コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「阿蘇満喫ライドと11月のレポート」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました。
今回は、先日開催した「阿蘇満喫ライド」と11月のレポートをお届けします。阿蘇はこれから雪景色になりますが、「キツさの先に楽しさがあるようにしたい」というコルナゴ部長の言葉の通り、参加された皆さまの笑顔と美しいお山の風景や景色と共にお楽しみください。

沖縄遠征があったので先月アップ出来なかったことと、12月3日に2008年まで開催されていた「チャレンジASO」の一部コースを走った阿蘇満喫ライドを紹介しよう。写真は「ヒゴタイ公園(阿蘇郡産山村)」より閉鎖されている冬季に、自転車による活用について道の駅阿蘇に相談があって試走に行った際の一枚。階段区間はいくつかあったものの、手応え十分のコースになれそうと同行したMTBに経験豊富な方が話されていた。
スピードが出るロードバイクは、阿蘇の冬の凍てつく日には辛いが、草原や野山を駆け回るMTBは冬こそ旬の季節となる。阿蘇市周辺でMTBのイベントが開催出来るフィールドがないことから、グラベルイベントを含めて今後の検討が楽しみだ。詳しくは日付順にレポートする。
11月4日に1回目の阿蘇満喫ライドを3名の参加者を迎えて開催した。
コースは阿蘇谷からツールド九州阿蘇ステージのコースをなぞったものでケニーロードの周回を楽しみにしていた。

ところが28号を上ったカフェや雑貨屋の先で通行止めになっていた。レース開催後からまたケニーロードの水害復旧工事が再開し年内には終わるそうだが、厳冬季は地蔵峠付近が凍結するため通行止めが解除されるのは3月くらいになってからのようだ。

気を取り直して、あそ望の郷くぎののそば道場で昼食してから、先日開催した「みかん山と有明海RIDE」の際にサポートカーを担当してもらった「カフェくえびこ」さんでお茶休憩で立ち寄り居心地のいいソファだったのでつい長居してしまった。

帰りに南阿蘇鉄道のトロッコ列車に遭遇、手を振ると運転士が汽笛を鳴らし、乗客も手を振って応えてくれるのは毎度の愉しみだ。
12月10日に八代、水俣、芦北地域で開催されるサイクリングイベント「おれんじシーサイドライド」に参加するが、あまり走る機会がない県地域を行きは自転車で、帰りは肥薩おれんじ鉄道に輪行袋不要で自転車ごと鉄道旅も楽しめる贅沢なイベントだ。肥薩おれんじ鉄道には一度乗って見たいとは思っていたのでとても楽しみにしている。南阿蘇鉄道も路線周辺はとても走りやすいし、自転車乗りで乗車したことがない人がほとんどだと思うので是非企画して欲しいものだ。
16時ゴール予定の5分前に到着、ツールド九州阿蘇ステージ試走もこれで今年は終了、来年春にケニーロードを走る頃には第2回大会のコースが発表されているかも知れない。情報が入ったらいち早くみなさんを案内したいと思っている。

11月5日は自転車仲間が福岡県サイクリング協会理事に就任して最初に手掛けたイベントとなる久留米市サイクルイベント実行委員会主催のライドに下城さんとゲストライダーとして参加してきた。
筑後川の河川敷コースや、久留米市城島三潴・大川にかけての一帯の酒蔵巡り、鉄道跡を利用した自転車専用道路という久留米市西部地区の魅力を初めてお会いする久留米のみなさんと走ってきた。いつも車の少ないところを走っているが20名程度のサイクリングであれば、グループ分けした前と後ろで声を掛け合いながら走ると交通に支障もなかった。
また、地元の人でも知らないスポットだったり、車では立ち寄れない自転車だからこそ立ち寄っての街歩きも楽しいものだった。いつもは開催する側なので参加者側としての良き学びにもなった。

ツール・ド・おきなわに行く空港の搭乗口で昨年市民レース100kmマスターズに優勝したGINRINのサコマさんに似た人がいた。なぜ似た人かというと、その人は小さな子供さんが確か4人と奥さんと一緒だったからだ。レース後に家族と合流なら解るが、1年間練習して挑むレース前日なので集中したいはず、だから人違いだと思った。ところがその方が近寄って話し掛けられると、かなり全身絞り込まれたサコマさんだった。
レースのことを尋ねると、「市民140kmにクラス替えしましたが人一倍練習できたので勝ちます」と言われた。その言葉の裏には、「家族の協力により練習できた」、だからお礼を兼ねて家族旅行ということと、家族と一緒に過ごして練習に行く日常とレースも同じということだろう。「雨予報ですが嫌ですよね」と尋ねると、「雨の日も練習しているので問題ないです」と・・・
この人マジで勝つとその時思った。目標を見据えた練習の結果は、宣言通り、見事に140kmマスターズで優勝された。

