令和6年4月から始まる新たなライド🚴
その名も「阿蘇満喫グラベルライド」のお知らせです!!!!
皆さまのご参加お待ちしております☆
第1回の阿蘇満喫グラベルライドを4月14日(日)に開催する。
季節ごとのモデルコースを私がプロデュースして、参加した方の感想や意見を聞きながら阿蘇のサイクリングコースを作り上げていく「阿蘇満喫ライド」に加えて、ここ数年、自転車競技として急拡大しているロードレースのような舗装路ばかりでなく、砂利道や緩いダート、シングルトラックまで、さまざま路面をコースにするグラベルライドのニーズを受け、下城さんの発案により「阿蘇満喫グラベルライド」を開催することにした。このライドでは、阿蘇の美しい風景をより近く、大地の感触をダイレクトに楽しむサイクリングができるので、これまでにない阿蘇の大自然と、アクティビティを組み合わせた素晴らしい体験となるのではないかと思っている。
案内するのは私以外の牧野ガイドもメインガイドとして得意分野を活かして登場する。フランス菓子教室を主宰し、NHK BS1の「チャリダー」にもパティシエ・ライダーとして出演された清田あづささんや、「サイクルピットぐるり」のオーナーで元MTBプロライダーの山内健正さんは、上級者から初級者、それに子供さんのMTBスクールも専用のオフロードコースで開催されているので幅広い層を対象とした案内ができそうだ。
高まる一方のグラベル人気に、UCI(国際自転車競技連合)もついに動き出し、グラベル種目としては初開催となった「UCIグラベル世界選手権」が、2022年にイタリア・ヴェネト州で行われ、男子レースでは普段ロードレースで活躍する選手たちが多く参戦し上位に名を連ねた。
その後、アメリカやヨーロッパでグラベルイベントが活性化し一気に人気種目に成長することになった。このような世界的な流れに合わせるように、自転車メーカーも各社がこの種目に適したバイク「グラベルロード」の種類を増やした。特徴としては、長い時間のハードなライドに耐えられるよう、衝撃吸収性能を持ったモデルが大半であり、その価格はロードバイクに比べると低価格のものがラインナップされている。
阿蘇満喫グラベルライドを案内するのは阿蘇満喫ライドと同じく、私と下城さん、井上君、ミユキさんの4人で、今年の1月からコースの試走を始めた。グラベルライドの経験としては、井上君とミユキさんは約3年、私と下城さんは試走を始めた1月からなのでまったくの初心者になる。舗装路を繋いで未舗装路を走るこのライドで推奨する自転車は、グラベルバイクやマウンテンバイク(以下MTB)としており、ロードバイクでの参加も可能だがトラブル等は自己責任で対応してもらうことになる。
試走を始めた際には、井上君とミユキさんは、舗装路・非舗装路を分け隔てなく走行することができて、長距離走行も目的のひとつとしているグラベルバイク、私と下城さんはMTBで始めた。MTBは道なき道を楽しむ構造の自転車で、グラベルバイクは砂利道等の未舗装だが、道を走る自転車なのでMTBで走った感想は退屈であることと、舗装路ではスピードが遅くグラベルバイクに付いて行くのに私たちの重たいMTBでは苦労した。
道の駅阿蘇をスタートするコースは、阿蘇谷の碁盤の目のような田んぼのあぜ道を繋いで豊後街道の砂利道、黒川沿いやニベ塚周辺の砂利道がある。外輪山方面では日ノ尾峠付近の林間コースから箱石峠を越えて、牧野ガイド同伴時のみ立ち入ることができる町古閑牧野の牧野、少し離れてかぶと岩周辺の西小園牧野もグラベルライドとして案内したいと思う。ただし、ニベ塚に上ればここも牧野なので牧野保全料のみ有料となり、500円、町古閑牧野・西小園牧野は保全料1000円が必要になる。
阿蘇谷には林道が少なく、唯一大観峰の麓周辺にあるものの、上りが険しく上級者向けなるので通常のコースとしてはあまり使いたくない。MTBのコースとして歴史があるのが小国町だ。小国杉が有名な地域ゆえに林道も豊富だが、道の駅阿蘇から30km離れているのでこちらで開催する際には現地集合を想定している。また、南阿蘇もサイクルピットのオーナーの山内君のMTBコースがあるのでこちらも現地集合の開催となるだろう。
3月の2回目の試走になって、私のグラベルロードが納車され、下城さんはロードバイクをグラベル風にしたもので4月の本番を迎えることになった。参考までに井上君のタイヤサイズは35C、ミユキさんは650Bホイールに32C、私は装着されていたままの40Cで3人とも快適に走ることができた。下城さんはチタンフレームのロードバイクにドロッパーシートを取り付け、前輪は25C、リアは28Cのグラベル専用タイヤとなっているが、このサイズのタイヤしか装着出来ず、やはり32C以上のタイヤで走りたいという感想だった。1月から試走した私たちの結論は、自転車はグラベルバイク、もしくは大き目のタイヤのロードバイクで32C以上のタイヤが良さそうということだった。MTBもいいが、そのポテンシャルに合ったコースではないことと、オンロードも走るので走力がある人向けではないかと思った。
