新年、明けましておめでとうございます★
コルナゴ部長こと中尾公一さんより、2025年最初のレポート「新年のご挨拶」が届きました。今年も阿蘇のイイところをコルナゴ部長にたくさんご紹介いただきましょう(*’ω’*)
今年も皆さまの満喫ライド&グラベルライドへのご参加をお待ちしております♡
あけましておめでとうございます。
今年も阿蘇を走りに来るみなさんと一緒に阿蘇を盛り上げたいと思います。では2025年の最初のレポートです。
昨年を振り返ると、4月から開催したグラベル(未舗装)を走る阿蘇満喫グラベルライドへの挑戦が一番の印象的な取り組みでした。1月から3ヵ月間、阿蘇満喫ガイドのメンバーと試走をくり返し、そのうち舗装路をつないで田んぼ道や林道のグラベルを走る楽しさにハマったものですから、ついにグラベルバイクを買って、ロードバイクでは躊躇するような道を走る楽しさをみなさんに紹介することができました。
最初は正直「グラベルライド???」と、まったく知識がなくて中古のマウンテンバイクを買って走ろうと、とりあえず見つかるまで借りたマウンテンバイクで試走しました。ところが舗装路では一緒に走る井上君やミユキさんのグラベルバイクに私の足では付いて行けず、マウンテバイクとの違いを知ってグラベルバイクを買ったという経緯になります。阿蘇満喫グラベルライドでは、マウンテンバイクでの参加もまったく問題なく、一緒に案内する下城さんもマウンテンバイクで走られていますので気兼ねなく参加ください。ではグラベルバイクに乗った感想です。
第一印象はグラベルライドに参加された方とほぼ同じだと思いますが、ロードバイクに比べると乗りやすく、「道」」さえあればどこにでも気軽に行ける気になれました。グラベルを走ってみると、タイヤが太いので安定感があり、空気圧も低いので快適でした。また、手頃な価格であること、完成車のままで何の問題もないので比較的購入しやすいのも魅力です。自転車旅としてもロードバイクのように輪行ができるので新たな世界が広がります。あとはグラベル好きなサイクリストとの出会い、これも貴重でしたね。
昨年4月と10月に道の駅第2駐車場で開催したスポーツバイクの試乗会「Demo Day in 阿蘇」は、31ブランドが集まり九州でサイクルショップの試乗会以外として初めての取り組みになりました。このことは阿蘇サイクルスポーツの魅力を新たな視点で伝えることができたのではないかと思っています。来場された方もそうですが、出店されたブランドの方にも好評で、2025年は4月12日(土)と13日(日」に開催が決まりました。
昨年の7月からコースの試走や観戦スポットを紹介する「ツール・ド・九州応援ライド」を阿蘇満喫ライドとして開催し、大会の盛り上げを本番の観戦ライドツアーまで行ってきました。
7月31日には大会の解説者である飯島誠を迎えた「ツール・ド・九州外国人観戦モニター」のガイド業務を受け、その後大分ステージと熊本ステージを観戦する「ツール・ド・九州外国人観戦モニターツアー」を私とミユキさんで3日間のガイド業務を受けました。このことは阿蘇満喫ガイドの新たな収入につながるものであり、現在、ガイドメンバーで取り組んでいる緑川流域サイクリングコース造成につながることになりました。
グラベルライドに関しては、経験豊富な方に地元のコースを作ってもらおうと、小国町地域おこし協力隊として、福岡から移住されたASOおぐに観光協会の上野さんに小国を案内してもらいました。来年1月18日(土)の「阿蘇満喫ライド~小国郷グラベル」は上野さんプロデュースです。
1月26日(日)は、「阿蘇満喫ライド~玉名グラベル」を玉名のよしたまさんプロデュースで開催してもらいます。いずれも阿蘇は厳冬期なので、寒くないところでの開催もありますが、阿蘇でグラベルライドに参加された方が、地元でないと知らない山道や林道などのコースを、案内される側から案内する側にシフトすることもグラベルライドの魅力だと思っています。
ちなみによしたまさんは昨年のニセコ100kmを完走、昨年6月1日のアンバウンド・グラベル(UNBOUND GRAVEL)にエントリーされましたが、惜しくも抽選に落選されました。アンバウンド・グラベルとは、アメリカ・カンザス州にある北米最大の大草原がフィールドとなる2006年に始まった自転車レースで、世界で最も有名で過酷なグラベルレースです。
昨年参加したのは、世界45か国 約5000人で日本からは、シマノのスポーツサイクル部門の製品開発担当者や、大会公式スポンサーをつとめるiRCタイヤの社員、パナレーサー社長、フカヤ社長、Cycle Sports誌、Bicycle Club誌、シクロワイヤード編集長、サイクルブロガー、それに入賞を目指す選手までエントリーされました。
