こんにちは、バッテン荒和です。
まことに唐突ではございますが、以下の5つの花言葉などのヒントから○○○○が何の花か、お分かりになりますでしょうか?
1.幸福の再来 2.純粋 3.純潔 4.謙遜
5.聖母マリアの花であり、結婚式のブーケによく用いられるそうです。
正解はスズラン(鈴蘭)の花言葉でした。
ところでスズランの花は特に冬の寒さが厳しいヨーロッパの人々にとって、春の訪れを知らせる代表的な花で、香水の原料になるほど良い香りがして、純白で直径1cm弱の小ぶりで可憐な花は多くの人に愛されているようです。
スズランを漢字で書くと「鈴蘭」ですが、決して蘭の属性ではなく、キジカクシ科の多年草らしく、日本では中部地方より北の涼しい高原などに自生しているのですが、タイトルにもあるように、ここ阿蘇が国内最南端の自生地になるそうです===それだけに貴重ですね!!
ところでスズラン(鈴蘭)の花の形は名前の由来にもなっているように、鈴に似た形で下の写真のように下向きに咲きます。
ほかにも花言葉として「純粋な愛」や「優しさ」を象徴する純白のスズランは、母の日に贈られることも多く、子どもからお母さんへの感謝の気持ちを込めて、この花を選ぶ人は少なくないそうですョ。
あるいは入院や病気の見舞いにもスズランは選ばれるようでこれは、「希望」という花言葉が関係しているそうで、回復を願う心からのメッセージとして贈られるそうです。
一方、海外でのスズランの捉え方で見てみると、例えばフランスでは5月1日のメーデーが‘スズランの日‘に相当し、このスズランを売ったお金に売上税がかからない特別な日になっているそうです( ^ω^)・・羨ましい!!
ということでフランスの花屋さんには、4月の終わりぐらいから、このスズランが店先に並ぶそうですが、個人の家庭でもたくさんのスズランを育てて、この日に街で自ら商売をする人がたくさんいるらしいのですが、、、、さすが1789年フランス革命時のスローガンの一つであった「自由・平等・友愛」の精神が根付いていて柔軟ですよね!
ところで本題にもどり、『波野のスズラン自生地』は標高800メートルに位置し、約5万株が生息しているらしいのですが、波野のスズランは1974年5月に発見されたそうで、まだ発見されてから50年しか経過していないそうです↓
実はこの地のスズランを巡っては発見当初から、’自生‘か’植栽‘かの大論争が繰り広げられたらしいのですが、結局、‘82年ごろ地元の熊本大学が遺伝子情報を分析し、自生と結論付けたそうです(*_*; めでたし、メデタシ!!
また熊本県は調査を行い、‘76年4月、保全を目的にこの自生地を「自然環境保全地域」に指定したらしいです。
阿蘇市のほうでも2020年度から、適切な環境保全の調査を開始し、昨年までにここの自生地において208種の植物を確認し、そのうち希少種が20種も含まれていたそうですが、一方でこれらの盗難被害が絶えず、市は昨年に続いて今年も防犯カメラを設置するなどして対策を強化しているそうで、自然を守るための莫大なコストは年々増すばかりのようですね( ノД`)シクシク…
そして‘84年以降、旧波野村がこの自生地を買い上げて周辺に駐車場や休息所を整備し、観光と環境保全の両立を進めてきたそうで、近年では地元の管理組合が維持管理し、昨年は5月だけで4000人以上が訪れたそうです。
上述のごとく、熊本大学、熊本県、阿蘇市、そして地元の管理組合とこの大自然の摂理を維持すべく、行政も大学も、そして地元の方々が一丸となってのたゆまない努力の上に成り立っている自然の貴さに畏怖の念を抱かずにはいれない私でした↓
(上記の写真はすべて過去の状況です)
このように地域ぐるみで守られているスズランは、まもなく開花時期を迎えそうですョ‼
*なお、最新の開花状況は阿蘇市ホームページにてアップデートしています ので、お出かけ前に詳細はお確かめ頂ければ幸いです。
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