グラベルライドのコースを試走していたら、新たな世界の面白さに嵌って、費用の足しと断捨離のためスノーライド用のMTBやビンテージバイク用として保管していたホイール等を処分してコルナゴのグラベルバイクG3-Xを買った。
初のグラベルバイクの感想は、見た目はロードバイクと変わらないが、未舗装路を長い時間走るための機能がある。ロングチェーンステーと低いBB位置は悪路での走行安定を目指し、長めに取られたトップチューブは、ハンドリングが軽やかで、低速域での障害物回避が容易になるという。フロントフォークは700C×42㎜幅タイヤに対応するクリアランスを確保し、BB付近にはダメージを受けることを防ぐラバーバンパー、チェーンステイにもラバープロテクターが装備してある。
コンポはグラベル専用のGRX。ハンドルは下部がわずかにフレアしており悪路でも操作性がいい。重量はエースで使っているロードバイクより2kgも重いが、以前試走したことがあるクロモリバイクのように、ペダルを踏んだ瞬間にグンッと加速するフィーリングにかなり満足している。
私たちがイメージする阿蘇満喫グラベルライドは、距離は最初50km前後から始めて、繋ぎの田んぼ道は談笑しながらにこやかに走って、難易度のあるセクションになると集中してグラベルライド本来の走りを楽しむというものだ。その中でエイドポイントはこだわりたい。参加された人数にもよるが、カフェでの一息と美味しいランチも目的にしたいと思っている。なので基本はゆっくりとしたライドになるだろう。
例えば「MARUGO DONUTS」(マルゴドーナツ)、阿蘇の素材にこだわった美味しいドーナツ専門店。
サイクリスト歓迎のコギダスの看板がある。店内は素敵な空間になって店内とテラスにイートインスペースもある。
素材は木村とうふ店のおから
阿部牧場のASO MILK
おがたエッグファームのたまご
油は米油
甘いのは苦手だが、奄美大島産のきび糖使用なので爽やかな甘さのプレーンドーナツと、ビターチョコで甘さが抑えられているチョコクランチドーナツを食べたが美味しい!
MARUGO DONUTSは黒川の57号沿いにあるが、10月には内牧温泉やそらふねの桟橋に近い西小園地区の古民家に移転するそうだ。サイクリングで訪ねやすいところになるのでこれから楽しみの店のひとつだ。
この日の試走したコース。
①田んぼのあぜ道
②内牧温泉から豊後街道の砂利道
③田んぼのあぜ道
④ニベ塚と砂利道
⑤ランチした「もちとこ」
⑥みんなの森
⑦舗装路
⑧舗装路
⑨212号より大観峰麓の林道
⑩田んぼのあぜ道
走行距離55km 獲得標高681m
チャレンジ精神旺盛に水無川も行ったがMTBじゃないと無理だった。
ゴールしてスマホのガーミンコネクトを見るとこんなバッジを獲得したと表示された。バッジは特定の目標を達成すると授与され、Garminデバイスを使ってオンライン コミュニティのコネクションと競争するために一定量のポイントを獲得できるという。グラベルライドをやっていると、何から何まで初めてのことだらけ。
迷路のような田んぼのあぜ道は、阿蘇が地元のミユキさんに時々尋ねないと迷ってしまう。カフェやランチスポットも私は知らなくて、ミユキさんの得意分野になる。本格的な林道走行の際には小国遠征になり、しばらくは小国が地元の下城さんの案内になるだろうし、MTBの経験が長いので未舗装路走行は得意とされて頼もしい。荒れた道での思わぬ機材トラブルには井上君の出番となる。このようにみなさんのサポートがあってこそ開催できる阿蘇満喫グラベルライドである。
私が理想とするグラベルライドは、急がず、ゆっくりと、変化に富んだ幾つもの道をシームレスに繋いで、通行不能なところは自転車を抱えるのもアクセントに楽しみたいと思っている。廃道の道なき道の先には歴史に消えた阿蘇の風景があるかも知れない。そんな少年に戻れる阿蘇探検、私と同じグラベル1年生の方も是非ご一緒しよう。
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道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
TEL:0967-35-5077
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