私は全く知らなかった阿蘇神社の’高砂の松‘の歴史背景

こんにちは!

第3回目のバッテン荒和のブログとなりますが皆さん、どうぞ宜しくお願いします。

早速ですが本日のメインとしては、先日生まれて初めて日本三大楼門の一つを有する「阿蘇神社」を訪れ、中でも神社境内に祀られている‘高砂の松`と’世阿弥‘、そして神前で厳かに今も行われている’結婚式‘の意外な歴史的な繋がりについて写真を交えながら見ていきたいと思います。

ところで歴史好きの人だけでなく、私のようなあんまり日本史自体に興味を持っていないような者でも、ブログやインスタ等SNSが浸透してきていることで、現地にわざわざ足を運ばずしてヴァーチャルで国内はおろか世界中の観光スポットを鮮やかに視界に捉えられるようになると、ヴィジュアル面――例えば、訪れた際には「ここからの風景は凄く綺麗なので写真に収めておこう」とか、「○○は非常に映えるからスマホを撮ってアップすれば結構、いいね!もらえるかな?(私のことですが‼)」とか――ばかりに気を取られ誰もが即席カメラマンになれ、或いはこのような情報等を自ら素人の私が発信さえできる時代になり、しかし実際に訪れたとしても、それらの素晴らしい観光地などでは全く知らなかった重要な歴史的背景を見落としてしまいがちな私でもあります。

話は大きく変わりますが、熊本市内も昨日は穏やかな天気で高齢の母はデイサービスで家を空けていたこともあり、久しぶりにwifeと2人だけで「阿蘇神社」目指しドライブにでかけました。

市内からだと約1時間20分前後での到着です。

ご存知のように2016年4月に全壊した国指定重要文化財の楼門の復旧作業完了を記念し、神事などを執り行う完工式典が今月7日に行われたばかりの日本三大楼門の写真です。まだちょっとした楼門細部の修理なのか? 作業用のトラックが映ってますが↓

楼門をくぐり、社殿に向かう右手に本日のメイントピックである‘高砂の松‘がこれです↓

 

まず右手の立て札にはこう記してあります。‘謡曲で有名な高砂の松‘↓

謡曲「高砂」とは

神道の結婚式場などで「高砂や、この浦船に帆を上げて・・・」で始まるあまりにも有名な謡曲です。この謡曲を作ったのが世阿弥だそうです。

ご存知の方も多いとは思いますが、念のため世阿弥は室町時代に能を大成し、世界の演劇史を代表するといわれる、あの劇作家英国人ウィリアム・シェイクスピア(没1616年;徳川家康が亡くなったのも同年)ですが、彼が活躍する実に200年ほど前に、この「高砂」など多くの作品と、そのシェイクスピアすら書かなかった演劇論まで後世に書き残し、2014年1月にはNHK教育TVで放映された‘100分de名著‘でも取り上げられるほどの人物です。

  • この謡曲に登場する人物が阿蘇家20代・最初の阿蘇大宮司友成といわれ、彼が上京途中に名所高砂の浦(現在は兵庫県高砂市)にてある翁と出会い、お互いに遠く離れたところに生えている2本の松の木の所以を尋ねると、たとえ山川を隔てて遠くにあっても2本松の夫婦の姿となった妖精であり、お互いに愛は通い合うのだとの言い伝えがあります。

この‘高砂の松‘の周りを2回まわると良縁に恵まれるとの言い伝えがあるそうで、左手の立て札には男性は左から、女性は右から2周まわると縁起が良いとありました。↓

 

このように阿蘇神社の‘高砂の松‘には、謡曲「高砂」の作者が世阿弥、その題材が阿蘇大宮司友成と翁との出会いが反映され、現在でも結婚式場等で執り行われる神道スタイルの挙式に用いられている縁起の良い「高砂」との結び付きを初めて知った本当に歴史に疎い私でもあります。

さて、全然話題を変えますが、結婚式といえば私共夫婦も約35年前に式を挙げました。私のwifeも人並みに式当日には、白無垢の衣装を身に着け、色付きではなく白無垢を身に着ける理由こそが、バッテン荒和家の色に染まりますとの決意の表れであり、更にはwifeの頭には自分のツノを覆い隠すためのツノ隠しのある文金高島田の衣装までも身に着けたにもかかわらず、30数年経過した今ではその彼女のツノはむき出しになっているだけではなく、時折夫の私に対して鋭くとがったそのツノで攻撃をしかけてくるとき、私のノミの心臓、ガラスの神経はズタボロな今日この頃です。ナンチャッテ❣

全国的に有名な縁結びの神様は大国主大神とスセリヒメ神の2柱の神様が鎮座される、ご存知、出雲大社は確かに日本一有名ではありますが、良縁や相思相愛の二人が末永く絆を結べる願いを叶えるスポットがこの阿蘇にも存在しているのであれば、特に九州にお住いの方々であれば、より近くの阿蘇神社でも祈願できますので是非、お越し下さいませ❣

余談ですが全国の神様が出雲に年に一度、集結されるといわれている神無月の10月(現在の10月下旬~12月上旬)にはお越しになられないほうが宜しいかも知れませんが??

それでは今回、阿蘇神社の’高砂の松‘に関する第一弾のご報告にお付き合いいただき誠に有難うございました。次回第2弾は阿蘇神社の周辺のグルメや水の豊富な大自然の恵みを証明する源泉の多さを題材にアップ致しますので、宜しくお願いいたします。

皆様方におかれましても良いお年をお迎えください。

We wish you A very happy new year!!

 

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