グラベルという日本ではまだ新しいジャンルで展開する自社製品の開発、取材、自身の経験を活かそうと2022年は7名、2023年は20名から2024年は31名が出場するなど、グラベルライドの将来に期待を向ける業界の姿勢が伺えることもですが、阿蘇満喫グラベルライドの常連の方が挑戦されることも驚きです。
昨年はこのようなことがありましたが、いずれにしてもガイドの井上君、ミユキさん、道の駅阿蘇の下城さん、それに募集記事から問い合わせへの返答、名簿作成、当日の記念写真まで担当して頂いているスタッフのみなさんのお陰で開催することができています。これには感謝しかありません。みなさんのサポートに応えるためにも今年も元気に阿蘇の魅力を伝えるサイクルイベントを開催して、このようなしがない文章ですが残していくことが役割だと思っています。
昨年の12月18日にワイズロード福岡天神店にメカニックとして転職した自転車仲間の山下君が、3名のスタッフのみなさんとマウンテンバイクで牧野を走りに来られたので下城さんと町古閑牧野を案内しました。
牧野ライドで利用しているのは、通常、電動アシストマウンテンバイク、E-MTBですが、グラベルバイクで走るライドを、昨年11月と12月に西小園牧野と町古閑牧野で開催しました。平坦のように見える牧野ですが実は凹凸があって、サスペンションのないグラベルバイクではかなりの突き上げが連続し、走力がある人は楽しめますが、私は平坦でも長い時間は無理でした。ただし、野焼きの際に延焼を止めるため萱が刈られた「輪地」、ここがグラベルバイクの格好のフィールドになったのは大発見でした。
今回はサイクル専門店という経験豊富でマウンテンバイクに熟知した方が、アシスト無しのマウンテンバイクでも楽しめるのか、また牧野の中でもどのようなフィールドが適しているのか、そんな実証にとても興味がありました。
熱烈なMTB好きのみなさんにとって広大な牧野はパラダイスだったようでした。
ショップのレポートにはこのように書かれていました。
「とにかくどこを走っても楽しい以外浮かばない。登っては下っての繰り返しを童心に帰って「うひょー」とか言いながら楽しむ。低く刈り取られた牧草は万が一転んでしまっても大きな怪我にならないので初心者の方でも安心して走ることができます・・・」
広大な町古閑牧野の牧野ライドは、「ゴルフコースを巡る」と思ってもらうと分かりやすでしょう。フィールドとなるのは、放牧地や飼料にするため萱(カヤ)が刈られた平坦なフェアウエーみたいなところや、丘の斜面、そして丘の稜線(背)には野焼きの際に延焼を止めるため萱が刈られた「輪地」があり、これらが格好の牧野ライドの領域になります。
牧野ライドのフィールドを分かりやすいよう別の写真で説明しましょう。
町古閑牧野は春から秋の終わりまで牛馬が放牧されており、冬季に牛馬を麓に降ろした期間に牧野ガイドの案内により立ち入りが可能となります。この日は特別に立ち入りさせてもらいました。
後ろにあるのが牧野の1番ホールと思ってください。
牛馬がいる平坦なフェアウエー、横が丘の斜面、その上の丘の稜線に輪地が続いていますね。こういったところを走りながら、次の牧野(2番ホール)へそのままフェアウエーを移動するか、舗装された牧野道(カート道)で次に向かいます。
最初は平坦なところや少し起伏のあるところで牧野体験です。
広い牧野のどこを走っていいわけですから、その解放感はそれこそ「うひょー」です。並んで話しながらもいいですし、ジグザグでも止まって写真撮るのも好き勝手です。
丘を上ってダウンヒル、これが最も爽快ですが、サスペンションのないグラベルバイクは跳ねてバランスを崩しやすいので要注意です。
ダウンヒルを楽しむためには丘を上らなくてはなりません。そのためのスキー場のリフトのようなものがE-MTBの電動アシストです。疲れ知らずで何度でもダウンヒルを楽しめますが、普通のMTBやグラベルバイクだと疲れてそうはいきません。
これが丘の上の輪地。凹凸はなくスピード感を楽しめてグラベルバイクでも走りやすいです。
牧野ライドでは草原を維持のために牧野保全料として一人1000円徴収しています。牧野で自由に遊ぶことが草原の維持につながる仕組みです。この日も牧野に立ち入ることを町古閑牧野組合に道の駅阿蘇から連絡して許可をもらい、みなさんから預かった1000円は道の駅阿蘇から組合に支払ってもらっています。
輪地は阿蘇全域で総延長約530kmあります。そのうち機械が入らないこのような急斜面は人力で刈り、それは約350kmにも及びます。防火帯になるよう幅5~7mの生い茂った草を各牧野組合員が刈り取り焼き払うことによって、あれだけ広大な草原に火が入るのに、山火事が少ないのはこの過酷な「輪地切り」作業のおかげです。
