コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「やまなみハイウェイ清掃活動と最後のツールド九州応援ライド」

本日も、コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「やまなみハイウェイ清掃活動と最後のツールド九州応援ライド」が届きました。
昔から観光道路として知られ、バスガイドの案内を聞きながら多くの観光バスが往来したやまなみハイウェイ。開通から60周年という節目の年に、清掃活動へご参加いただいた皆さまお疲れ様でした。
それではご覧ください。
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開通から60周年を記念した「第4回やまなみハイウェイ60km一斉清掃活動」が10月5日に由布市から阿蘇市の区間約60㎞で実施され、それに合わせて今回が最後となる「第4回ツール・ド・九州応援ライド」を開催し、午前中は清掃活動に参加して、午後からツール・ド・九州 大分ステージのコースを長者原から15名の参加者と走ってきた。

主催者挨拶をする下城さん。このあとに多くの来賓の方の挨拶があった。やまなみハイウェイは、別府観光の父と呼ばれる油屋熊八が、1921(昭和2)年に九州を横断する観光自動車道を提唱したのが原点とされているという。そして今年は「やまなみハイウェイ全線開通60周年」という記念の年であり、「阿蘇くじゅう国立公園指定90周年」という年でもある。さらに「マイナビ ツール・ド・九州2024~熊本・大分ステージ」の舞台でもある「やまなみハイウェイ」を、地域が誇る美しい景観として世界にPRしたいということから、やまなみハイウェイ全線60km一斉清掃活動が実施された。

清掃活動は、道の駅ゆふいん、長者原、瀬の本、阿蘇市役所の4カ所に250名の参加者が分散して実施された。

私たちの清掃活動は長者原から別府方面に10km走り、2人1組になって各1km区間を長者原に戻りながら両側の沿線を押し歩き、もしくは歩いてゴミ拾いをしていくというものだ。

この清掃にはスパークルおおいたレーシングチームGM兼監督の黒枝美樹さんが、選手を由布院で車から降ろしてフニッシュ地点の日田まで試走するサポートの合間に参加された。10km先に行く途中、スパークルの選手やVC福岡の集団とすれ違ったが、凄いスピードで圧巻だった。

2人1組で集めたゴミは道路脇に置いて車で下城さんが回収された。

道路脇に車から投げ捨てられたのは、ペットボトルと空き缶、タバコの吸い殻と空き箱がほとんどだ。

以前、サッカーワールドカップなど白熱した海外の試合の後に、日本のファンの方が粛々と会場のゴミを拾っている姿が素晴らしいと世界中で反響を呼んでいる報道があった。少なくともそれを見たサッカーファンは、ゴミを会場に置いたままにする人は少なくなるだろう。同じように今回のような清掃活動が広く報道されることによって、日本百名道であり九州一のサイクリングロード、やまなみハイウェイだけでなく、ほかのサイクリングロードでもゴミが少なくなればと思った。

ゴミ拾いが終わったら参加者が集めたゴミの分別が待っている。
https://ridewithgps.com/routes/47797156

閉会式のあと13時過ぎからツール・ド・九州応援ライドをスタートした。
16時にはゴールしたかったので距離は38.7km だが獲得標高は上りが多く896 m 。行きのツール・ド・九州のコースになる九重町役場付近までは下りで、折り返しは九酔渓越えもある上りが続き、やまなみハイウェイに出ても長者原まで上りになる。

スタートして泉水グリーンロードから、四季彩ロードでひとつ峠越えがあるものの、ダウンヒルが折り返しの九重町役場手前まで19km続く。予定では少し先にある九重ふるさと館で休憩も考えていたが、あっという間に着いたのでみなさんに聞いてそのまま走った。

ここからは2回試走して集落の中を通る3.8kmの田舎道を今回のコースに選んだ。そこには藁葺きだった屋根をトタンで覆った家が多く、狭い畑で農作業をする地元の人たちは昭和の時代を想い起す雰囲気で、懐かしさを感じてもらえそうだと考えていた。
私と井上君が案内する8名のグループに7名のグループが少し遅れていた。試走した際に道なりに行ける道だったので気に留めなかった。そのグループには下城さんとミユキさんがいるので安心していた。県道40号飯田高原中村線に合流したところで後続を待った。
なかなか来なくて連絡もないので井上君が様子を見に行った。少したって私も行った。かなり行くけど見当たらない。パンクかトラブルか段々心配になって来た。井上君と合流してトランシーバーで呼びかけるが返事がない。スマホで電話するもまったく電波がない。