ツールドおきなわ旅の最終日は、宮古島から熊本までの乗り継ぎの間に、チームオーナーのバイスクルキッズ店長の大城さん(左)たちが迎えに来てくれた。そこには3月に定年退職記念に阿蘇を走りに来られた佐久本さん(右)と、同じく10月に来られた新垣さんが阿蘇を案内したお礼にと、沖縄そばの有名店でランチをセッティングしてお土産まで頂いた。お二人とも大城さんの店のお客さんで、阿蘇に来られる際に脚力や走りたいコースなど事前情報を大城さんから教えてもらい希望に沿えるようなコースを案内していた。このような助け合いの相互交流こそ自転車の一番の魅力だ。
11月18日の2回目の阿蘇満喫ライドは積雪のため中止した。翌日は延岡の三井寿展さんによる牧野ガイド講習会に参加した。場所は昨年4月から新たな指定管理者が運営されている「うぶやま牧場(阿蘇郡産山村)」で、自転車による活用について道の駅阿蘇に相談があっていたので、MTBの選手でありMTBイベントのコース設定もされている三井寿展さんにコースレイアウト等の検討も兼ねていた。

MTBのフィールドとして想定されていたのは、従来の敷地以外にも牧野もあり今回そちらの視察はしなかったが、かなり積極的に自転車の受け入れを考えられているようだった。特にガラス張りの広い建物は全天候型であり、小規模から最大200名のBBQ等の飲食も可能とのことだったのでイベントの際の多目的な利用ができる施設だった。

講習会の後は全員でヒゴタイ公園に行った。
「ヒゴタイ公園(阿蘇郡産山村)」は標高850~900メートルにあり、もともと牛の放牧地だったところで、くじゅう連山と阿蘇五岳が一望できる眺めが素晴らしく、30ヘクタールの敷地には片道3kmのトレランコースがあり、そこをMTBによる牧野ガイド事業のフィールドに活用できないかということだった。
ヒゴタイ公園周辺は、瀬の本高原やグライダー滑空場行く阿蘇満喫ライドの際によく走っていたが中に入るのは初めてだった。舗装された道を下るとトレランコースの案内看板を見つけた。

コースは小川が流れる周囲を走る林間コースでMTBに詳しい方の感想として、そのまま使っても結構良くて5箇所くらいの階段区間を除けは難しすぎることもないということだった。よって道の駅阿蘇より使用に関する条件を詰めていきたいということだった。

トレランコースは遊歩道を兼ねているようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち葉を踏みながら走ると実に気持ちがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清流の音が聞こえる小川沿いのコースはとても爽やか

ヒゴタイ公園の入口近くに季節の花の区画があり、春はりんどう、夏は写真のように5cmほどの青い球形の花が咲くヒゴタイ、秋はコスモス、下に降りるとヤマメ釣り、テント村、ロッジ村、図書館、河川プールがある。まだ一度も開園期間に行ったことがないので来春には訪ねてみたいところだ。

スピードが出るロードバイクは、阿蘇の冬の凍てつく日には辛いが、草原や野山を駆け回るMTBは冬こそ旬の季節になる。冬季オフ期になるうぶやま牧場や、冬季閉館するヒゴタイ公園は、その期間MTBに乗り換えて走る絶好のフィールドになり、年間通して阿蘇でサイクルスポーツが楽しめることになる。そうなると牧野ガイドも冬季活動するチャンスにもなるだろう。そのようなことからも道の駅阿蘇には今後大いに期待したい。
11月25日は今回3回目となるスパークルおおいたの選手とライドやトーク、それに美味しいランチが楽しめる「阿蘇くじゅうサイクルフェス’23」に延岡の三井さんとガイドとして参加した。
スパークルの選手が引率して、秋の阿蘇くじゅうエリアを満喫できるサイクリングは体力に応じて3つのコースが用意されている。

私は牧野の道を通って黒川温泉コース20kmを担当した。

黒川温泉では洋菓子専門店パティスリー麓に立ち寄り、

塩麹シュークリームで補給

ふもと旅館の足湯で一息ついて、緩やかな上りの旧道で瀬の本へゴールした。
ゴールしたあとは、瀬の本レストハウスの芝生広場で選手たちがバリスタとなりオリジナル焙煎コーヒーのあと、ランチはこのイベントで定番になった竹田市のレストラン「オステリア・ エ ・バール ・リカド」のシェフが出向いてその場で炊き上げるパエリアなど美味しい料理が並ぶ。

竹田の野菜たっぷりのキッシュ
こちらがメインとなる日本一の生産量を誇る竹田市のサフランと、竹田市長湯温泉の世界屈指の炭酸泉で炊き上げた魚介たっぷりのパエリアだ。海老のソースとトマトのソースの出汁がたっぷりご飯に沁み込み、シンプルな味のなかに旨味がたっぷりと詰まっている。


