。フラットな一直線の農道、木落ロードの上り、やまなみハイウェイのダウンヒルを、無垢の金属色の細身なシルエットに究極の回転体で走る・・・自転車を買うのは卒業と思っていたが「もし」を考えるようになれた。
折り畳み自転車BROMPTON+ GOKISOハブ、その道の人には魅力的だろう。
参加者もいろいろと試されていたように私たちガイドも楽しめた試乗会だった。参加者も試乗会が目当てという方もいたようで、暖かくなったらもう一度「MULLER&GOKISO」試乗会をやりましょうということになった。
実は私は試乗と同じくらい楽しみにしていたのが、MULLERのザック・レイノルズさんとお会いすることだった。ザックさんは外国人のサイクリストが日本の景色の中を旅をしながら走る「NHK WORLD CYCLE ARAOUND JAPAN」に出演されているひとりだ。
番組では訪ねる土地の風土などについても海外の人にちゃんと理解できるように詳しく説明されており、日本人が見ると日本の良さを再発見することができて思わずそこを走りたくなってくるような番組だ。
この日は私のライドがあったので一緒に走ることは出来なかったが次回は阿蘇らしい道を案内したいものだ。ザックさんみたいな経験豊富な外国人サイクリストが、日本の景色の中を颯爽と走るというのはそれだけで絵になるし、番組のように「コンニチハ、ナニサレテルデスカ?」と片言の日本語で、こだわりの店や農家、伝統工芸施設など訪ねると、阿蘇の隠れた観光資源の顕在化と新しい自転車旅のスタイルにつながるのではないかと番組を見て感じた。
NHK WORLD CYCLE AROUND JAPAN 2019 Gifu 1
NHK WORLD CYCLE AROUND JAPAN 2019 Gifu 2
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道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
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