こんにちは、一年で最も寒いといわれた暦上の大寒(1/20)の日を過ぎてもまだまだ、少しも温かくならないこの数日ですが、皆さん方は如何お過ごしでしょうか?
毎朝、阿蘇の寒さに震えながらも、なお、いたって絶好調のバッテン荒和です(^^♪
ところで話題を変えまして、全世界的に『SDG’s』—’Sustainable Development Goals`—「持続可能な開発目標」といわれ久しいのですが、結論から先に言うと、世界最古、かつ最も長期間(約1万年以上)、それを実現していた、お手本が実は、わが国の縄文時代だったそうですョ(*_*)
この縄文時代(約15,000年前~約2,400年前)が日本で栄えていた頃、世界4大文明であるチグリス・ユーフラテス川、インダス川、ナイル川、黄河のいずれの流域も当時、青々していた豊かな穀倉地帯から今では砂漠地帯と化し、これら古代文明は自然からの一方的略奪を根底に農耕と家畜を生産の基礎とし、最終的には自らの文明を支えていた大自然の母なる大地ともいうべき草原や森林を食いつぶしてきた歴史があり、一方、青森県大平山元遺跡から出土した世界最古の土器からは、縄文人たちの日々の食料事情が見えてきますので、彼らのSDG’sの日常をちょっぴり、紹介させて下さいませ!!
私たちの祖先である縄文人たちは、春にはイワシやニシン、夏はアジ、サバ、秋がクリ、クルミ、シイなどを食して、来るべき冬に備えて長期的に保存可能な木の実中心の食材で過ごし、そして冬には脂肪がシッカリのったキジ、カモなどを狩り、当時は肉を保存できる冷蔵庫も保冷剤も、あるいはビニールハウスなどのような施設もなく、このように春夏秋冬の旬の食材を我々人間が自然に合わせて食べていた習慣を身に着け、しかも上述のこれら縄文遺跡からは、幼獣の骨はほとんど見つからずに、成獣の骨ばかりを捕獲してた——つまり、それらの野生動物が、後世に絶滅しないように長期的なヴィジョンで自然を大切にしてきた世界に誇るべき縄文人たちこそが『SDG’s』最先端の実践者だったのです(*_*;
夏の草千里を含む阿蘇の草原地帯もまた、縄文時代からの『SDG’s』と言われれ、何万年後の現代に生きる私共の世代に引き継がれています(*_*; ↓
冬の草千里↓
この世界のどこにもない、わが国固有の大自然との関わりとの相違点の一つが、以下の言葉からも見出すことができると思うのですが⁇
例文; I’m over the moon.↓
元々、上のoverには克服する、とか、打ち勝つという意味合いがあるそうですから、とりあえず直訳しますと、私は月に打ち勝つ、あるいは月を克服するってなりますが…欧米人は日常会話で頻繁に使うらしく、正解はというと、普通よりも心が躍るくらい嬉しい時の表現で「ちょう嬉しい」と訳すそうです(*_*;つまり上述のように欧米人にとっては日本人の自然との共生や調和を目指すものではなく、彼らは自然を克服することに相対的な重きを置き、そしてその自然に打ち勝ったときこそが、心より嬉しいと捉える感受性が挿入されてる英文って、思うのは私だけではないと存じますが⁇
また一方で、たとえば我らのご先祖様である縄文人たちは、自然の中にある草花も自分たちと同じ仲間と見なした生命観こそ、次に列挙する日本語に如実に表れていますので、比較ご覧あそばせ(^^♪
たとえば目と芽、鼻と花、歯と葉、頬と穂など人体と植物の間で語源がピッタリ一致している日本文化と、上の英文の違いを少しだけとはいえ、理解できた思いになるのですが⁉
さらに蛇足になりますが、欧米人や中国人も韓国人でさえ、虫や動物の鳴き声、波や風、雨音、小川のせせらぎなどを雑音や機械音と同様に右脳で聞くのに対し、日本人は言語と同様に左脳で聞いている――つまり、我々日本人は虫の音、雨風、小川のせせらぎを単に「音」ではなく、自然からの貴い「声」として聴き、そしてそこにわび・さびを楽しめる私共日本人らしいです!(^^)!
結論付けますと縄文文明の「持続可能性」を実現可能にしたのは、このような日本人が生まれながらに持ち備えた大自然との協調も共生も、あるいは他人に対して思いやる『和の心』の自然観だったとある本にはありました。——ルネサンス Vol.7より一部抜粋
我々のご先祖様が遥か、約15000年前にはじまったといわれる縄文時代から、脈々と引き継ぎ、死守してきたといわれる阿蘇の大自然を現代に生きる私たち世代が、上手く子や孫の世代にバトンを渡せるかどうか?にかかっているらしく、しかし現在の世界的なこの『SDG’s』活動は、たとえば石炭などの化石燃料に代わる代替エネルギーと称してここ阿蘇近辺にも数多くのソラーパネルが設置されているそうですが、はたして本当の地球に優しい当設備かどうか疑わしく、あるいは昨年頃からスウェーデンの自動車メーカーやドイツのそれも、そして中国の自動車各社では大量にEV車を生産したにもかかわらず、充電施設不足や特にスウェーデン等の北欧諸国では、冬の厳しい寒さで上手くバッテリーが稼働しなくなり、大量のEV車が乗り捨てられ、それらの墓場がいたる所に散見され、もはやこれらの産業廃棄物を処理しなければならない喫緊の課題が問題視されてるそうです( ノД`)シクシク…
人類自らが創り出した最先端の技術(EV車)でしたが、コストに見合う充電設備を十分に設置できない、あるいは大自然の摂理による冬の寒さによって、エネルギー源である電気が上手く起動しないで大量の廃車を処理するためのコストのほうが甚大にかかってしまう現実に直面する世界(*_*)
’金だけ、今だけ、自分だけ‘の貧相な考えではなく、やはりわが国の縄文人たちの真の『SDG’s』に私自身が、今回改めて学んだ次第でした!(^^)!
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