この日の体験についてはワイズロード福岡天神店のブログに紹介されています。グラベルバイクやマウンテンバイクを売るだけでなく、どこでどうやって楽しむか、そこもしっかりと考えてられています。道の駅阿蘇が発刊する季刊誌「あかうしのあくび」に私のサイクル情報が掲載されていますが、ワイズロード福岡天神店があるLuz福岡天神ビルのゼビオとワイズロードに「あかうしのあくび」が常設されるようになりましたので是非ご覧ください。
「【熊本県】阿蘇の草原、牧野をMTBで冒険してきました!」遊佐副店長のレポートです。
牧野をマウンテンバイクで走られたワイズロード福岡天神店のみなさんの結論は、「変化があって楽しい!」でした。E-MTBのようにアシストがないため丘は何本も上りませんが、それでも豪快なダウンヒル、外国の映画で見るような大草原、農耕車両が通るダブルトラック、それに周回コース向きの輪地をこだわりのマウンテンバイクで堪能されたようでした。
なかでも下城さんが案内された土がむき出しのテクニカルな下り(通称崖)は私も初めてで、まさにマウンテンバイク向きのコースでした。そこで私の結論は、阿蘇のフィールドにロード、グラベルのライドに加えて、マウンテンバイクもいいのではないか、ということで自転車仲間から中古のマウンテンバイクを買って昨年のクリスマス・イヴに納車されました。現在はGINRINさんで点検中です。GINRINさんは持ち込みバイクの修理や点検も大歓迎のショップなので助かります。プロの目で安全を確認してもらってシェイクダウン、楽しみで仕方ないです。
現在、緑川流域を周遊するサイクリングコース造成に阿蘇満喫ガイドメンバーで取り組んでいます。あまり活動するエリアではありませんが、各メンバーの人との繋がりや現地での走行経験、それに阿蘇満喫ライドに来られている方もその地域にいらっしゃるので意見を聞くとともに、1年以上関わったムック本「ニッポンのじてんしゃ旅 阿蘇サイクルガイド」の経験を活かして、サイクリストにグッとくるような地域の魅力を巡るコースを考えたいと思っています。
コースができたら2月の阿蘇満喫ライドでみなさんを案内したいと思っています。
ご夫妻が自転車乗りのチポリーノさんは今回のコースのランチスポットとしてメインに紹介する予定です。年が明けたら試走の際の美味しいパンが楽しみです。
2015年、すでに10年前にもなりますが、「劇場版弱虫ペダル」を記念した「弱虫ペダル新聞」が映画公開前にタブロイド判で発刊されました。劇場版弱虫ペダルの情報が満載された初の専門紙には、熊本の2つのコースが見開きで紹介され、ファンの方が熊本に来られた際に周遊できるよう自転車に関係する立ち寄りスポットを4カ所紹介しました。
主人公チームが合宿した私がいた旅館、九州Heven rideを主催されていたお洒落なカフェ「茶のこ」さん、自転車御守りで知られる「浮島神社」さん、ラピュタの道を清掃されていた阿蘇といえばあか牛丼の「いまきん食堂」さん、それと熊本の自転車乗りが集り、人数が多くても大丈夫な「チポリーノ」さんでした。チポリーノさんは美味しいパンとケーキを素敵なイートインスペースで食べることができます。緑川流域のサイクリングコースもランチの分野別に数店と、サイクリストに刺さりそうな立ち寄りスポットが紹介できればと思っています。
阿蘇以外の地域でもチャンスがあったらいろんな挑戦をしたいと思います。ロードバイク、グラベルバイク、マウンテンバイクの3神が揃いましたので2025年はますます活動範囲が広がりそうです。特に日本でも阿蘇だけの牧野ライドは、グラベルバイク、マウンテンバイク、電動マウンテンバイクを駆使した遊び方を提供していきます。もちろん「ツール・ド・おきなわ」市民100km完走、この目標に迷いはありませんのでロードバイクもしっかりとやります。今年もどうぞよろしくお願いします。
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道路情報や店舗情報など道の駅阿蘇Facebook、道の駅阿蘇ホームページでもお知らせしておりますのでご活用下さい。
道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)
TEL:0967-35-5077
阿蘇市内の地図はコチラから
あかうしのあくびvol.41⇦最新号が出ました!
道の駅阿蘇は、9時~18時まで営業中。
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