皇位継承の証である『三種の神器』&【中江岩戸神楽】が、まさに神がかり❕❕

こんにちは、バッテン荒和です。

先週末の日曜日に台湾からの2人のインターンと共に、風光明媚な’荻岳‘の麓で毎月(4月~11月)の第一日曜日(9月1日)に開催される中江岩戸神楽】を鑑賞してきましたので、報告させて頂きます。

本来、神楽(かぐら)は日本の神道で神様に奉納する歌舞のことですって↓

ところで、神楽の起源は、日本最古の書物である古事記・日本書紀(両書をあわせて記紀と呼ぶそうです)に記録されており、正式には‘’岩戸隠れの段‘‘という神話からきているそうです。

この物語は、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」の暴虐武人の振る舞いに、心を痛めたお姉さんの「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が天岩戸(あまのいわと)に閉じこもってしまい、この世から日の光が失われた際に、全世界が闇に包まれ大混乱となったそうです。そこで、慌てふためいた神々が天安河原(あまのやすかわら)に集まって作戦会議を開き、役割分担に応じ、まずは技芸の女神であった「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」が岩戸の前で狂喜乱舞して踊りながら八咫鏡(やたのかがみ)八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)をその岩戸前に置き、天照大御神が外の賑やかで楽しげな様子を窺うためにそっと、覗いた瞬間に八咫鏡に映ったご自分の姿にビックリされて、ひるまれたところを、神様の中でも力自慢の手力雄命(たぢからおのみこと)が大御神の手をシッカリ、握ってやや強引に連れ出したことで、再び世界に光を取り戻したーーそれまで神々を不安に陥れた暗黒の世界に光が戻り、そして平和を取り戻したというような内容ですって(*_*;  メデタシ❕メデタシ❕

 

以上の天岩戸神話だけで『三種の神器』のうちの二つである、ご存知八咫鏡八尺瓊勾玉が誕生しており、日本神話における重要な場面となっているのですが、こうして天岩戸に天照大神が籠られた神話?で「日本のひきこもり第一号」ともされてしまうわけなんですかね⁇(*_*;

↓この日の演目です↓

そして【三種の神器】3つ目が、お待たせしました当日の【中江岩戸神楽】で最初と最後に上演された題目「八雲払(やぐもばらい)」のなかで登場した天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です❤❤

天照大御神の弟君である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を取り出した瞬間・・・場内から一斉に「よっ、待ってました」の声で大盛り上がり↓

↑かの有名な頭が八つ、尾も八つある大蛇とも、龍ともいわれる生物の八岐大蛇(やまたのおろち)に「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が八つの酒樽を準備して、その酒樽を飲み干してぐっすり眠った八岐大蛇を退治すると、尾の中から天叢雲剣が出てきて、姉である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」に献上して、はれて天皇の皇位継承の証である八咫鏡八尺瓊勾玉天叢雲剣3つが揃ってはじめて次期天皇への継承の証となるらしい❣ (*_*)メデタシ❕メデタシ❕

ところで蛇足ではありますが、八咫鏡は‘’知恵‘‘を表し現在は伊勢神宮の外宮ではなく内宮のほうに、八尺瓊勾は‘’慈悲深さ‘‘を表して皇居御所に、そして天叢雲剣が‘’勇気・武力‘‘を表し名古屋市熱田区にある熱田神宮にそれぞれ、ご神体として奉案されているそうです(^^♪ 

話は変わり、今日まで神話は、あくまで神話であって、歴史(史実)とは一線を画すものとややもすると、捉えていましたが、ここ阿蘇の地理、歴史、地元の神話、そして今回の『中江岩戸神楽』ー1975年、国の選択無形民俗文化財指定ーのような民俗文化などに触れるたびに案外、神話も歴史(文字で記録が残される)も全く別世界のものだと、断言できる自信が全くなくなってきた次第です(*_*)

それというのも、8/18~9/1にアップさせてもらったブログにて、神話の土地名と今も使用されている地名(立野、黒川,産山etc..)との一致度合も、‘’天祖‘‘と書いてアソと読んでいた可能性も、あるいは阿蘇山の火口の記録は、あの富士山の記録に残されているより、約80年ほども古い中国は隋の歴史書に記載されていることも、そして極めつけが、直近のブログにて阿蘇神社の大宮司である阿蘇家の血統が現在92代目、世界で唯一無二の万世一系である皇室が126代目と神代から続く両家の歴史は、オリンピックで言うところの金メダルの天皇家、そして銀メダルの阿蘇家と日本勢が鮮やかにワンツーフィニッシュを飾っていることなどが、神話と歴史とのはっきりした線引きができない理由です。

最後に、この『中江岩戸神楽』は、ここ阿蘇にゆかりある6柱の神様が祀られている神聖な荻神社の横にあり、そこから車で約8分ほどで荻岳の頂上に登れば、北に九重山、西に阿蘇山、南に祖母山と、いずれも日本百名山を望めることもでき、それらの山々をバックに上演される【中江岩戸神楽】には地元の阿蘇はもとより、熊本県内、九州各県からも、多くの見学者が来られていましたょ♡

次回11月3日(日)、3連休中日の上演は入場無料で13時からの開催です。

是非、お子さん、お孫さん方とご一緒に大自然の中で、ロマン満ち溢れた神話の世界にお越しになりませんか❓❓

P.S…勿論、入場料もですが、駐車場も無料ですょ❣❣(*_*)

ソレではみなさん、良い週末を♡

Have a great weekend!    大家週末愉快!!!!

 

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