「牧野ガイド」とともに春の阿蘇の草原で童心に帰ろう!

道の駅阿蘇が発行する「あかうしのあくび」をお手に取って下さり、また、阿蘇の草原に興味を持ってくださってありがとうございます^^

こちらのブログでは、阿蘇の草原案内人、牧野ガイドについて詳しくご案内したいと思います。

まずは阿蘇の草原について少し。
阿蘇に来られたことがある方は、樹木がほとんどなく、緩やかな起伏の地形が広がる阿蘇の草原の景色に驚かれたことがあるでしょう。

 

現在阿蘇の草原面積は、22,000ヘクタール (220平方キロメートル)。
かつては、農業にトラクターではなく、牛馬を使用しており、その大切な牛馬を放牧したり、飼料として草を刈り集めたりと、草原は阿蘇の農業の一環として欠かせないものでした。
しかし、近年の農業形態の変化などにより、草原の必要性も変化し、人の手によって1000年以上守られてきた草原も減りつつあります。

高齢化による野焼きの担い手の減少も大きな問題ですが、そもそも野焼きなど、大変な思いをして草原を守る必要はあるの?木が生えていたほうが、環境にいいんじゃない?そういう声もあります。

九州の水がめと言われる阿蘇、6つの一級河川の源であり、その流域人口は九州全体の6分の1にあたる、230万人ともいわれています。
実は、阿蘇のこの広い草原では、雨が蒸発する前に土壌に染み込むため、保水力は森林より草原のほうが多いのだそうですよ!


さらには、年に一度の野焼きが害虫の駆除になり、この阿蘇の草原でしか生きられない、植物や昆虫を守ることにつながっています。

地域の方々の努力と愛情によって、大切に守られている阿蘇の草原。
実は今でも、私たちの生活に大きな役割を果たしてくれているんですね。

景観としてもとても美しい草原ですが、普段は一般の方が許可なく立ち入ることは禁じられています。そこで「道の駅阿蘇」は平成30年12月より、「牧野ガイド」事業をスタートさせました。

現在までに、5回の講習、認定が行われ、認定を受けた「牧野ガイド」さんは76名になりました。


座学にフィールドワークと阿蘇の草原に特化した講習を受けた「牧野ガイド」と一緒であれば、普段は立ち入ることの阿蘇の草原で、絶対無二の体験をしていただくことができます!

現在、連携している牧野は「町古閑牧野」「下荻の草牧野」「西小園牧野」の3か所で、現在は、「草原トレイルウォーク」、「草原トレイルラン」「草原ライド(MTB)」の3つのプログラムを提供しています^^

新たな「牧野ガイド」さんとともに連携する牧野はまだ今後増える予定で、「狩尾南山原野」というところも、間もなく新たに加わる予定です!

阿蘇はサイクリストに大人気ですが、「狩尾南山原野」は集合場所となる「道の駅阿蘇」からそれほど遠くなく、牧野まで自走する間も阿蘇を楽しめるところも魅力です。

牧野の歴史などを聞きながら、ゆっくりと希少な植物などを楽しまれたい方は「草原トレイルウォーク」。走るのが大好きな方は「草原トレイルラン」。

そして最も人気があるのが、普段は入れない草原の中を疾走する「草原ライド」! E-MTB (電気の力で登りもスイスイ!)
で、草原の中を走ります。

「牧野ガイド」さんが初心者の方から上級者の方まで、お客様のレベルに合わせて、コースを選択してくださるので、あまり乗り慣れないけど大丈夫かな?と不安な方もご遠慮なくお問い合わせください♪


今年は珍しく、野焼きが2月末~3月はじめの予定された日に終わりました。いつもは、まだ雪が残っていたり、前日の雨で湿っていたり、強風警報が出ていたりと、毎週毎週延期になり、3月末まで延期になることもありました。

今年は緑の草原が早く見られそうです!
是非、春の新芽が美しい草原で、思いっきり子供に戻って遊んでください!

体験料の中には草原保全料1000円が含まれています。こちらはすべて、阿蘇の美しい草原の維持のために還元されています^^

しっかり遊んで、草原の保全にも参加することができますよ。

詳しくは「道の駅阿蘇」HPへ♪↓
~牧野ガイドツアー~

春の阿蘇の草原で、みなさんのお越しをお待ちしております。

 

 

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