おかしい。

消えた。

県道で待機していた8名の方も来られた。事情を話すとひとりの方が「迷ってもと来た道に戻り県道で来ているかも知れません。私はこの辺りは詳しいのでそれを追ってみます。長者原までのルートもよく知っているのでご心配なく」と言われたので分かれることにした。
今日のコースは募集の際にRide with GPSで公開していた。でもそれをガーミンにダウンロードして参加するというライドでなく、どこをどのくらいの難易度で走るという情報のために公開しているだけだ。下城さんはサイコンがなく、ミユキさんは長者原でダウンロードしようとされたが電波がなくできなかった。
ミユキさんからトランシーバーに、かすかに「峠を・・・みんな一緒・・・」と連絡があって以降途切れた。右上の山道を走っているのだと想像できた。今回のコースでショートカットコースを作ろうと試走した際に、四季彩ロードから山越えの道がいくつかあって、そのひとつに入ると勾配が激しい道なので無理だと諦めたが、多分その道に迷い込み走っているようだ。機材トラブルや落車ではないのでこのまま2つのグループで長者原に戻ることにした。
県道40号沿いのやまめ料理屋の自販機で水補給をした。その際店の人にこのことを話すとあれは一本道だから迷うことはないだろうと言われたが、何かの拍子に迷い込み道はあるので、その先に私たちがいるだろうと奥へ奥へと行ったのだろう。
しばらくして「牧場に・・・出た」と途切れた連絡があり、四季彩ロード沿いの町田バーネット牧場付近を走っているようだった。そこからだと621号に出れば一本道なので少し遅れて到着するだろうと九酔渓を越えて長者原へ戻ると、しばらくして別れたグループも帰って予定より30分遅れて全員ゴールした。

これが山道に迷い込んだグループの方が撮られた写真だ。

グラベルライドに良さそうな道だが、上りが厳しく押し歩きもあったと聞いた。




みんな揃ったところで集合写真を撮ったがスマホのカメラも迷走したよう。
いろんなアプリを高性能のスマホに入れていても電波がなければ何の役にもたたない。トランシーバーも平坦はかなりの距離繋がるが、山越えではその機能を果たさない。やはりガーミンにコースをインストールする大切さを思い知ったライドだった。
山に迷い込んだグループの下城さんのコメント
「清掃活動後の軽いライドのつもりが、ガイド役の我々が道に迷いとんでもない激坂ライドになってしまいました。ダンシングどころかシッティングでも苔で滑る路面、一度降りたら再スタート困難な斜度のコースでしたが、終わってしまえばいい経験ということで勘弁して下さいね。」
下城さんのコメント対する参加者の方からは、
「アドベンチャー感、全開!!で楽しめましたよ
またよろしくお願いします!!」
阿蘇近郊を走る場合はグラベルコース以外あえて試走することはない。しかし、今回の九重方面は滅多に走らないので2回試走に行った。そのなかでいい道を見つけたが、そこで後続の配慮が足りずに、みなさんに迷惑を掛けて大いに反省している。阿蘇満喫ライドの名前に沿うよう多少の厳しさ以上に楽しいライドを今後続けていきたい。

10月11日から博多に集合されてサイクルカーゴで移動する「ツール・ド・九州モニターツアー」の外国の方15名をミユキさんと案内する。この日は牧ノ戸峠から5日に走ったコースを10名がバイク持ち込みで、5名が阿蘇くじゅうサイクルツアーのレンタサイクルで走る。
12日は天ケ瀬温泉からツール・ド・九州大分ステージの「スカイファームロードひた」で日田市までのサイクリングで観戦のあとは瀬の本に移動して、翌日の阿蘇ステージのコースをスタート地点の瀬の本レストハウス前から阿蘇神社までサイクリングする。
13日は道の駅阿蘇からE-MTBに乗り換えて、草千里・中岳火口の見学のあと、赤水線で阿蘇ステージフニッシュ地点となる南阿蘇村役場までサイクリングして観戦というちょっとハードな観戦ツアーの案内となる。この日は阿蘇満喫ライドの阿蘇ステージ観戦ツアーも開催され井上君と下城さんが案内される。
今回レンタサイクルされる欧米系の方の身長は180cm以上だが、ロードバイクのLサイズは1台しかなくMサイズで我慢してもらわなければならないのが残念だが今まで需要がないので仕方ない。道の駅阿蘇のE-MTBもMかSサイズなので、子どもの自転車に乗っているような感じになるかも知れないが、E-MTBのLサイズはそもそも日本ではほとんど販売しておらず欧米の方の受け入れが整っていないのが今後の課題のように思う。

天ケ瀬温泉からスカイファームロードひたに出ると、すぐ近くの沿道に「本城案山子まつり」が開催されており、試走の際に立ち寄ったが稲刈りが終わった畑の活用に驚くとともに彼岸花と案山子の組み合わせはちょっとした感動だった。なので外国の方を案内する予定だがどんな反応をされるのか今から楽しみにしている。

 

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