みなさん、こんにちは! Kanaです。
4月26日(金)に3か月ぶりに噴火警戒レベルが1に下がった阿蘇中岳。
ですが、先日の5月15日(水)に火山性微動が若干増化傾向ということで、ふたたび噴火警戒レベル2になってしまいました。
その2日前、たまたま別の研修で高岳まで登り、火口東展望所から中岳をのぞいたばかりでしたが、しばらくこの景色はまたお預けになりそうですね。
さて、中岳高岳の登山となると、所要時間は4時間~6時間、ちょっと気軽に行ってくるわ、とはならないですし、誰にでもおすすめできるものではないですが、もう少し気軽に、そして噴火警戒レベル2であっても活火山である阿蘇中岳のパワーを感じられるようなトレッキングコースをもう一度ご紹介したいと思います。
「皿山う回ルート」
う回というのは、このルートを使うことで、噴火警戒レベル2(=火口周辺1㎞以内は立ち入り禁止)の時でも、規制の範囲の外を通って阿蘇山上ターミナルから中岳・高岳に登山をすることができるように作られたからです。
なので、中岳・高岳を目指す、あるいは登頂してきたバッチリ装備の登山者の方とすれ違うことが多いですが、皿山の肩というところまでピストンするだけでしたら、往復1時間半ほどで行って来られますので、岩場でも歩けるような靴と、羽織るもの一枚、水筒くらいの準備で大丈夫かと思います。
標高差はだいたい150mほどです。
何度も行っている場所なので、今回は砂千里をもう一度見たいという小3の息子、そして年長の次男も一緒に今が見頃のミヤマキリシマ見学もかねて行ってきました。
かつてロープウェーの駅があったころの古い建物の右側を抜けて、火口へ続く有料道路の横の歩道を進みます。料金所のところを右に、表示は中岳・高岳としか書いていませんが、皿山はその途中になるので同じように進んでいただいて大丈夫です。
登山道沿いには黄色のペイントがされた杭や岩がありますので、それに従ってお進みください。岩のペイントは少し色が薄くなっているところもありますのでご注意ください。
5月19日、このあたり一帯は天国のようでした。。。。ミヤマキリシマが咲き誇り、素晴らしい景色が広がっています。
足に自信がない方でも、このあたりは緩やかなアップダウンがつづく散歩道のよう、十分に景色を楽しんでいただけますよ。
一度、溶岩流の川に下ります。かなりの火山灰に覆われています。ちょっと冒険みたい?!子どもたちもワクワク。
しばらくミヤマキリシマの中を進んでいくと眺望が開けて、これから登る岩場が見えてきます。さあ、ここから傾斜のある登り。がんばるぞ~!
火山の近くなんだな~と感じられるゴロゴロした岩、かなり少なくなる植生、そんな中でも時々花を咲かせているミヤマキリシマが健気です。
左手に見える中岳火口と背比べしながら登っていく、やっと同じ高さ、さあもう少し上に行くと見下ろせるよ!
5歳児は色々な形の岩が恐竜みたい!だとかあちこち気を取られまくりで
よく止まりましたが、弱音を吐かずに登り切りました。
登り切ったら尾根を歩いてもう少し、皿山の肩と呼ばれるところまで行きます。
ジャーン、この眺望。
おにいちゃんも、念願の砂千里を見下ろすことができました。
高森方面も見通すことができます。
阿蘇市民、南阿蘇側が見えると山に登ったという気分になる(笑)
下山の際は岩がゴロゴロしているところ、砂地のところなど滑りやすいところが多いので、不安な方は、ポール、杖があると助かると思います。
今週いっぱいくらいはまだ絶景のミヤマキリシマにも出会えるはず。
梅雨入りする前に思いっきり自然を楽しみたいですね。
(注意)活動している火山の近くを歩きます。
火山ガスは空気より重いので、低いところに溜まりやすいです。
北風の時、皿山う回ルートの途中低いところで、のどの痛みや臭気など異変を感じたら、無理せず引き返すようにしてくださいね。
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