取り皿のアルミの小鍋もお洒落で使いやすい。
ランチの後は選手たちとE-MTBの試乗や、焚き火しながらアウトドア気分でまったりと過ごした。
サイクルロードレースのシーズンが終わると、多くのファンサービスイベントをスパークルおおいたサイクリングチームは2021年チーム発足以来継続して開催されている。「九州をひとつに」をテーマに掲げスポーツによる地域活性化を目指すスパークルに県境はない。今後とも微力ながら応援を続けたい。
11月27日は観光案内関連の方と立命館アジア太平洋大学(APU)の学生さんを牧野ライドに案内した。3名の学生さんのうち男性は日本の方だが、女性は日本語が堪能な韓国と台湾の方だった。

時間の関係で牧野ライドは道の駅阿蘇から自走で行ける本塚へ行った。ここは2~3時間で阿蘇らしい牧野と、E-MTBの快適な乗り心地と急勾配でも上れる体験が出来るところだ。

本塚のあとは旧道で牛や馬の放牧を近くで見ることができる坊中線へ行った。みなさん大喜びで美しい毛並みと草を食む迫力に感動されていたようだった。このコースは短時間で牧野と阿蘇らしい体験を凝縮して出来ておすすめだ。

12月3日に阿蘇満喫ライドを開催しいつものメンバーで案内した。
参加された9名には延岡、長崎、1か月前に高知から熊本市内に転勤された方もお越しになっていた。当日、都合によりキャンセルされたものの、ひとりで鹿児島からエントリーされた女性もいらして今後とも期待に沿えるよう心した。
最近、阿蘇は凍てつく寒さの日もあって、どのコースを走るか結構悩んだ挙句、どこを走っても阿蘇は寒いという当然の結論にたどり着いた。よって対策は、スタート時間を1時間遅くして10時、ゴールは30分早くして15時30分、そして止まると身体が冷えるので、トイレと昼食以外止まらないで走り続けることにした。なので今回写真が少ない。

コースは熊本県サイクリング協会が主催されていた「チャレンジASO」に私が自転車を始めた翌年の2008年(実はこの年の第15回大会を最後に開催されていない)に参加したコースを一部取り入れた。「一部」というのは二重の峠からミルクロードを時計回りに走るもので、このライドを始めて3年半になるがいつも半時計回りで一度も取ったことがないコースになる。
道の駅阿蘇から212号で①から②の一直線の農免道路(チャレンジASOは阿蘇神社スタートなので110号)でウォーミングアップしたら、③から続く青色が上りで二重の峠からミルクロードの④まで上りが続く。その距離7.6kmで平均勾配6.2%、ヘアピンカーブでは最大15%の上りになる。これを約300名の参加者が走ったのがチャレンジASOだ。

二重の峠はこの下をトンネルで通る国道57号北側復旧ルートが開通したので車が少なくとても走りやすい。この先の車帰4差路を右折するとミルクロードの上りが始まり、180度ヘアピンカーブが連続するので道路の傾斜で勾配が厳しくなる。今回は上りだが、時計回りの下りの場合は要注意の区間になる。
上りが終ってかぶと岩展望所(30km)でトイレ休憩したら、ミルクロードの起点となる57号の合流地点まで一気に26km走ると、山庵のうどんか、ドライブイン峠のチャンポンで温まることができる。

峠は満席、山庵は空いていたので一安心

ここの人気は駄桶うどんだが、私にはボリューム有り過ぎて完食したら走れそうにない。
なので肉うどん、この店は何回も来ているがいつもコレ。

昼食後は町古閑牧野道に入り、アップダウンで息が切れるが5.5km走ると町古閑牧野展望所になる。

この日1枚だけの集合写真、初めて来られた方は感動されて一安心だった。私が参加した2008年チャレンジASOのコースは、二重の峠からミルクロードを走り212号で小国、442号で南小国、黒川温泉、瀬の本からやまなみハイウェイを下って阿蘇神社にゴールする予定だったが、城山展望所からの下りで以前落車事故があったという説明を記憶しており、ルートが当日変更され国造神社の道で阿蘇谷に降りゴールした。

第9回の2002年と2005年チャレンジASOでは、阿蘇神社をスタートしてやまなみハイウェイで瀬の本に行く上記と逆の時計回りコースだったとネットで確認したが、2008年がなぜ反時計回りになったのかは謎だ。かって3月の天草下島一周サイクリングに始まり、5月のチャレンジASO、そして7月の真夏の炎天下に120km、獲得標高2700mの阿蘇望があった。現在はいずれも開催されていないが、熊本県サイクリング協会のみなさんや、先輩サイクリストの方々の熱意のこもった熊本の名コースを阿蘇満喫ライドで紹介していきたいと思っている。最後に2008年のチャレンジASOの動画があったので紹介しよう。

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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。

道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

阿蘇市内の地図はコチラから

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