いにしえの神話って、案外、普段の日常に根付いとるとですバイ‼

中一日でのバッテン荒和ですが、皆様はお盆過ぎてもなお、酷暑の中、お元気でお過ごしでしょうか?

ところで、本日は少々志向をかえまして、阿蘇がもしかして、実は太古の昔、天祖と書いてアソと読ませていたのではないか⁇との説があるのですが、地元の数多の神話等を通じ、今回はまず地名の由来から案外、全く的外れではないのかなって思える事象を列挙させて頂きたいと思い投稿させて頂きます。よろしくお願いします♡

それでは、早速、地元神話のくだりからですがコンパクト?にまとめてみたつもりです( ノД`)シクシク…

【わが国の初代天皇であるご存知、神武天皇ですが、そのお孫さんにあたる健磐龍命(タケイワタツノミコト)—-阿蘇開拓の神様—-に九州を治めるように遣わしたそうです

この健磐龍命(タケイワタツノミコト)は九州の中心こそは阿蘇(天祖アソ)だから、この阿蘇(天祖アソ)に本拠地を置こうと考え、まずは、お隣の宮崎は高千穂(記紀では天孫降臨の地とされてます)に降臨され、ここ阿蘇(天祖アソ)へ進んだそうです】。

そこで阿蘇の高森町に着いて吉見神の娘さんの阿蘇都姫(アソツヒメ)と結婚したそうですが、その頃、阿蘇のカルデラは大きな湖であったことで、何とかしてその大量の水を流し出し、広い豊かな土地を作ろうと考え、阿蘇のある一角に進み、その地で二柱の神様の間に子供が生まれ、その故事から今の‘産山‘(うぶやま)という地名になったそうですょ(*_*;

次に外輪山沿いを西に進み‘二重峠‘(ふたえのとうげ)当たりを健磐龍命(タケイワタツノミコト)が蹴って、カルデラに溜まっていた湖水を外に流したかったのですが、そこは文字通り、二重の岩盤なので、そうヤスヤスとは破れなかったので、さすがの健磐龍命(タケイワタツノミコト)も諦めて、もっと南の方面の土地にまでくだって、そこを精一杯、力をこめて蹴ったそうです。

その地こそが、有名な阿蘇の外輪山で唯一の切れ目であり、そしてJR豊肥線のスイッチバック方式で赤水駅間との標高差を克服した‘立野‘(たての)駅でありました(*_*; 

当駅の立て看板にはこう記してあります

健磐龍命(タケイワタツノミコト)が水路を開こうと、この地で外輪山を蹴り破ったのですが、この時、力あまって思わず、尻もちをつかれ、「立てぬ」と言われたことから、その「立てぬ」がなまって‘立野‘(たての)になったらしいですょ!メデタシメデタシ!

すると音を立てて破れ水はごうごうと流れ出したものの、最後になっても、なかなか水がひかないので上流を調べてみると、巨大な鯰が水をさえぎっていたことから、そこで健磐龍命(タケイワタツノミコト)はこの鯰を退治して、その流れ着いた鯰の巨体を運びだすのには6荷(一人が肩で担ぐほどの量の荷物を数えるのに用い、天秤棒で担ぐ二つの荷物を一組とし,それを一荷と称したことに由来する)の重さが、あったと言うことから‘六箇‘(現在の上益城郡)という地名が残っていて、さらに鯰が水の出口を塞がぬように健磐龍命(タケイワタツノミコト)が鯰の鼻にカズラを通して一の宮町尾籠(オゴモリ)の大岩につないだので、その岩を’鼻ぐり岩‘(鼻ぐりとは、水量のバランスをコントロールし、下流に水を流すことができるように工夫されて、このシステムは、江戸時代の当時でも、まさに画期的な仕組みであり、清正公の子忠広公時代には、全国各地からこの工法を見学に訪れた人々すべてが感嘆して帰ったそうで、いかに水管理を容易にするかを研究する組織体と情報のネットワークがあったことを物語るエピソードらしい)と名付けたそうです (*_*; 

またこの鯰が大暴れして流れ下り、その川がすごく濁ったことから、今の白川水系第一級河川である‘黒川‘と名付けられ、さらに湖の水があまりにも勢いよく流れ出した時に、逃げ遅れた数頭の鹿が流されたことから、立野駅の近くには‘数鹿流ヶ滝‘(すがるがだき)という滝の名前が付いたと言われています。

そしてカルデラ内の広大な湖の水が引いた後、長い年月の間に浸食されたり、人々に開拓されたりして、それが肥沃なカルデラ盆地となり、阿蘇町、一の宮町、高森町などが栄えて今に至って、約5万人もの人々が住んでいるって話でした。

 

最後に上述のごとく産山(うぶやま)二重峠(ふたえのとうげ)立野(たての)六箇鼻ぐり岩数鹿流ヶ滝(すがるがだき)、そして黒川までもが、神話の故事より、名付けられているという逸話に隠されていたことに改めて驚き、これらの地名を私たちは現代に至ってもなにげに用いているという位、神秘的かつ、パワースポットに覆われているここ阿蘇の魅力に引き込まれてしまった次第です。

ただの地名にまつわる神話からの視点より、阿蘇が天祖アソ)であったのでは⁇との壮大な歴史のロマンに個人的には勝手に想いを馳せてみたのですが、如何でしたか⁇

次回は、歴史的な観点からも天祖アソ)にまつわる逸話?を分かり易くアップしたいと思いますので、ご興味ある方は宜しければ、お付き合いくださいませ♡

 

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